がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

1号機内部映像について

2011年04月30日 | 原発
昨日、1号機の内部映像が公開された。。

原子炉建屋1階のみの映像しか公開されていないが、見た目は殆ど損傷も無く

健全であるように見える。。

映っている制御棒駆動ユニットは、昔点検を担当した事があるシステムであるが、

問題があるようには見えない。。

しかし、SHCポンプ室付近の放射線量が1120ミリSVもあると発表されてた!!

17日に同一ポイントでの放射線量は最高49ミリSVであった。。

その間に何があったのだろうか?

東電見解は、SHCポンプ室は残留熱除去系の熱交換器が配置されていて、原子炉

冷却の為に、稼動させようとしていたシステムの機器である。

その熱交換器に原子炉の水が流入したとの説明がされているが、システム自体が

稼動していないのに、その水が熱交換器まで流入すると考えるのは、考えにくいのでは

ないだろうか?

原子炉建屋1Fの映像は公開されたが、地下の映像が公開されていない・・・・・

ロボットが行けないのか、行ってるが公開されていないのか??

いずれにせよ、水漏れを確認するためには、原子炉建屋地下の状況調査を早急に

実施する必要があるのではないだろうか?

作業状況を公開せよ!

2011年04月29日 | 原発
日々、原発に対する報道が少なくなってきている。。

あのカツラおじさんの顔を見なくなった。。(保安院)

まぁ、文系出身で現場の事は何も判らずに、それでいて他人事のような話し方は、

イライラするので見たくはないが・・・・・・


1号機は何の作業をしているか判るが、それ以外の作業は何をしているのか

殆ど情報が公開されなくなっている・・・・・・

放射性物質を撒き散らかしながらも、一時の最悪の状態を脱して、冷却作業が

ある程度安定してきたとはいうものの、手放しで安心できる状況では無い!

冷却系統は、2重化、3重化されたとは、発表されていない・・・冷却用のホースの

断裂や、ポンプの故障等のトラブルについては、以前は発表されていたが

今は、全く発表されなくなった!!

また、隠蔽度合いが酷くなってきたように思う。。。。


今回の事故で、隠蔽体質を一掃しないと、これから何かあったら「想定外」

は通用しませんよ!!

必死で、原発事故を修めようと現場は頑張っているのですから、本店さんも

腹を決めて全てを公開しましょうよ!!

発表してはいけない内容は無いのですよ!!

水棺で大丈夫なの?

2011年04月28日 | 原発
1号機を水棺処理することで対策が決まったらしい・・・・・

これで、何年もたせるつもりなんだろう~!!

応急処置とはしていない・・・・・・

私には、その場しのぎとしか思えない!!!


ただ、私が以前から想定していた、原子炉再循環系の配管の破断が起きていると

すれば、現在は方法が無いのかもしれない・・・・・

説明では、原子炉逃がし弁から、圧力抑制室へ流れた水が溢れて、格納容器の

ドライウェルへ流れ込んだとしている。

しかし、逃がし弁の配置されている配管の位置は、原子炉圧力容器の上部に

接続されているので、そこまでの水位が保たれているのならば、燃料は完全に

水没して、冷温停止状態になっているはずなのだが・・・・・・・冷温停止宣言はされていない!!


原子炉再循環系は、原子炉にぶら下がるように設置されており、そのポンプ用の

モーターは、1号機でも20トン近くの重量がある。。これが、2系統ぶらさがっている。。

この配管は、原子炉圧力容器下部に接続されていて、原子炉の水を循環させることで

効率を上げるために必要な系統である。。

この配管が破断したとしたら・・・・・・発表された格納容器の水位6m=再循環系配管の

接続位置になるような気がする(図面が無いので、現場の感覚ですが・・・・・)


本題の水棺だが、海水を注入しており、各部に錆びが発生することは、容易に想定できる上に

一度、8気圧にまで圧力が上昇した格納容器のハッチ類に今度は、水圧がかかって

何年もたせるつもりなのだろうか??

一度膨らませた風船は、2回目以降は簡単に膨らませることができるのと一緒!!


専門家が揃っているはずなのに・・・・・・・

国民を安心させるための応急処置としか思えない!!

こういう情報公開はやめて欲しいものだ!!



爆発の不思議!!(3)

2011年04月28日 | 原発
4号機については、爆発の原因がハッキリと判らない??からか、火災とされているが

現場の人間の証言から、爆発であったことは、はっきりしている・・・・・・・

しかし、その原因については、使用済み燃料プールの水位低下による、燃料溶融が

原因で水素が発生したという理由が、一番考えやすいが、爆発後に公開された

映像から、4号機の使用済み燃料プールには十分水が入っていると発表されている事から

その可能性は否定されている・・・・・・

とすると・・・・・・何らかの爆発物により爆発が発生したとしか考えられない。。

では、何故爆発させなければならなかったのだろうか・・・・・・・

爆発の不思議!!(2)

2011年04月27日 | 原発
爆発後の作業についても、前の記事を裏付けるような内容である。

ここに来て、1号機の燃料が70%損傷しているとされ、早急な対応をしなければ

ならないとの報道になっているが、本当にメルトダウンに向かっていたのは、

1号機だったのではないだろうか?

原子炉底部の温度が400度にまで上昇し、それに伴い、原子炉圧力も上昇!!

再度ベントを行い、その後窒素封入!!


私が入手した情報によると、爆発前に1号機の原子炉格納容器圧力は、設計圧力の2倍以上の

8気圧にまで上昇していたことが判っている。

これは、原子炉格納容器の各ハッチ類のフランジ部に大きな応力がかかり、フランジ部分から

圧力容器からベントされた際に一緒に流入した水素が漏れ出す事が容易に想像がつくということだ。

水素は、非常に軽い気体なので、最上部の原子炉格納容器の蓋のフランジ部から洩れて、

原子炉建屋上部に溜まり、それが何らかの理由で水素爆発に至ったと説明が付く。


しかし、3号機の原子炉格納容器の圧力が上昇したという情報は、どうしても入手出来なかった。

1・3号機が同じ理由で水素爆発を誘発させたとしたら、3号機の原子炉内の燃料も相当量の

損傷を受けていると考えるのが自然ではないだろうか? 原子炉底部の温度上昇も見られない・・・・・


ましてや、3号機はプルトニウム燃料を使用している上、燃料の数も1号機の倍近くがあるのに・・・・

現在は、原子炉と使用済み燃料プールへの冷却作業しかしていないのが不自然すぎるのだ・・・・・・