不動の動

洞察しましょう――(観相学的)断章(フラグメント)。。う~ん、、洞察には至らない印象を書き留めるメモ、いや落書きかな。

映画

2016-01-31 | Weblog

『喜びも悲しみも幾歳月』(よろこびもかなしみもいくとしつき)は、1957年に松竹が制作・公開した、木下惠介監督の映画作品である。

 

解説
海の安全を守るため、日本各地の辺地に点在する灯台を転々としながら厳しい駐在生活を送る灯台守夫婦の、戦前から戦後に至る25年間を描いた長編ドラマである。
1956年に雑誌掲載された福島県塩屋埼灯台長(当時)田中績(いさお)の妻・きよの手記から題材を得て、木下監督自身が脚本を執筆した。全編にわたりカラー映像で撮影され、単なるホームドラマの枠を超えて日本各地の美しく厳しい風景を活写した大作で、公開当時大ヒット作となり、同年の芸術祭賞を受賞した。
若山彰の歌唱による同名主題歌の「喜びも悲しみも幾歳月」も大ヒットし、後世でも過去の著名なヒット曲としてしばしば紹介されている。
観音崎、御前崎、安乗崎、野寒布岬、三原山、五島列島、瀬戸内海の男木島、女木島など全国でロケーション撮影を敢行し、ロードムービーの一種としても楽しめる作品である。
後年、3度に渡りテレビドラマ化されたほか、1986年には木下監督自身により時代の変化を加味したリメイク版『新・喜びも悲しみも幾歳月』も映画化されている。
映画の舞台となった灯台

ファーストシーンに登場した観音崎灯台

舞台の一つ安乗崎灯台
1. 観音埼灯台 - 三浦半島/神奈川県
1932年(昭和7年) - 第一次上海事変勃発
2. 石狩灯台 - 石狩/北海道
1933年(昭和8年)頃 - 雪野・光太郎の生誕
3. 伊豆大島灯台‎ - 伊豆大島/東京都
1937年(昭和12年) - 日中戦争勃発
4. 水ノ子島灯台 - 豊後水道水ノ子島/大分県
5. 女島灯台 - 五島列島/長崎県
6. 弾埼灯台 - 佐渡島/新潟県
1941年(昭和16年) - 太平洋戦争勃発
7. 御前埼灯台 - 御前崎/静岡県
1945年(昭和20年) - 太平洋戦争終結、日本敗戦
8. 安乗埼灯台 - 志摩/三重県
1950年(昭和25年)  
9. 男木島灯台 - 瀬戸内海/香川県
1954年(昭和29年)  
10. 御前埼灯台 - 御前崎/静岡県 (※再赴任)
1955年(昭和30年) - 四郎、灯台長として着任
11. 日和山灯台 - 小樽市祝津/北海道
ストーリー
1932年(昭和7年)、新婚早々の灯台守・有沢四郎と妻・有沢きよ子は、四郎の勤務先の観音埼灯台で暮らし始める。北海道の石狩灯台で雪野・光太郎の2人の子を授かり、九州の五島列島の先の女島灯台では夫婦別居も経験する。その後、弾崎灯台で日米開戦を迎え、戦争で多くの同僚を失うなど苦しい時期もあったが、後輩の野津と野津の妻・真砂子に励まされながら勤務を続ける。また、空襲を逃れて東京から疎開してきた一家と親しくなるなど、新たな出会いもあった。
戦後、男木島灯台勤務の時、息子の光太郎が不良とのケンカで刺殺される。が、そうした悲しみを乗り越えた先には喜びも待っていた。御前埼灯台の台長として赴任する途中、戦時中に知り合った疎開一家の長男・進吾と娘の雪野との結婚話がまとまったのだ。御前埼灯台から四郎ときよ子の2人は灯台の灯をともして、新婚の雪野と進吾がエジプトのカイロに向かうために乗り込んだ船を見守る。遠ざかる船を見ながら、四郎ときよ子は「娘を立派に育てあげて本当によかった。灯台職員を続けていて本当によかった」と、感慨深く涙ぐむのだった。
キャスト[編集]
有沢四郎:佐田啓二
有沢きよ子:高峰秀子 
有沢雪野:有沢正子
有沢光太郎:中村賀津雄
野津:田村高広
真砂子:伊藤弘子
名取:北竜二
名取進吾:仲谷昇
進吾の母:夏川静江
藤井たつ子:桂木洋子
観音埼手塚台長:小林十九二
郵便局長:坂本武
金牧:三井弘次
糸子:井川邦子
きよ子の母:岡田和子
金牧の妻:桜むつ子
石狩灯台木村台長:明石潮
佐渡大場台長:夏川大二郎
二川無電士:磯野秋雄
スタッフ[編集]
監督・脚本:木下惠介
撮影:楠田浩之
音楽:木下忠司
美術:伊藤熹朔、梅田千代夫
主題歌:「喜びも悲しみも幾歳月」(作詞・作曲:木下忠司、歌:若山彰)
後援:海上保安庁


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