新車で購入されたときからずっと携わってる車で、気が付けば11年経過したことに時が経つ早さを感じました(^^) 前の車も含めれば約20年のお付き合い。
当然その分、お客様も自分も歳をとったんですよね、、、(ノД`)
お互いに環境が変わりながらもずっとお付き合い頂いてるわけですが、他にも同様に長年のお付き合いをして頂いている全てのお客様には感謝しかありませんm(_ _)m
自分が出来る恩返しはそんなお客様達の車をしっかりと整備すること。
というわけで、車検整備です!


まずは定番の発煙筒、エアコンフィルター、ワイパーゴムの交換。
エンジンオイル。

ドレンボルトを外して排出。


ダイハツ タント L385S 2011年式 86300キロ


まずは定番の発煙筒、エアコンフィルター、ワイパーゴムの交換。
エアコンフィルターはPM2.5やアレルゲンに対応した高性能タイプ。
ワイパーゴムは使うことでガラスに撥水効果を持たせるシリコンタイプ。
発煙筒は、、、普通の発煙筒(^^;)
LEDのタイプもあるんですが、あれは何年か経つと電池切れ?するので結局定期的な交換が必要になります(゜ロ゜;ノ)ノ


フロントディスクブレーキ。

スライドピン、ブレーキパッドには粘度の異なるシリコングリースを塗布して組み付け。


スライドピン、ブレーキパッドには粘度の異なるシリコングリースを塗布して組み付け。

リアドラムブレーキ。

ブレーキシューとバックプレートの当たり面にシリコングリースを塗布。

ブレーキダストを清掃して組み付け。


ブレーキシューとバックプレートの当たり面にシリコングリースを塗布。

ブレーキダストを清掃して組み付け。

フロントの足回り。

タイロッドエンドブーツが破れてグリースが中から出てきてます(^^;)

タイロッドエンドブーツが破れてグリースが中から出てきてます(^^;)
ブーツ破れは車検NGとなるため交換。

ステアリングラックブーツ。

ステアリングラックブーツ。
ぱっと見ではわかりませんが、もういつ破れてもおかしくない状態だったので交換。
もちろんここのブーツ破れも車検NGです。


ブーツを外し

古く汚れたグリースを取り除いて新しいグリースに入れ替え。


古く汚れたグリースを取り除いて新しいグリースに入れ替え。

こちらもブーツを外して

ちなみにこのブーツは谷の部分から破れてきます。


ちなみにこのブーツは谷の部分から破れてきます。

新品のブーツを取り付けて組み付け。

エンジンオイル。
前回のオイル交換は交換後1万キロ程走行していたこともあり、油圧警告灯がたまに点灯するぐらい(1.5~2.0L程度)オイル消費してたので、ワコーズのEPS(エンジンパワーシールド)を注入しました。
今回5000キロ走行で0.5L程度の消費なので、かなり改善されてました(≧∇≦)b
この車、というかこのエンジンのオイル消費の原因はほぼオイル上がりで間違いなく、エンジン内部のピストンリングの固着と言われてます。そもそもの設計?部品?が悪いんでしょうが、オイル交換のサイクルが遅すぎたりオイルの質が悪いとなり易いという(^^;)
オイル消費の対策として粘度が高いオイルを使うっていうのも1つの方法ではあるんですが、当然ながら根本的な解決にはならず、、、そんなわけでEPSなどの添加剤を入れることで固着の原因となるスラッジを取り除くことが出来れば、オイル消費を抑えることが可能になります(^^)

ドレンボルトを外して排出。

エレメントも交換。
ガスケットにはシリコングリースを塗布しておきます!


使用するオイルはワコーズのプロステージS。
当店のスタンダードオイルになるので1L1200円にて提供していますm(_ _)m


消費量が減ったとはいえ減ってることは間違いないので、今回は更に強力な添加剤を充填します。
D1ケミカルのSOD-1プラス。

燃料、冷却水にも車を長持ちさせる為の添加剤を注入です♪


燃料、冷却水にも車を長持ちさせる為の添加剤を注入です♪

圧送式でブレーキフルード交換。


1Lを使ってしっかりと交換。

エアコンガスクリーニングの施工です。

圧力は問題なし。

エアコンガスクリーニングの施工です。

圧力は問題なし。
外気温19℃に対して吹き出し口温度は6℃。

300グラムに設定してスタート。

回収出来たエアコンガスは145グラム。

回収出来たエアコンガスは145グラム。
ってことは半分も入ってなかったわけです(>_<)

エアコン添加剤を追加充填します。



エアコン添加剤を追加充填します。


施工後は圧力に関しては施工前とほぼ変わらずですが、外気温22℃に対して吹き出し口温度は5℃に下がってます。
外気温が夏に比べて低いことも影響してますが、今回のようにエアコンガスが半分不足していたとしても、エアコンの効きとしては問題ないわけです。ですがその分、コンプレッサーは高負荷で運転せざるを得なくなり、将来的な故障に繋がっていきます。
それと時間の経過と共に少しずつ侵入しているであろう空気に含まれる水分も故障の原因になるわけですが、施工の過程で真空引きをしているので完全に除去することが出来ます。

最後にヘッドライトの曇りを

除去してコーティングです(^^)

最後にヘッドライトの曇りを

除去してコーティングです(^^)
曇っていると光度が下がって車検が通らなくなる事もありますが、見た目が格好悪く車が古くさく見えてしまいますからね(^^;)
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。