「ザ・クイズショウ」第４話

ドラマ「ザ・クイズショウ」第４話『VS.カリスマ占い師！！　運命変えた母の日の贈り物』の感想です。
ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さい。



てっきり悪徳占い師の裏の顔を暴く、という内容かと思っていたのですが…。
「誰かに信頼されたい、信頼したい」と渇望する女性が虚飾を捨てて本来の自分に戻る、という第２話とちょっと似たお話でした。

占い師・祐天寺ノッコ役の浅野ゆう子が胡散臭いカリスマ占い師を好演＆熱演していました。
あまりにもインチキっぷりがバレバレなので、追い詰める司会者・神山がちょっと意地悪に感じてしまう程でした。

髪の毛がトレードマークのタレントに向かって「スキンヘッドにしないとぽっくり死ぬ」と言ったり、
「性転換しないとぽっくり死ぬ」などと言うのはやり過ぎだと思いましたが、
ノッコが悪いというよりも、言う事を聞いてしまう人の方が変だと思います。



さて、ノッコには、子供の頃母親に捨てられて施設に預けられたという過去がありました。
それが心の傷となって心の隙間を埋めるために占い師となっって人々の称賛を集めていたのでした。

ラスト、インチキ占い師の仮面を脱いだノッコの前に30年ぶりに母親が現れ、二人は抱き合って和解する、という感動的なシーンで終わりますが…
ネグレクト（いわゆる育児放棄）の末自分を捨てた母親をこんなに簡単に許せてしまうものでしょうか？
少し疑問に思いました。


最後にもう一つ。
ノッコが興信所に200万円も支払って「ザ・クイズショウ」の問題を入手していたのにはびっくりしました。
ある意味、誠実な人だと思いました。

てっきり、ノッコに入れ込んでいる田所編成局長が問題を事前に渡しておいたものだと思っていました。
田所、気がきかないなあ…黙って渡してやれば良かったのに…。

それにしても、興信所ってクイズ番組の問題を入手できるのですね。（←冗談です）
200万払っても全問正解すれば十分おつりがきますね！

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