CVTの警告灯が点灯してるそうで、加速中に回転数が上がったり下がったりを繰り返してスムーズに加速しないとのこと。
DTCと症状をディーラーに相談したところ、よくある事例のようですぐにバルブボディの交換ですね〜と回答が来たそうです(^_^;)
というかスズキの内部文書で、この症状の場合はこれとこれを交換っていうのが出回ってるみたいです(゜o゜;
で、原因はわかったけどCVTの修理はしたことがないということで当店への依頼となりましたm(_ _)m
スズキ ワゴンR MH44S 2015年式 106200キロ

バルブボディの交換をして〜と言われてはいますが、念の為に当店でも点検です(^^)/
軽く試乗してみましたが、エンジン回転数が上下してスムーズに加速しないですね〜(>ω<)

DTCは
P0841 セカンダリ圧センサ系統特性異常
DTCの発生条件は実圧と目標圧の差が規定値以上になった状態で一定時間走行です。

フリーズフレームデータがあったので見てみると

ライン圧センサの目標値と実測値に結構な差がありました(゜o゜;
そんなわけで〜ストールテスト。
2700回転で問題なし(^^)/

CVTの再学習で症状が緩和したらラッキーかな〜と思い実施してみましたが、その後に試乗してみると余計に酷くなるという結果(^_^;)
ライブデータを見てみるとライン圧は基準値内でしたが、ライン圧SOL出力電流とSOLモニタ電流が基準値を超えてました(゜o゜;
やはり交換が必要みたいですね〜

部品が届いたところで作業に取り掛かります。

ミッションオイルパン。

ドレンプラグを外してCVTフルードを排出。

排出が終わったらオイルパンを取り外し。



取り外したオイルパンに取り付けられている磁石には結構な量の鉄粉が吸着されてました(>ω<)
とはいえ内部が損傷してるわけではなさそうですね〜

ストレーナーを取り外し。


これはかなり汚れてますね(^_^;)
フィルター部分にも鉄粉がチラホラと見えます。

ちなみに新品は左の綺麗なシルバーです。

バルブボディを取り外す前にミッションケースに差し込まれている配線のコネクターを


切り離しておきます(^^)/



マニュアルバルブレバーを外すと


バルブボディを外すことが出来ます(^^)/

取り外したバルブボディ。

問題のセカンダリ圧センサは確かこの部品のはずですが、メーカーからはバルブボディASSYでの部品供給しかないので、丸ごとの交換になっちゃうんですよね〜(>ω<)

で、こちらが新品のバルブボディ。
これをミッションケースに

ドッキング!

ストレーナーも取り付けて

オイルパンと磁石は綺麗にして再使用となります。

取り付け完了〜


コネクターも元に戻します。

ドレンアウトとストレーナー脱着で排出されたCVTフルードは約4.3Lでした。

ワコーズのCVTFセーフティSを充填。

再びスキャンツールを接続してCVTの学習値を初期化。
この後、実走行をして初期学習させてます。

DTCは消えて再点灯も無し。
もちろん加速中のギクシャク感は無くなって、エンジン回転数が上下する症状も無くなってます(≧∇≦)b

最後にフルード量の調整をして作業完了となりました♪
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。