風に吹かれて    Blowin' in the Wind  今でも旅の途中~ 

海風や森から吹いてくる風がすき。いつも旅の記憶は風・・・又旅にかえりたい。

The Sea Ranch

2010-09-30 | 建物
ベッドの脇に好きな建築の本を何冊か積み重ねている。
その中でもThe Sea Ranchは私のお気に入りの一冊



有名なランドス ケープ デザイナー ・ ローレンス ・ ハルプリンLawrence Halprin
のマスター プランとCharles Moore(チャールズ・ムーア)その他
Joseph Esherick, William Turnbull, Obie Bowman, Donlyn Lyndon等によって
米カリフォルニア州のソノマ郡(ワインのピノノワールの生産で有名)
の荒れ果てた土地に60年代半ば試みられた実験的な住宅の数々をまとめた作品集。

サンフランシスコからLAを経由してメキシコ・ティワナまで何度か車で旅した。
国道101号線を南下し、サンノゼで17号線にはいり、サンタクルーズから
パシフィック・コースト・ハイウェイ(PCH)
モントレーからカーメルまで17マイルドライブを走ると、
変化に富んだ息をのむような美しい海岸線が続く。

いつかはこんな自然の中に住みたい!
時々写真を眺め自分をその風景の中に置いてみる。
中でも日本の障子を取り入れたコンパクトな家もあり
将来のビーチハウス(夢の又夢)の参考にも・・・・・


フランジパニ Frangipanie・プルメリア Plumeria

2010-09-26 | 日記
7月、千葉県館山のお気に入りの小さな入り江に
シーグラスを拾いにいった帰り、
友人に連れていってもらった千倉町にあるプラントショップ:

Binowee


潮騒が聞こえる何とも素敵なセッティングのお店で

フランジパニ別名プルメリアを買いました。

このトロピカルな花はたぶん冬越しが難しそうなので、ちょっと

迷いましたが・・・・


11月までは外で、それからは家の中で冬を越させてと説明をうけました。

でも・・・・・・・今日家の近くでどうみても1年中外で暮らしている?

フランジパニを見つけました。それだけ日本も亜熱帯になってきたのかも。



 



ブーゲンビリアが家の壁面をすべて覆い尽くしている家もありますし・・・・


(この季節花は先端にあるのみ) 
  



ダフネ・デュ・モーリア

2010-09-23 | 
ダフネ・デュ・モーリア Dame Daphne du Maurier (1907年5月13日 - 1989年4月19日) 代表作 レベッカ・鳥


ダフネ・デュ・モーリアはイングランド南西部、フォーウィー・コーンウォール地方の家を
イメージして原題Frenchman's Creekを執筆した。
1860年に建てられたこの家でレベッカ1942-1943も執筆された。
家はReadymoneyの入江を見下ろす最高に美しいスポットの一つで、
女優のDawn Frenchが家を売りにだしている広告を2009年に見た。
現在の持ち主は不明。



原題Frenchman's Creekは 翻訳タイトルが「情炎の海ー創元社」「若き人妻の恋ー評論社」
「燃える海ー三笠書房」で出版されている。

学生時代に「情炎の海」(世界大ロマン全集2 1956年 東京創元社 大久保康雄訳)を読んだ。
あらすじは・・・・
主人公のドナはロンドンの社交界生活にすっかり嫌気がさし、子供を連れて、
コンウォールの海岸にある別荘に逃避する。
別荘にはウィリアムというが新しい執事がおり、なぜか外部よりひそかに誰か招き入れている
気配を感じ真相を探り出そうとする。

あらすじがうろ覚えで再読したいと思い古本を探したが、その当時見つからなかった。

中央区の京橋図書館で「若き人妻の恋」発行1950年(大久保康雄訳・評論社)を
所蔵しているのを友人が見つけ出してくれ、何十年かぶりに読み返すことが出来た。

何故その当時この本に魅せられたのかよく思い出せないが、
海がすなわち新しい未知の世界につながっているような
憧憬を持ったのかもしれない。

Frenchman's Creekは映画化されている。
映画 情炎の海 制作1944年  映画公開1951年2月 監督 ミッチェル・ライゼン
主演 ジョーン・フォンテーン
色々古い映画がDVDになっているのに、見ることが出来ない
残念な作品が沢山ある。

先日ネットで本を見つけ入手する事が出来た。



今や時代が電子書籍に移行しつつあるが、
やはり印刷物のにおい、質感は本好きにはたまらない。
紅茶をいれて雨音を聞きながらゆっくり~読もう。




里山からの贈り物

2010-09-20 | 日記
秋とはいえ日差しはまだまだ厳しい中、多摩丘陵を散策した。
京王堀之内駅から寺沢里山公園を過ぎ、鈴木牧場の牛舎の中を覗きこみながら、
2009年9月30日に閉園となった多摩テックの横を連なる雑木林を歩き、
平山城址公園を途中に折れ、
東京薬科大学のキャンパスから又駅に戻るコース。
東京にもまだ里山が残されている貴重な場所・・・のんびり道草しながら2時間半。

車にひかれ、イガから転がり出た栗を道路で発見。
青いどんぐり、夕方白いレースの花を咲かせるカラスウリも、オレンジ色に熟する10月から11月末頃まで
まだ時間がある。彼岸花も開花前、まだやっと花芽を出し始めたのも多かった。
今年の猛暑のせいかな?
家に帰って本日の収穫をお皿に。


     



あの映画をもう一度見たい

2010-09-18 | 日記

好きな時に見逃した映画を家でみれる。映画フリークとしてはうれしいけど昔ほど映画を丁寧に見ることがなくなったような気がする。
話の展開がゆったりとしていた昔と比べ、気のせいか近頃の映画の展開が非常に速くなっている気がする。
ときには家で録画ではなくリアルタイムでみている映画を早送りしようとして「あっ」と気がつく。映画の見方が変わった。

昔の映画を又見たくなってDVDを探してみても見つからない幻の映画 1~4
1 ポーラの涙 Bye bye, Barbara 
フランス映画 監督 ミシェル・ドヴィル(Michel Deville)1969年制作 主演Eva Swann : Paula
ミステリアスな映画と主題曲


2 ジェニーの肖像  Portrait of Jennie
ロバート・ネイサンの名作幻想小説 アメリカ映画 監督ウィリアム・ディターレ 1948年制作 主演 Jennifer Jones: Jennie Appleton



3 雨のエトランゼ 原題美しき野獣 Un Beau Monstre フランス映画 監督 セルジオ・ゴッビ 1971年制作 
主演 Helmut Berger:Alain  Virna Lisi:Nathalie 音楽ジョルジュ・ガルヴァランツGEORGES GARVARENTZはギリシャ出身
 

4 禁じられた恋の L'Isola di Arturo イタリア映画 監督 ダミアーノ・ダミアー 1962年制作 主演:ヴァニ・ド・メイグレ (Arturo)
カルロ・ルスティケリ作曲の主題曲が美しい。ピエトロ・ジェルミ監督の作品の殆どを彼が作曲した



今これらの映画をもう一度見ることがあったら受けた印象は同じだろか?


怖い映画は山ほどあるけど、あまり怖い映画のリストには入らない↓二作は私にとっていつも思い出すだけで怖い

1 恐怖のメロディPlay misty for me 1971年制作イーストウッドの初監督作品 主演クリント・イーストウッド 
2 See No Evil (aka Blind Terror)見えない恐怖 1971年制作 監督リチャード・フライシャー 
主演 Mia Farrow:Sarah ロンドンでこの映画を見た後
暗い人通りのない夜道を帰ったことが思い出されます。フラットで外の木々が風で
ざわざわしていた夜の怖さが今でも記憶の底に。





海 海 海

2010-09-17 | 旅行

写真 伊豆 下田 多々戸浜ビ-チ

美しかった海岸線がテトラポットで無残にもその姿を変えてしまいがっかりすることが多いけど、
伊豆には今でも美しい海岸が点在する。
その中でも多々戸浜はカリフォルニアから来た友人が教えてくれた彼女のお気に入りビーチ。

まだ観光地化される前の島旅。
石垣島・竹富島・西表島・波照間。中でも「仲ノ御神島」(なかのおがんじま)
石垣港からチャーターした船にのって行った無人島への旅は圧巻だった。
岩穴でスリーピングバック、横に懐中電灯をおいて寝ころび星空を眺めて寝た夜。
やはり数十年前にいったセブ島、エアポートから真っ暗闇のなか
アルガオビーチに向かうジープがエンストして思わず仰いだ星空、
あれほどのおびただしい数の星を見たのはこれが初めてだった。
あまりのすごさに鳥肌がたった。
暗闇になれていない現代人。
気象衛星DMSP (defense meteorological satellite program)の日本の夜は光の帯。