プールサイドでのんびりする事もせず・・・雑踏の中を漂流する。
ナイトマーケットをひやかすだけで購買意欲がまったく湧いてこない。
機内持ち込み可のコンパクトなスーツケースでの旅のミニマムな容量を
今から増やすまいとの覚悟もあるが、20年前の旅で古陶磁器やバスケット、テキスタイルを
収集・・・・コレクションを死蔵している(笑えます)のでこれ以上はという事情もある。
トラベルデスクで「静かで森に囲まれたところに行きたい」と相談したら「それならパイですョ」と言われ
勾配のきついカーブを延々とチェンマイから135キロ。ミニバスで4時間、やっとパイに到着。
パイはメーホーンソーン省、ミャンマー国境近くの小さな町。
町の中心から7、8キロのところに温泉Hot Springがあるが、交通手段はレンタルバイク。貸し自転車
は勾配がきつくて無理との事。リス族やラフ族が住む村からも近い。
埃っぽいチェンマイに比べ空気が爽やかで滞在中一日に数回スコールがあった。
町のメイン通りは70年代のバリ島のクタビーチを思い起こさせる。ユーロ圏からのバックパッカーが大勢。
お洒落なカフェ、バーが夜遅くまで営業している。
ここにもネットショップ、ATM、コンビニ、驚いたのがTATOショップが多くて旅行者で
TATOを入れた人、ドレッドヘアの人の多い事。若者の町という感想。古本屋もあり旅先で本を売り又未読の
本を購入して旅を続ける欧米旅行者には恩恵・・・・
チョイスを誤ったかと思ったけど少し奥にはいるとのどかな農村風景が広がっている。
ホテルのロッジも川べりに。
鶏の鳴き声が日がな一日聞こえる。近くの鶏の鳴き声に共鳴するように遠くからも応返・・・・
日本の鶏のコケコッコーではなくパイの鶏はルパパッッチョと私の耳には聞こえる。
ナイトマーケット風景