がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

初期対応の繁雑さのツケがバレタ!・・・第一原発は手がつけられない状態になる

2013年08月26日 | 原発
参院選前には、原発のすぐ傍の海水浴場の海開きを全マスコミが発表した。

参院選が終わると、原発近傍の海の汚染状況が明らかにされ、追い討ちをかけるように

汚染水の漏洩が発表された。

当初、東電は汲み上げてしまうことが出来るとコメントをしていたが・・・

汚染水の漏洩は、最近漏れ出したとは思えない状況とルートであることを隠し切れなくなったのか

どうどうと汚染水が漏れ海への垂れ流しの可能性までを東電が認めた。

オリンピック招致決定直前にだ・・・


世界のアスリートをこんなに汚染されてしまった日本という国へどこの国が派遣するだろうか?

地球儀を見れば東京も福島も同一地点に見えるのに・・・


今の汚染水漏れの状況はと言うと・・・最初にタンクを設置した場所で地盤沈下が起きて

コンクリート基礎部分にひびが入ったため、解体して現在の場所に移し再利用していたと

とんでもない事実が明かされた。


何が問題なのかを考えると、間違いなく事故当時の初期対応の繁雑さにあると断言出来る。

大混乱の中、原子炉への注入・汚染水対策に追われ全ての作業が行き当たりばったりになってしまった。

これは、「仮」という名目で進められた作業であり、仕方が無いのかもしれない。


しかし、問題はこの「仮作業」で出来た対策設備を一新することなく、これをベースにしてしまい

拡張したことだ。

これによって、未だにビニール管を使用している場所が散見されるのだ。

これは、廃炉まで続くことを想定しているとは思えない・・・やはり「仮」なのだが・・・

「事故収束宣言」を拙速に出すことで、事故対応に回すお金を絞り除染に向けてしまったという

根本的な原因があるのだが・・・


今もこれまでの対策設備を利用しての対応をしているし、考えている。

そもそも、汚染水漏れをそのまま放置し続けた事が、大問題なのだが・・・


近いうちに第一原発は手がつけられない状況になる。

もう手遅れに見えるのは私だけなのだろうか?


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東電曰く「土の壁越えて原発の汚染水流出・・・でも、汲み出せば流出しない」 何故今まで放置した

2013年08月19日 | 原発
汚染水流出問題で、海への流出防止のため地下に設置した「土の壁」から約2メートル山側の地下水の水位を

測ったところ、壁を越える高さだったと、さもさっき測定したように発表した。

周辺の地下水からは高い濃度の放射性物質が検出されており、「汚染された水が壁を乗り越えて海側に流出して

いる可能性が高い」と平然と発表したのだ。

一見まともな対応に見えるが世間の原発汚染への関心度が下がったと思っての発表が思わぬ大きな

反応であり、焦って「汲み出せば海への流出は防げる」と言い切った。

(流出を食い止めることが出来るならずっと前にやっていたはず・・・これからも判らないように

お漏らしを続けるとしか思えない。津波対策の防波堤をコストカットという名目で実施しなかった

体質は未だに継続しているのだ)


現状では、何の手出しも出来なくなってしまった原発・・・

汚染水が出てくればそれを汲み上げ、原子炉の温度が上昇すれば冷却水の流量を増やすことしか

出来ない。

当初は、簡単に取り出し開始可能と思われた4号機の使用済み燃料も、貯蔵施設の枯渇によって

取り出し作業が遅々として進んでいない。


現在の技術力では、原発が過酷事故を起こした場合には、何の対応も出来ないということを

証明している。

首相自ら「日本の原子力技術は、世界最高水準!」と言い切っているが、実は原子力発電の技術力では無い!

原発運用の為の、品質管理・保証が世界最高水準であることは間違い無いだろうが・・・


こんな状態でも「再稼動」を目論む原子力村は、守銭奴の集まりとしか言いようが無い。

今のようにダラダラと汚染を拡大させるのでは無く、ドラスティックな対応をしないと福島県はおろか

関東圏・・・ついては日本国中へ汚染が拡大していくのだろう。





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テレビ朝日が少しだけ追求・・・ヘリコプター放水の謎

2013年08月12日 | 原発
日曜日の昼間の時間帯に、テレビ朝日がスクープスペシャルとして「原発と原爆」を取り上げた。

原発事故当時にヘリコプターによる放水作業の裏側に米国と日本の政治的な緊張関係があったとした。


放水作業自体が本当に有効かどうかは、その作業を見れば一目瞭然!(何の効果も無し!)

事故対応に対して米国は日本国を挙げて対処すべきという主張に対して、日本政府は東電による

対応が当然とする対応を通して来たが、それが一変したのは、当時の首相とオバマとの電話会談の

直前に、自衛隊による放水作業が行われた事実が存在することを取り上げていた。

その後は、広島・長崎原爆の残留放射能による人体への影響・・・ビキニ沖の水爆実験までを

取り上げ、米国による日本への情報統制が強制的に行われた事を詳らかにしていた。


同じことが現代の日本でも起きている・・・

何も出来ない自分に腹が立つ・・・ただ、原発事故によってばら撒かれた放射性物質は

確実に日本の国土を蝕んでいることを伝えて行くしかない。

関東圏に降り注いだ放射性物質が、川を下りて降り注ぐ東京湾などでの海水浴を

華々しく報道するメディアは許しがたい。

しかし、今回のテレビ朝日の報道は少しだけ、評価したい。




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原発事故の影響は続いていく・・・川崎市でも事故前の2倍以上高い

2013年08月05日 | 原発
原発事故によって放出された放射性物質の影響を調べている「川崎から公害をなくす会」が、

川崎、幸両区の空間放射線量が昨年と比べおよそ2割減少しているが、事故前の2倍近い値であることを発表した。

川崎区33地点の平均は、地面から5センチで0・082マイクロシーベルト、

1メートルで同14%減の0・069マイクロシーベルト。

幸区18地点の平均は、5センチで同20%減の0・069マイクロシーベルト、

1メートルで同22%減の0・059マイクロシーベルトだった。

原発事故前の2009年度に県が行った調査によると、市内の数値の平均値は0・033マイクログレイ

(マイクロシーベルト相当)だった。

福島原発から200Km以上離れた場所でも、このような測定結果があるということは、都内でも

当然空間線量は事故前に比べ高い値を示している。

しかし、これを意識して生活している人の少なさになんとも言えない絶望感を抱いてしまう。

犬を普通に散歩させている姿を見るにつけ、人の残酷さを感じる。

山本太郎氏の当選が唯一明るいニュースだった。


最近になって次々と事故後に隠蔽され続けてきた真実が公表されている。

汚染水の問題は、さることながら3号機からの湯気や2号機の高温化など、まさにあれだけの事故を起こしたら

事故から2年以上経っても決して安定などしていないことを物語っている。


東電は、国から血税を入れて貰って何とか存続しているのにも関わらず、お金のかかる事故処理には

そっぽを向いて、手ごろな作業のみを進めている。

廃炉技術の研究開発にもお金が掛かるだろうが・・・これまでも東電任せという国のお気楽政策には呆れるが

その費用をのうのうと受け取って「開発してます」という原発メーカの存在がいることを忘れてはいけない。


原発村は日本の経済界隅々まではびこっているのだ。

こんな連中は、日本の将来など考えておらず、今の経済と言えば聞こえはいいのだが

今だけお金が回ればいいと考えている。

原発メーカの技術者は、確実に減少しているし新しく育つこともないだろう。

実際の作業員だけではなく、それを技術的に管理できる人材は確実に枯渇する。

その対策は、一切手付かずのまま、のん気に原発輸出だそうだ。

技術者の流出を促進し、国内原発事故の収束は、ないがしろ! 悲しいがそれが現実。



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