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クラリネットに関する情報などなど・・・

武満の名演:フランス人と日本の心

2009-02-26 23:55:56 | 演奏会
<生誕100年記念 メシアン―光と闇 2>

ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
武満 徹:カトレーンII
メシアン:世の終わりのための四重奏曲

ポール・メイエ(クラリネット) / エリック・ル・サージュ(ピアノ) / 矢部達哉(ヴァイオリン) / 向山佳絵子(チェロ)

を聴いてきました。メシアンがメインの演奏会にも関わらず、最も印象に残ったのはカトレーンでした。カトレーンはピーター・ゼルキン+ストルツマンらの四重奏TASHIのためにかかれたものです。TASHIの演奏のみがCD化されていますが、私はあまり感心しませんでした。甘すぎると思いました(演歌調)。自分は武満をあまり好きではないのです。何というか、何でそんなに泣かないといけないのだろうと思ってしまうことが多いのです。

しかし、この演奏は、歌いすぎることなく、非常に抑制された日本の美意識を感じさせるものでした。そして、よく指摘されるドビュッシーの影響よりも、むしろ、ウェーベルンやケージの影響を感じさせるものでした。

これを普段非常にソリスティックな演奏をする、フランス人であるメイエがやってくれたことに大変な意義があると思います。彼は日本の美意識を正しく理解していました。録音がされることが期待されますが、今日日の不況のおりではなかなか難しいかと思います。




次回の出番(第613回横響演奏会)

2009-02-19 19:47:46 | 演奏会
次回は何とクラリネットの出番が2パートしかなく、私はおやすみ・・・ということになってしまいました。ベト7やりますので、のだめファンは要チェックを・・・(今度はもうちょっと人来るかなあ)。

青少年のための音楽会 第613回定期演奏会
【交響曲の流れ(1)】

1. シンフォニア ニ長調 Wq 183-1 C. P. E. バッハ
2. 交響曲 第94番 ト長調「驚愕」 ハイドン
3. 交響曲 第7番 イ長調 ベートーヴェン

管弦楽 横浜交響楽団
指揮   甲賀 一宏
日時   平成21年3月15日(日) 開場/午後1時15分 開演/午後2時
会場   青少年センターホール JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩10分
入場料  1,000円(全自由席)
前売所  読売プレイガイド・横浜高島屋チケットショップ
主催   横浜交響楽団 共催/横浜市市民活力推進局


第612回横響演奏会終了

2009-02-17 22:14:45 | 演奏会
報告が遅れましたが、演奏会終了しました(2/8)。今回はプログラムが地味だったこともあり、新春コンサートとしては横響史上最低の入場者数だったそうです(300人程度)。でも、そんな中で来ていただいた皆様には、大変ありがとうございました。

自分の出番は、ハイドンの「ロンドン」シンフォニーの1st(とアンコールの威風堂々の2nd)でしたが、このころのクラリネットの扱いとは、木管というよりは、金管の補強みたいな感じで、ほとんど目立つ箇所はないのでした。

威風堂々はバスクラをやるのが面倒だったんでカットしちゃったんですが(自分はロンドンの後にバスクラが入るようなアンコールをやる神経が信じられなかった・・・あ、いや・・・ごめんなさい・・・。私が悪いんです・・・。コントラファゴットもカットだったし・・・)、それを他の低音楽器が埋めてくれるわけでもなく・・・、中間部の直前では音がなくなりそうになり、少しだけやらなかったことを後悔しました。同じ団員とはいえ、信用するものではないものです。今後は面倒でもちゃんとやるようにしましょう・・・。