東京新聞から
事故当時、早い段階で原子炉への注水に向け、ベントをしようとしたのに、配管の途中にある安全装置の
設計が悪く、対応が遅れる大きな原因になっていたことが、東電の社内テレビ会議映像から分かった。
炉の圧力を下げるには、格納容器に蒸気を逃がす弁(SR弁)を開け、合わせてベントをする必要がある。
だが、ベント配管の途中に設置されている「ラプチャーディスク(破裂板)」と呼ばれるステンレスの円板が、
ベントの障害となった。
ディスクは、配管にふたをする役目をしており、一定の圧力がかからないと破れない仕組み。
誤ってベント弁を開けてしまっても、放射性物質が外部に漏れ出さないようにするのが目的だ。
しかし、ディスクの設定圧力が高すぎ、早く炉の減圧とベントをして一刻も早く注水をしたいのに、
なかなかディスクが破れず対応が遅れ、その間にも核燃料が過熱していく悪循環を起こした。
テレビ会議の映像には、「ベント前に炉心損傷ということになっちゃう」(十三日午前五時すぎ、3号機への対応で)
「ラプチャーが開くのを待っているところ」(十四日午後十時ごろ、2号機への対応で)など、
もどかしい現場の様子が何度も出てくる。
これって・・・・・設計不良の可能性も多少あるが・・・そして現場を確認しなきゃならないが、現場サイドから
言うと、もしかして取り付け不良???
ラプチャーディスクは、取り付け方向を間違えやすく、反対に取り付けられているケースが多々あった。
点検作業は、非常に簡単だが、その構造や系統を理解していないとミスも起き易い構造なのだ。
まぁ、こんなことは、現場に来ない東電は誰も知らないだろうが・・・
特に1号機は、GEの言いなりに作ったプラントであるために、設計者が現場に入り設計図面を起こした
経緯もあり、配置図等は、他号機に比べると簡易なものしかない。
設計不良で片付けてしまうのは、時期尚早のような気がする。
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設計が悪く、対応が遅れる大きな原因になっていたことが、東電の社内テレビ会議映像から分かった。
炉の圧力を下げるには、格納容器に蒸気を逃がす弁(SR弁)を開け、合わせてベントをする必要がある。
だが、ベント配管の途中に設置されている「ラプチャーディスク(破裂板)」と呼ばれるステンレスの円板が、
ベントの障害となった。
ディスクは、配管にふたをする役目をしており、一定の圧力がかからないと破れない仕組み。
誤ってベント弁を開けてしまっても、放射性物質が外部に漏れ出さないようにするのが目的だ。
しかし、ディスクの設定圧力が高すぎ、早く炉の減圧とベントをして一刻も早く注水をしたいのに、
なかなかディスクが破れず対応が遅れ、その間にも核燃料が過熱していく悪循環を起こした。
テレビ会議の映像には、「ベント前に炉心損傷ということになっちゃう」(十三日午前五時すぎ、3号機への対応で)
「ラプチャーが開くのを待っているところ」(十四日午後十時ごろ、2号機への対応で)など、
もどかしい現場の様子が何度も出てくる。
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ラプチャーディスクは、取り付け方向を間違えやすく、反対に取り付けられているケースが多々あった。
点検作業は、非常に簡単だが、その構造や系統を理解していないとミスも起き易い構造なのだ。
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