がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

2号機の原子炉温度上昇??

2012年01月15日 | 原発
2号機の圧力容器の下に設置されている温度計の温度が急激に上昇し、一時、100度を超えた

という発表があった。温度計が故障した可能性が高いということで、東京電力は原因を調べるとしているが・・・

この温度計は圧力容器の下に設置されているもので、12日午後5時の時点で48.4度だったものが、

午後11時に102.3度まで急激に上昇し、13日朝5時の時点では116.4度だったとのことです。

「内部の状況が完全に把握できているわけではないが、損傷燃料の移動や再臨界なら、

もっと全体として温度が上がるはず。そういう懸念は小さいと思っている」(東京電力の会見)

以前から指摘しているように、そもそも、この温度計のデータをベースに原子炉の状態を

判断するというのが、余りにもバカげた話なのだ。

原子炉は、メルトダウンしてメルトスルーにより、底部に穴開いているという説明が、何度も東電から

されているからだ。

当該温度計とは、制御棒駆動機構(CRD)ハウジング上部に設置されている温度計を指すが、

メルトダウン後メルトスルーしたとすれば、このCRDハウジング部は一番最初に溶融するはずなのだ。

たまたま、運良く温度計が設置されている場所でメルトスルーが起きなかったとしても

相当の高温に晒され、スケールオーバになってずっと前に破壊されていておかしくないのだ。

これは、1~3号機全てに言えることなのだが、1号機などは、全燃料溶融後、メルトスルーして

大半の燃料が、原子炉から溶け落ちていると報道されているが、この温度計だけは、健全で

その数値を見て、原子炉底部温度を発表している。

温度計の値をそこまで大きく取り扱うこと自体に違和感を感じる。

技術的に、矛盾点が多過ぎる・・・何故誰も指摘しないのだろうか?

指摘できないのか? 東電の発表を真に受けるマスコミを始め、政府関係者の勉強不足は

あまりにも酷すぎる。


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