がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

2号機の内視鏡検査について

2012年01月24日 | 原発
19日に東電が実施した2号機の格納容器内への内視鏡検査は、結局目的であった格納容器内の

水位の確認が出来ずに終わった。

本当に水位の確認が出来ると考えて、今回の作業を計画したのだろうか?という疑問がずっと

頭の中に残っている。

事故当初、タービン建屋に溜まった汚染水が原子炉に注水すると増加すると騒いでいたのに・・・

現在は、不安定ながら変則循環冷却を行っていて注水による汚染水の増加は殆ど無いのでは

ないだろうか?

それを、格納容器の底部から5m程度まで水があると推定しての今回の作業の目的は、他に

あるのではないだろうか?

今後、その目的は別の形で発表されることになるのだろう。


さて、今回の作業内容は、東電から発表されたPDFに記載されていた。


http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120121_02-j.pdf
詳細は東電資料をご覧ください

ここで気になるのが、穴あけ作業に関わった作業員数と被ばくの関係よりも、検査に関わった作業員数と

被ばくの関係で逆転現象が見られる点だ。

検査に関わった作業員の被ばくは、遮蔽版の取り付け工事を行った作業員の被ばく線量の約倍の

線量を浴びている。これは、作業時間と密接に関わるために一概には言えないが、単純に考えて

遮蔽版の取り付け前から取り付け工事に関わった作業員の被ばく線量の方が高いはずだが、

今回の発表では、逆転している。なぜなのだろう?

格納容器の中から放射性物質を取り出したとか、何か発表していない作業をしているのでは

ないだろうか?


格納容器内は、予想通りの高温多湿状態で、海水注入により塩分もあることから、相当の錆びが

発生していると思われたが、私の予想よりは、はるかに綺麗な状態だった。

格納容器の壁面の塗装は、完全に浮き上がり、今にも剥げ落ちそうな状態にまでなっている。

ここまで来ると、格納容器自体の腐食が一気に始まる。

東電は記者会見で、その腐食に対しての質問にシドロモドロになっていたが、東電は、この

腐食(錆び)の状態を確認したかったのではないだろうか?


廃炉に向けての一つの方法として、格納容器内に水を充填する方法も検討されているようなので・・・

水位が予想通りにあれば、格納容器の密封性があるという判断をし、腐食の状態を確認する事で

水の充填作業開始時期を、見定めようとしたのかもしれない。


いずれにせよ、今回の内視鏡による格納容器内部検査作業が、中途半端な作業に思えてならない。

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