ドラマ「救命病棟24時」第4話『全力で救うことの意味』の感想です。
一部ネタばれがありますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
今回は、「指導医の進藤医師(江口洋介)の理想論は我慢できないから指導医を変えてくれ」と物申す研修医・工藤亮介(石田卓也)が、ラストでは進藤についていこうと決心するお話でした。
子供の患者さんが描いてくれた自分の絵を丸めて捨ててしまう工藤先生。
最近の医大では患者とのコミュニケーションの授業もあるようですから、実際に患者と接する研修医レベルでこんな事をするなんてあり得ない、と信じたいですね。
ドラマの最後は丸めて捨てた絵を拾って大事にしまう工藤先生の図で終わって、人間として成長したところを見せてくれました。
この程度の人間性は医大生時代に培(つちか)って貰いたいですが。
今回の疑問。
ぜんそくで入院中の少年が、症状が安定していたにもかかわらず、深夜にアナフィラキシーショックを起こして呼吸停止になる場面がありました。
「アナフィラキシーショック」とは、急性アレルギー反応の事で、原因は薬物・食物・ハチ毒等。
症状としては、じんましんや皮膚が赤くなる事、呼吸困難、意識障害等々があります。
ソバのアナフィラキシーショックで亡くなられた方もいらっしゃいました。
で、ドラマの少年ですが、就寝中に何が原因でアナフィラキシーショックが起きたのか、とても不思議に思いました。
あと、どうでもいい事ですが、いつもERに同じメンバーが揃っているのが何とも…。
いつ家に帰っているのか、ローテーションはどうなっているのか疑問です。
その辺のリアリティを出そうとすると海外ドラマの「ER」のように登場人物が非常に多くなってしまうので、仕方ないのでしょうけど。
*画像はPhotoFunia様で加工したナオミです。
もう一つ気になった事がありました。
冒頭で飛び降り自殺した男性が心肺停止状態で搬送されてくるシーンがありました。
懸命の救命措置を施す点は構わないのですが、やはり遺族にはすごい金額の請求書が回ってくるのでしょうか…?
そんな現実的な事も知りたいと思いました。
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