風に吹かれて    Blowin' in the Wind  今でも旅の途中~ 

海風や森から吹いてくる風がすき。いつも旅の記憶は風・・・又旅にかえりたい。

久留里線 馬来田

2010-11-29 | 旅行

駅前のJA木更津市農産物直売所が楽しくて車で近くを通る時は、

必ず買い物をして東京に帰るようになった。

 

今回は東京駅から高速バス・アクシー号と久留里線を利用して馬来田駅から里山の散策をした。

ローカル線の馬来田は無人駅でホームの前は田畑が広がっている。

その田畑から焚火の煙があがっているのを眺めたり、線路のあたりの叢を歩いたりして

電車の時間待ちをする。

 

駅前はひっそりとしていて人影もなく、ゆったり時が流れていく。

近くの民家もみな垣根に工夫があって、自然の素材で出来ているその美しさにため息。

庭にもそれぞれ趣があり眺めながら歩くのがとても楽しい。

 

    

垣根のサザンカの花  グランドカバーが素敵!

 

 

 東京から日帰り可能で観光地化されていない、静かな暮らしのある街並みを歩きまわると

ほっこりする。  

 

馬来田・・・ コスモスロード (自然の湧き水・いっせんぼく、 真里谷城址、甲斐武田家分家の菩提寺天寧山真如寺)


懐かしい音・昔 日本橋 馬喰町 Missing my childfood!

2010-11-15 | 日記

「火の用心!!」カーン、カーン 拍子木の音が乾燥した外気を通して時折聞こえる。

 

「火の用心」と拍子木を叩き声をかけて回る夜回りとは、

江戸時代からの風習だと言われているが、

この風習が今でも残っているのは不思議な気がする。

 

日本橋で育った子供の頃は物売りの声が色々聞こえてきた。

お豆腐屋さんのラッパ、石焼き芋、金魚売り、風鈴屋、刃物研ぎ、屑屋お払い、

夜泣きそばのチャルメラ、按摩さん、さおだけ屋。

又裏の勝手口には経木に墨でしたためた本日の品書きをもって魚屋さんが御用聞きにくる。

お刺身を注文する時に、好みの魚を決めお皿を渡すと岡持ちにいれて、

刺身のつまと共に綺麗に盛られたお刺身を食事時に届けてくれる。

富山の薬屋さんは紙風船をくれたし、

氷屋さんは冷蔵庫に入る大きさに氷を鋸で引いて届けてくれ、

千葉からくる野菜の行商のおばさんは大きな背負い籠をしょって来た。

夏休みに遊びにいった家は大きなお倉のある豪農で2.3日過ごさせてもらった記憶がある。

地平線まで一面の西瓜畑で西瓜をもいでいただいた。(幼年時代なので畑の広さが曖昧・・・・)

 

屑屋お払いは新聞紙や本をうまく束ね天秤ばかりで重さを測り、

空き瓶や空き缶、金属類を布袋にいれて引き取り、

交換に幾ばくかの金銭のやり取りがあったような記憶がある。

天秤ばかりに興味があって屑~ィという声を聞くと居てもたってもいられなく

外に飛び出した。

 

各家の横には黒く塗られた木製のゴミ箱が置いてありバタヤさん(廃品回収業)が

ゴミ箱の蓋をあけ再生可能、換金可能のゴミを選別して、

背中の竹製の背負い籠に大きなトングのようなものでポイポイ落としていく。

今のように溢れるようなゴミは巷になく、再生や修理して使っていたものが大半だったのだろう。

 

今年の春、家のあった界隈、両国橋・浅草橋・柳橋・左衛門橋・美倉橋を散策し、

お昼に子供の時家族でいったり出前を頼んだ中国料理 鳳凰軒おおとりけん

でランチをいただいた。

当時あった店について鳳凰軒オーナーと思われる方に伺うと

すでに廃業をしているお店が多かった。

子供の頃家で出前をお願いした事を話すと、「ちょっと待って」と言われると

店の奥から勤続40年を超える出前をされていた方が挨拶に出ていらした。

 

須田町を抜け御徒町まで歩いた。 大人の足で歩ける距離。

冒険と称して、両国橋のたもとにあるももんじゃの店の前に吊るされているイノシシを見に行ったり、

ドーム型の両国国技館まで歩いていったあの頃・・・・・・・

子供の頃の距離感と今の違いにあらためて驚き。

 

 

 


ヴェトナムともだち

2010-11-08 | 旅行
2009年12月にヴェトナムのフォーチミンを旅した。

空港に夜遅く到着してホテルからの送迎バスを待っている時に、
ヴェトナムの恵まれない子供に教育支援をしていて、定期的にフォーチミンを訪れている
女性と知り合った。

偶然帰りのフライトで又一緒になり家が近いこともあって電話番号を交換した。

先日家に遊びに見えて、彼女が5年前にセカンドハウスの土地を購入したという
茨城県鹿嶋市を案内してもらうことになり、日曜日に出かけた。

いつも通過地点でしかなかった場所を上から見てみようと、
大野潮騒はまなす公園の海抜が77mあり、360度のパノラマが楽しめる展望塔に登る。
上からの眺望は本当にフラットな起伏のない平野という感じ、山も見えない。

ちょうどこの日は鹿嶋アントラーズと名古屋グランパスの試合が行われる日なので、車が多い。
食事をし、地元のスーパーマーケット(物価が安い)をひやかし....

茨城県鉾田市上沢の雑木林を散策してカラス瓜をみつけた~ 
 

グミ?を見つけて食べてみたら、酸っぱい!
「これはしゃしゃぶというのよ」と彼女の説明
家にかえって調べてみたら、グミ類の総称は「ささんぼ」という。
方言意味しゃしゃぶ(植物)グミ類の総称の「ささんぼ」の通称「しゃしゃんぽ」がなまったものとある。

シャシャンボ(小小坊)とはつつじ科スノキ属の常緑小高木。
学名はVaccinium bracteatum(シノニムはV. bracteatum var. lanceolatum)。
別名はシャセンボ。低木または高木になる。日本のスノキ属の植物には小柄なものが多い中で、
かなり大きな樹木になるものである。枝は当初は細かい毛があるが、やがて無毛となり、白くなる。葉は楕円形、
やや厚い革質で表にはつやがあり、葉脈はややくぼむので、表面に網目状の溝があるように見える。
葉縁には細かい鋸歯がある。7月頃に白色の壺状の花が咲く。花序は総状で、前年の枝の葉腋から出て、
やや横向きに伸び、多数の小さな葉が付いている。果実は小さい球形の液果で黒紫色に熟し、
食べることができる。これは同属のブルーベリー類と同じく、アントシアニンを多く含む。
名前の「小小坊」は小さな丸い果実を意味するとされる。
本州西部、四国、九州、朝鮮南部、中国に分布する。やや乾燥したところに多く見られる。
 

ETERNAL LIGHTS

2010-11-05 | 日記
11月3日第九を聴き点灯式もまじかで見ることが出来た。 恵比寿ガーデンプレイス       
今年は秋が短くて、もうクリスマスのイルミネーション....

3日はすごい人で写真を撮れなかったので、今夜買い物の帰りに写真を撮った。
余すところ2カ月もなく又一年が過ぎてゆこうとしている。
年を重ねる程一年が短い・・・・・・


 




旅立った友

2010-11-02 | 日記

親しい友Gが2010年1019日に旅立った。
2000年の5 New York 
の友人達を訪ねた。
Gもドイツから一日違いで到着して楽しい2週間余りの時を一緒に過ごした。

Brooklynに住む友人Kの家からBrooklyn Bridgeを歩いて渡り

Tribecaに住む友人Lの家に遊びに行った。
橋の途中でGと二人の記念写真を撮ってもらった。
少し夕暮れた情景の中で、遠景にワールドトレードセンターがそびえ立ち
写真の中の私達は微笑んでいる。
20019月にワールドトレードセンターが消えて・・・・・・・
東京かヨーロッパの何処かで逢おうという計画も今消えてしまった。

Gの誕生日にあたる11月2日、葬儀が行われた日
私は家でキャンドルを灯し彼女の好きだった曲を聴いた。

世界中を旅し、人・動物・美味しい食事・ワイン・音楽・芸術・本・ファッションを愛し
人生を駆け抜けていった
G
又風になって好きだった旅を続けているのだろうか?