銀うさぎの庭(お人形日記)

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「ザ・クイズショウ」最終回

2009-06-20 | テレビ等の感想

ドラマ「ザ・クイズショウ」最終回(第10話)『遂に衝撃のラスト!! 復活の司会者最後の放送』の感想です。
ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さい。


 
 
 「実は私が美咲を殺しました」と本間が真実を告白する。
   ↓
 毒物を服用とする本間を神山が止める。

私はこんな展開を予想していたのですが……。
(神山が背中から転落した以上、自殺ではなく、誰か(本間しかいない)に突き落とされた事は明らかですから)

最終回は見事に(?)私の予想を覆してくれました。



神山が自分の罪を全て告白すると宣言した『ザ・クイズショウ』の最終回。
しかし、番組の冒頭で神山はクイズの解答者として本間を招く。

今まで神の如く振舞っていた本間にもこれは予想外の出来事だった。
そして、クイズが出題され、神山は二人の記憶の中のある矛盾点を指摘する。

本間が持っていた筈の「ひなげしのコイン」を美咲が握っていたのはなぜなのか…と。
そして、「エピソード記憶のすり替え」を知っているか、と神山は本間に問う。



いや、一番びっくりしたのは、本間がすべて承知の上で物事を進めていたのではなく、自分が犯した美咲殺害の事実を神山が行ったと、本気で無意識に記憶をすり替えていた事でした。

つらい記憶を封じるための自己防衛本能のなせる技、との事ですが、そんな都合のいい…いや、困った心の疾患があるのが最大の驚きでした。



最終回で判明した謎がいくつかありました。

まず、本間は「銀河テレビ」会長の息子さんでした!
その血縁を利用して、番組を私物化していたのですね。(←いいのか!?)

本間のお父さんは番組と案内人さんを通して本間に罪を自覚させ、罪を償わせるつもりだったのでしょうか。
ラストまで登場しなかったお父さんの本当の気持ちは分かりませんが…。
親ならそう思うのはもっともですが、それにしては大掛かりで人騒がせな番組ですね。


そして番組の案内人さんは、その会長の第一秘書さんでした。
それにしても、美咲殺害後に本間が吹き込んだ遺書のテープを持っているのなら、もっと早く本間に聞かせて下さいよ…!
いやむしろ、事件は隠ぺいされていたという事でしょうか。

このテープですべて事件は一件落着、真犯人が明らかになりました。
これがなかったら本間もなかなか納得できなった事でしょう。


最後は、神山が当時の自らの行いを告白。
本当は二人を応援するつもりだった事。
事故当日が4月1日のエイプリルフールだったため、わざと「美咲は本間以外のやつが好きだ」と嘘をつき、落ち込んでいる本間に飛行機の中で美咲に告白させる計画だった事…。


号泣し涙と鼻水にまみれた二人の迫真の告白合戦の演技でした。
この二人芝居は大熱演でした。なんでも、20分間通しで撮影されたそうです。

本間にあてて書いた美咲の手紙も登場して美しいラストになりましたが…。
殺害された美咲さんの事を思うとやはり一抹のしこりは残りました。



結局、本間にものすごく私物化されたプライベート番組だったのですね。

ラスト、本間は警察に出頭します。

惨劇があったと噂されていた「ザ・クイズショウ第一シーズン」のディレクター山之辺とMC田崎が仲良く食事に行くシーンもありました。
結局、番組打ち切りとなるような惨劇はあったのか否か? 第一シーズンのDVDを見ろ、という事ですね。
機会があったらぜひ見てみたい、と思う私は完全に「ザ・クイズショウ」のスタッフさんの術中にはまっています。

人気MCとして活躍を続ける神山の姿でドラマは幕を下ろします。


「ザ・クイズショウ」は当初のミステリー的な展開から、段々本間の私怨臭が漂ってきてスケールが小さくなったと感じられましたが、毎週楽しみに視聴できました。
何といっても神山(桜井翔)と本間(横山裕)が格好良かったですし!

今期のドラマでは、まだ終わっていませんが「臨場」も検視官が主人公の硬派の推理ドラマで、大変面白かったです。
実は第3話からみたので、ちょっと残念です。最初から見たかったです。

「エピソード記憶」とは:時間や場所と共にその時の感情を含む記憶の事である。

*トップ画像はドールはジェニーフレンドです。

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