おもい出し日記

しあわせのねだん 角田光代著 先月の本



しあわせに値段があるのだろうか…。
この本は小説なんだろうか…。

いつものように情報を取らないで「おもしろうそう!」で購入しました。

作家角田光代さんの家計簿のはなし?をブログのように書かれています。
その時感じた「しあわせ」はいくらだったのか…。

作家さんなので通勤時で使うSuicaカードを使いたかったようで5000円や
区の健康診断は、これだけやってもらって0円は、しあわせなねだんとなります。

その時の感情や思いなどが入った文章になっていて、おもしろく読まさせていただきました。

そもそも、なぜ家計簿をつけるようになったのか?
本の最後の方に書かれていますが…

お金にルーズだったようです。
特に飲食代、たばこ…

そこから家計簿をつけ始め改善しようとしたらしいのですが…
慣れてくるうちに…飲食代、たばこの項目はあるのにないものとなっていったとのこと。

これでは家計簿の意味がないのですが…。
あとがきを含め本の最後の方にかかれている内容が良かった…。

私なりの解釈をすると…
旅行に出かけると…いろんなものを見て、感じて、人と出会い、食し、話して…。
お金を使うことは悪いことではく、人生を人を厚く(熱く)すると思います。

その厚みは、お金には変えられないのです。

どこにも出かけず、預金が趣味の方がいたそうですが…
話をすると…。

同じ世代、時間を生きてきたのに人間的な厚みが感じられない…。

自分の幸せにはお金がかかりますが、それは必要なお金です。
ちょっとしたことでも、しあわせを感じるのであればそれは人生に厚みができます。

その厚みは、いつか人に伝わり、その人がもっと厚みを持たせ、他の人に伝わるかもしれません。

小さなしあわせは大きなしあわせにかわります。
ちょっと今回高かったけれど…将来「よかった」となるかもしれません。

自分のしあわせにねだんをつけてみたいと…思いました。
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