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クラリネットに関する情報などなど・・・

第609回横響演奏会終了

2008-09-28 05:14:32 | 演奏会
横響第609回演奏会が9/21に終了しました。雨の中来てくださった皆様、大変ありがとうございました。今回は場所が、いつもの音楽堂ではなく、青少年センターホールでした。新しいので設備がよくてきれいなのはよかったのですが、音はあまり良くなかったでした。クラリネットは音が固いとそれがそのままつきぬけてくる感じで、鳴ってないと埋もれてしまいます。

並クラ1年ぶりの復活でした。

自分の出来はというと、レプレで1st吹いたんですが、うーん、イマイチかなー。リードが厚めで鳴ってないって感じで、客席からだとひっこんで聞こえたのではないだろうか。録音はまだ聴いてないです。荻原は、止まらなかったので良しとしようかと・・・。やっと解放される・・・。

アンサンブル・アンテルコンタンポランのバスクラリネット

2008-09-27 07:42:25 | 音楽
先日の記事で、アンサンブル・アンテルコンタンポランによるベルクの室内協奏曲の紹介をしました。全体の演奏としては甘口で、自分は昔の辛口の演奏のほうが好きかな-と思ったのですが、1つ気づいたことがあります。

バスクラリネットがうまい。

この曲は単独で(持ち替えでなく)バスクラリネットが使われていますが、かなり難しく、こんなパッセージ、バスクラで吹けないというようなのが出てきます。他の人と一緒に動くというのは少なめで、バスクラが単独で存在感を持ち、他の楽器からの受け渡しが多く、入るタイミングもかなり難しいと思います。

しかし、この演奏のバスクラはすばらしいです。うまい。そして結構音が太くてでかい。これは録音の関係もあるとは思いますが、すばらしい音でとれています。このことに関しては、旧盤よりも新盤のほうがお勧めです。 バスクラの良い教材になると思います。
(ちなみにコントラファゴットも結構活躍しています)

新旧ヴァレーズ聞き比べ

2008-09-26 05:13:50 | CD
Boulez Conducts Varèse


Deutsche Grammophon


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Varese: Arcana; Ameriques; Ionization; Offrandes; Density 21.5; Octandre; Integrales


Sony


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先日、CDがないと思ったら見つかったヴァレーズのCDですが、入手しました。同時に新しいブーレーズによる録音も手に入れてみました。新録音は大きめの編成の曲を集めています。旧録音は2つのアナログレコード(ニューヨークフィルとアンサンブル・アンテルコンタンポラン)からの抜粋になっています。

新盤の出来がすばらしいです。アメリカが非常にバランス良く鳴っています。録音もよいです。旧盤ではストラヴィンスキーを弾いているような感じがあって、激しいのですが、新盤ではちょっと落ち着いて、響きの重なりに耳を傾けている感じです。現代音楽を消化したメンバーが弾いているという感覚があります。

旧盤も、アンサンブル・アンテルコンタンポランのアンテグラルとオクタンドルは今も色あせない名演でした。管の鋭い警告音と、強烈なクレッシェンド、打楽器との完璧なアンサンブル。ヴァレーズの良さを十分に味わうことができます。オクタンドルの叙情的な感じ、アンテグラルの何か原始的な感じ、ともに良く出ていると思います。新しい録音も期待されるところです。

ヴァレーズは、それまでの音楽をひっくり返した人だと思います。素朴で原始的な感覚と音の響きや動きそのものを楽しむ現代的な感覚が混在しています。現代音楽の父の一人と言えるでしょう。

トゥーランガリーラ交響曲の決定版

2008-09-24 21:35:28 | CD


メシアン、オリヴィエ(1908-1992)/Turangalila Symphonie: Previn / Lso +quatuor Pour La Fin Du Temps: Loriod Etc

1977年のプレヴィン・ロンドン響・ベロフによるトゥーランガリーラ交響曲の録音です。これ以降何枚かこの曲の録音は出ていますが、これを超えているものはあるでしょうか。ベロフの存在が大きい。メシアンを弾かせてこのころのベロフに対抗できる人は今ではエマールくらいなのでしょうが、メシアンの音楽への順応度というか、センスが違うという気がします。

オーケストラの響きが派手です。きらきらしてます。強力な金管群が支えています。打楽器やオンド・マルトノもど派手です。

録音もこの当時のものとしては、すばらしいものだと思います。

こういう名演を今は1300円でCD2枚で世の終わりのための四重奏のおまけまでついて手に入れることができます。良い世の中になったものです。


新しい室内協奏曲を聴ける幸せ

2008-09-22 17:20:52 | CD
ベルク:室内協奏曲、モーツァルト:「グラン・パルティータ」

内田光子

UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)


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アルバン・ベルクの「室内協奏曲」は、もう、録音される機会がないのではないかと思っていました。あまりにも演奏するのが難しすぎる(ブーレーズはこの解説の中で、「ほとんど狂気とも言えるような意図の上に成立している」と言っている)ことと、複雑で普通の人には極めてとっつきにくく、商業ベースにも乗りそうにないからです。ベルクの音楽でも、例えば、「ヴァイオリン協奏曲」や「抒情組曲」は、おそらく今後もヴァイオリンと弦楽四重奏の重要なレパートリーとして演奏されていくと思いますが、室内協奏曲はヴァイオリン・ピアノのソロに13の管楽器という特殊な編成でもあり、なかなか取り組みにくいものです。

しかし、内田光子とブーレーズとテツラフがやってくれました。この曲を新しい解釈で聴くことできるのは本当に幸せです。1楽章がピアノ協奏曲、2楽章がヴァイオリン協奏曲、3楽章が二重協奏曲という構成で、3楽章冒頭にあるピアノとヴァイオリンのカデンツァは本当に劇的です。内田光子は解説の中で、ベルクに一番近い作曲家はシューマンであり、この2人が本当のロマン派だと言っています。実際、この演奏は冒頭からピアノは甘く始まります。ブーレーズ・バレンボイム・ズッカーマンの録音に比べると、角が取れたというか、よりロマン的な演奏になっています。

日本盤では、3人による座談会と内田光子へのインタビューが掲載されています。両方とも大変興味深いもので、一読の価値があります。ベルクの「3」という数への異常なこだわりとか、内田光子のこの曲に対する愛情等が書いてあります。

一緒に入っている曲は、グランパルティータです。13管という点で共通しているのですね。これには自分は今まで気づいていませんでした。商業ベースに乗せるためには、これくらい有名な曲を入れる必要があったのでしょう。アンサンブル・アンテルコンタンポランがモーツァルトをやるっていうのは、ちょっと信じられない気がしますが、演奏は普通に、フランスの優秀な管のアンサンブルになっています。若干、この曲の魅力である色彩感に欠く気がするのは、おそらくバセットがベーム式だからではないかと思います。クラリネットはベーム式でも何とかなりますが、バセットだけはエーラーじゃないとあの独特の雰囲気はでないのかもしれません。


gooブログでChromeでできないこと

2008-09-12 09:30:50 | blog
gooは最近、Firefox3用のgooスティックをリリースしたりして、新しいブラウザに対して積極的にサポートしていますが、さすがに、Chromeを使ってみると少し不具合なところがあります。2つほど見つけました。

goo地図が対応していない。例えば、これの地図を見ることができません。地図が表示されません。

また、これはgooブログの編集機能についてなのですが、URLタグを挿入する機能があって、ある文字列を選択した状態で「URL」ボタンを押すと、URLを入れるボックスが出てきて、そこにURLを入れるとその文字列がアンカになります。これをChromeでやってみると、選択した文字列にタグがつかないで、文末にタグが入ってしまいます(ちょっとわかりにくくてすいません)。

Chromeがだんだん普及してくれば、これらの問題も解決していくのでしょう・・・

(ちなみに同じ問題はSafariでも起こります)


2つのgooブログを使い分ける

2008-09-11 22:43:54 | blog
ちょっとネタ切れぎみなので、小ネタを・・・

自分はgooに2つのブログを持っていて、そのメンテにいちいちログインし直すのが面倒なので、

ブログ1→Chrome
ブログ2→Safari

というようにブラウザ毎に分けて使っていました。2つのブラウザを使うのは使用感も違うのでできれば1つのブラウザでできればいいなと思っていたのですが、Chromeを使ってできることがわかりました。

“遊び用ちょろめ”と“仕事用Chrome”を使い分ける

という記事に書いてありました。これを応用すれば、例えばmixiに2つアカウントを持っている人が、ログインし直さないで使うことができます。1つ問題は、画面が一緒なのでどっちがどっちか区別がつかなくなることでしょうか。色変えられればいいんですけど。