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ガレージSMAK

ハイエース(200系)ATF圧送交換

射水市のお客様からATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)圧送交換のご依頼です。
走行距離が4万キロに近付いたので、そろそろ交換をしようといつも付き合いをしている整備工場に車検時に依頼したところ『ATFのレベルゲージが無いからうちでは出来ない』って言われたそうです(>_<)

トヨタ ハイエースバン GDH206V 2020年式 36200キロ
同じ200系でも年代によってはレベルゲージレスになってて、従来とは交換方法(レベル調整方法)が変わってたりするので、注意が必要です(^^)
交換前の試乗は問題なし。
リフトアップして下廻りの確認。

オイルパンには排出用のドレンボルトと油量調整用のオーバーフロープラグがあります(^^)
左サイドには注入口であるリフィルプラグがあり

右サイドにはクーラーホースに繋がるラインがありますね~
ドレンボルトを外してフルードを排出。
今回は走行距離が少ないこともあり、オイルパンは外さずにこのまま圧送交換へ移ります(*・ω・)ノ
フロントのカバーを外してクーラーホースを確認。

トルコン太郎のホースを接続。
ドレンアウトしたフルード量は約2.0Lでした。ちなみに~この車の全容量は9.0L。
圧送交換が出来ないお店でATF交換をした場合、1回の交換では2L、約20%の交換、、、というか希釈しか出来ないということになります(^^;)
でも世の中ではこれを交換と呼びます(゜Д゜;)
話を戻して~今回はどうせなら良いフルードを!ってことでワコーズATFプレミアムスペックです♪
まずは初期補充。

左 新油のATF
中 ドレンアウトしたATF
右 現在ミッション内を循環しているATF
排出してる時に綺麗に見えてましたが採取してみると普通に真っ黒でした(^^;)

圧送交換スタート!









圧送交換修了~

自動的にクリーニングモードへ移行します。
圧送交換での交換率は90%程度と言われてますが、元々のATFが赤色で新油のATFが黄色みがかった透明な色をしているので、1回の圧送交換ではどうしても赤色の影響を受けてこんな感じの色味になってしまいますが、ほぼほぼ入れ替わってます(^^)

クリーニングモード修了。
ミッション内部が汚れている場合は圧送交換修了直後よりもフルードが黒く汚れるんですが、今回のように前後で色味があまり変わらない場合はミッション内部の汚れが少ないってことになります(^o^)
ですので今回はここで圧送交換修了です♪
診断機でAT油温を確認して規定温度になったところで
オーバーフロープラグを外して余分なフルードを排出して油量調整完了となります(*´∀`*)ノ

左 最初にドレンアウトしたATF
右 最後にオーバーフローしたATF
こうやって比べるとほぼ入れ替わって汚れが無い状態になったのがよくわかります(^^)

整備書を確認すると、50%以上ATFを交換した場合にATF熱劣化推定値をリセットしなさいとあるので、作業サポートへ進み
ATF熱劣化推定値初期化を選択して


実行(*・ω・)ノ

ATF熱劣化推定値が0になったことを確認して作業完了です!
作業完了後は試乗へ~

試乗では元々特に異常がなかったわけですが、変速がスムーズになったことが体感出来ました(≧∇≦)b

ATF/CVTF交換にはそれなりの知識や工具・設備が必要になります。それに加えて交換効率を求めるなら圧送交換が出来るお店じゃないとそもそも出来ません。
いつもお付き合いしているお店が対応してれば何も問題ないと思うんですが、そうじゃない場合は、、、お問い合わせください(^^)
有難いことに県外からもお問い合わせを頂いてます<(_ _)>

皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。


















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