ドラマ「救命病棟24時」第6話『狙われた救命センター』の感想です。
一部ネタばれがありますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
今週はサスペンス仕立ての展開で、とても面白かったです!
ハラハラドキドキの連続で、番組視聴中、私も固まって見ていました。
ドラマ冒頭。
硫化水素自殺を図った若い女性・上川由梨(野村佑香)が搬送されてくる。
近隣住民も避難したり、健康被害が出たり、と大迷惑の硫化水素自殺ですが、救急隊員も防護服着用、ERでも防護服着用でしかも駐車場で処置、とその大掛かりな事に仰天しました。
更にその処置も、患者を全裸にして大量の水で汚染除去作業等、恐怖すら感じさせる物々しさでした。
対化学テロか生物テロかという重装備で処置にあたるERメンバーがすごかったです。
随分手馴れている風ですが、普通はここまで対応できるものなのでしょうか。
さて、大忙しのERに手を負傷した青年・浅越守(水橋研二)が訪れる。
が、澤井医局長に「ここは三次救急だから重篤な患者しか受け入れない。一般の外来に行くように」と告げられ、浅越は病院を後にする。
その日から、ERのホットラインに不審ないたずら電話が頻繁にかかってくるようになる。
何と、ネットの怪しげな掲示板に海南医大のERのホットラインの電話番号が流出していたのだ!
一方、澤井医局長は国会議員の岡部宗一郎と共に日本の救命医療の改革を進めようとしていた。
しかし、突然岡部議員は心筋梗塞で倒れ、澤井は海南医大に岡部を搬送する。
ERのホットラインの番号って、簡単に入手できるのですね。外部に開示する必要はないと思いますが。
そして、このいたずら電話作戦は病院の業務を妨害するのに実に効果的です!
もちろん犯人は浅越でした。
単に悪質なモンスター・ペイシャントかと思われた浅越でしたが、実は元交際相手だった上川由梨を自殺と偽装して殺そうとした犯人でした!!
へらへらした印象のストーカー・浅越の不気味さがじわじわと来ます。
偽装殺人を見抜けない警察もどうかと思いました。
もし由梨がそのまま命を落としていたら、単に自殺と処理されていた訳ですね。怖い…!
液体入りのバケツとナイフを手にを入れてICUに押し入る浅越。
硫化水素を発生させる、と脅しをかけ、岡部議員を人質にナイフを振り回して由梨を連れて来い、と暴れる。
ここで進藤一生(江口洋介)先生が刺されてしまいました!
心肺停止に陥る進藤先生。ええ!?
でも、それは進藤先生のお芝居でした。
死んだふりをして浅越を欺く進藤先生、かっこいい!
浅越の隙をついて岡部議員は救出されるが、浅越は頚動脈を切って自殺を図る。
進藤は自分の手当てを後にして浅越の治療にあたるのだった。
「救命病棟24時」は海外ドラマの「ER」に比べるとまったりした展開だ、と思っておりましたが、サスペンス風味の今週のお話、とても面白かったです。
もっとこういうドラマを見たいですが、毎回凶悪事件に巻き込まれるER…という設定はさすがに無理がありますね。
海外ドラマの方の「ER」は1シーズンに1回は銃撃戦がありますけど…。
銃撃戦がリアルに感じるアメリカ社会も病んでます。
さて、澤井医局長は医師をやめて岡部議員のもとで救命医療改革の独立行政法人で働くことを決めたようです。
次期医局長に小島楓医師を指名する澤井。また、来月から5人の救命医が赴任する事を告げる。
同時に進藤を海南医大をやめて貰うと宣言する。
澤井医師は何が何でも進藤をやめさせたいようです。
どうもこのあたりの理由が私には伝わってこないのですが。
さて、次回はもう最終回です。
どんな展開になるか、楽しみです。
*画像はロベリアです。
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