昨日あたりに、amd64 環境では gcc 4.5.3-r1 が stable になった。ちなみに、今現在、x86 はまだ gcc-4.4 系が stable の最新版である。 というわけで、gcc-4.5 系にアップデートする。教科書はもちろんここ。 まず、インストールされている gcc のリストを見てみる。
$ gcc-config -l [1] x86_64-pc-linux-gnu-4.4.5 * [2] x86_64-pc-linux-gnu-4.5.3となる。現状では 4.4.5 と 4.5.3 がインストールされているが、利用しているのは 4.4.5 の方である。というわけで、利用する gcc のバージョンを gcc-config コマンドで切り換える。
$ gcc-config x86_64-pc-linux-gnu-4.5.3これで切り替わったはず。そこで確認してみる。
$ gcc-config -l [1] x86_64-pc-linux-gnu-4.4.5 [2] x86_64-pc-linux-gnu-4.5.3 *アスタリスクが 4.5.3 の方に移動している。すなわち、4.5.3 に切り替わった。 gcc のバージョンを切り替えたのでパスとかを整理する。
env-update && source /etc/profileそして libtool を新しい gcc 用に切り替える。
emerge --oneshot -av libtool以上でO.K.。 ここまでの処理で、今後、コンパイルは gcc-4.5.3 が利用されるようになる。 しかし、当然のことながら、既にインストール済みのソフトウェアは全て以前にコンパイルしたものなので gcc-4.4 系でコンパイルされている。このままでも当分は問題がないが、gcc-4.4 を消すには、全てを gcc-4.5 系でコンパイルし直しておいた方が安全である。 というわけで、gcc-4.5 でコンパイルし直す。これはマシンの性能、インストール済みのアプリケーションの数、種類にもよるが、半日や丸一日を要する大仕事になるので、連休中とかに実行するのが賢明だ。 再構築は下記のコマンドを実行するのみ。
emerge -eav system emerge -eav world以上でうまくいくはずである、トラブルがなければ。
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