ジンスキー伝#052 去る人々を送るサルと人

エルスの埠頭にてサルと共に敬礼するナイトの姿がありました。



彼が思うのは沈黙のままに立ち去りし仲間たち。
その数、種族を問わず40名弱。



旅団の半数に等しい仲間が姿を消していた。
いや、その表現は正確ではあるまい。
なぜならば最後の一手に追い込んだのは彼その人なのだから。


というわけで、放置民の方々をkickしました。
これってのは長期ギルドにはありがちなことなのだけど、楽しいことではありませんね。
けれど形ばかり膨れ上がり実体は空虚なギルドが繁栄するわけもなく、これは自らが招いた所業だと反省し、次に活かさねばならんと思いを新たにします。
なにしろ今回の強制脱退で失われた名前には、僕よりも古い創生期のメンバーもいたくらいで、なんとも心苦しい。

ただ少し言い訳めいた感情もあって、放置の方々はおそらく今後もログインすることすらないんだろうということ。
僕も経験がありますが、理由はともあれギルドあるいはゲームそのものに嫌気がさして、そのまま離脱というのはありうる話。
格別の義務も義理も存在しない立場では、接続さえしなければ終了してしまうわけだし、わざわざ苦々しい気持ちで「つまんなくなったから抜けます」なんて宣言しなくてもいいわけです。

その分、現役メンバーに苦いものが残るのだけど。

まぁ、それはそれとして、一時期は旅団で仲間として在籍してきた方々には敬意を払わねばならんと思うわけです。
それゆえのけじめ。
再度敬礼し、これからの旅団を模索していきたいと思います。







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