「ザ・クイズショウ」第６話

ドラマ「ザ・クイズショウ」第６話『生放送中に誘拐事件発生!!　娘の命は!?』の感想です。
ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さい。


今週の解答者は桂木誠 (堀内健)。
大学卒業後派遣社員として働いていたが、二年前から失業中。
生計は同居の母親の収入に頼っている。
現在求職活動はしておらず、もっぱらゲームなどをして暮らしている。


ドラマの冒頭でディレクターの本間（横山裕）が「父母を敬え」とモーセの十戒（じっかい）の一節を呟いたり、七つの大罪がクイズのモチーフとして出てきたり、とかなり聖書を意識した内容でした。

ちなみに七つの大罪とは…傲慢（ライオン）、嫉妬（ヘビ）、暴食（ブタ）、色欲（サソリ）、怠惰（クマ）、貪欲（キツネ）、憤怒（ユニコーン）です。
カッコ内は今回モチーフに使われましたが、象徴とされる動物の名前です。

憤怒だけ、伝説上の動物なのが気になります。
そして、七つの大罪の中心には悪魔（クジャク）がいます。

毒虫や蛇を食べるクジャクは仏教では「孔雀明王」として信仰の対象になっているのに、キリスト教では悪魔のシンボルの一つなのですね。
色々興味深いです。



肝心のドラマの感想です。

いつもはそれこそ番組の神のようにふるまっている本間が、逆に桂木に翻弄されるところが面白かったです。
本間も全知全能ではないのですね。

それにしても今回のドラマ内視聴率はどうだったのでしょう？
リアル視聴者は番組と誘拐が同時に起こっていると分かっているのでドキドキしながら見ている訳ですが、そうでなければあまり面白くなかったのでは？と思います。

特にラストのドリーム・チャンスの問題など、事情を知らなければ意味不明でしかないですよね。
「ザ・クイズショウ」が（ドラマ内で）批判されながらも続けられるのは視聴率の高さだと思うので、何となくそんな裏事情が気になりました。


以下反転します。（ネタばれ注意！！）

最後に突如登場した「山之辺健吾（戸次重幸 ）」なる人物。
もしかすると、現ドラマ中で二年前に放送されていて大事件を起こしたという番組のディレクターですか！

そして、現実にも2008年深夜に放送されていた「ザ・クイズショウ（第一シーズン）」のディレクターの山之辺ですよね！？
俳優さんが同じ方ですし！！

うわ～、ものすごく第一シーズンの「ザ・クイズショウ」が気になってきました！
＊画像はジェニーです。

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