記事が長くなりますので初めにお礼を…
☆9月22日の方
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ドラマ「救命病棟24時」第7話(最終話)の感想です。
一部ネタばれがありますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
ちなみに新聞発表タイトルは『遂に感動の最終章!! 緊急出動したドクターカーに最大の危機が訪れる!? 仲間の死? そして進藤と楓の選択!? 崩壊した救命センターに未来は訪れるのか!?』でした。
このタイトルを見れば、殆んどあらすじは分かりますね。
花火工場の爆発事故現場に海南医大救命センターのドクターカーが出動する。
地下にまだ花火が残っている危険な状態で救命活動を続ける澤井(ユースケ・サンタマリア)と進藤(江口洋介)。
この手のドラマを見ると「これでいいのか?」といつも感じてしまいます。
二次災害の危険性のある現場で、救命処置にあたるドクターが命の危険にさらされるなんて…。
澤井は海南医大を離れ、救命医療改革の独立行政法人の理事として日本の救急医療の改革に尽力する事になりました。
でもその組織がすでに天下りの受け皿のようで見ていて悲しくなりました。
澤井自身も己がドンキホーテになるのではないか、と漠然と感じているようです。
自分や家族の命に直結する救命、これからの日本の未来を担う子供達のための産婦人科・小児科をどうするか、命題を投げかけてくれるドラマでした。
また冬に続編が放送されるようですので、澤井の後任の医局長に就任した小島楓(松嶋菜々子)の活躍や、新しく着任したドクター達のドラマを楽しみにしています。
ところで、事故現場の救命処置中に亡くなった男性の遺族が、「医療ミスではないか。訴えてやる」と言うシーンがありました。
それに対して小島が「どうぞ訴えて下さい。ミスがなかった事が法廷で明らかになりますから」と答えていました。
が、これはどうなのでしょう? 医療訴訟では患者側が圧倒的に不利です。
視聴者は小島先生が誠実なお医者さんだと知っていますが、そうでなければ「訴えられるものなら訴えてみろ」と脅されたように感じるのではないでしょうか。
訴訟は、原告側にも精神的・経済的に多大な負担があります。
小島には、「納得がいくまで、疑問にお答えします」という姿勢でいて欲しかったです。
それから、私が疑問に感じていた「なぜ澤井は進藤を辞めさせたいのか?」ですが、ようやく理解できました。
マラソンに例えると、一人の天才ランナーの後をみんなが走っているとどんどん落後者が出るという事ですね。
普通のランナーが普通のスピードで長距離を走るのが良し、という事らしいです。
言われてみれば、なるほど…です。
進藤先生は天才的な医療技術を持ち、休みも取らずに精力的に働き過ぎるという訳ですね。
でも小島新医局長の鶴の一声で進藤先生は海南医大に留まる事が決まりました。
それにしても、海南医大の救命センターの他科との連係プレーはどうなっているのでしょうか。
もっと外科や脳外との引き継ぎを密にした方が良いのでは…と思います。
*画像はPhotoFunia様で加工したナオミです。
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