落穂拾い

Gleanings in my life

IE8の体験記

2009年07月20日 01時39分56秒 | small talk
Gentoo上の VirtualBox にインストールした Windows XP で IE8 を使ってみた。

なお、インストールしたのはパッケージ版(OEM版ではない)Windows XP Professional で、Windows update を鬼のように繰り返すうちに、自然と IE8 がインストールされた。Windows Update 以外は何一つドライバー、ソフトウェアのインストールやアップデートを施していない状態での体験記である。

IE8を起動する。デフォルトの検索エンジンが Bing になっている。さすがである。Bing自体はβが好評されたころから何度か使ってはみたが、未だ自分的には google がデフォルトの検索エンジンである。

しかし、今は IE8。さっそく Bing を楽しむべく、動画検索をしてみた。通常、検索結果の動画のサムネイル上にマウスカーソルを持って行くと、プレビューが見られるはずだ。しかし、この環境で動画のサムネイル上にマウスカーソルを持っていくと…

クラッシュ

予想ガイである。

でも、すごいのはここからだ。IE8はタブごとにそれぞれ別のプロセスで動いているような噂を聞いていたが、その威力をまさに見せ付ける形だ。IE8 は死なずに、タブ一つが「落ちた」だけ。そして、タブがクラッシュした直後に自動でクラッシュの元になった Bing の検索結果が再表示される。スバラシイ。

念のため、もう一度動画の上にマウスカーソルを持っていく。
すると再びクラッシュ!
しかし、あっという間にタブが再起動される。

クラッシュをものとおしないその逞しさ。
それ故、もう一度試したくなる。もう一度動画の上にマウスカーソルを持っていく。
もちろん、三度クラッシュ!
そして、あっという間にタブが再起動される。

これはすごい。可能性を感じさせる。Firefoxもタブ毎にプロセスを分けるような大改変を予定していると聞くが、確かにいい方針だ。Google Chrome と同様、この点では IE8 は Firefox より先進的であるのは間違いない。

しかし、少し思うところもある。

再起動するタブも重要であるが、落ちないことの方が重要ではないか…。そんな気はしたが、私の環境がMicrosoft の想定したものになっていないのが落ちる原因であるのだろう。何しろ、Google Chrome や Firefox 、それどころか Linux 上でさえも Bing の動画プレビュー機能は適切に動作するのだから。

結局、私の短時間の調査によれば、私が構築した VirutualBox 上の Windows XP Professional の環境では、何一つソフトウェアを追加インストールしたつもりもない素の状態の Windows XPの状態において、Bing の動画検索結果上でプレビューしようとすると必ず IE8 のタブがクラッシュすることが確認された。

正規ライセンスのXP、何一つMicrosoft以外の影響を受けていないはずのインストール直後の状態、Microsoft純正の検索エンジンであるBing、この組み合わせでまともに動作しないというのは、何かが狂っているような気がする…。

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