日産 フーガ PY50 2005年式 83900キロ

3年前ぐらいに購入されたそうで交換歴は不明とのこと。
現状、何か不具合があるわけではなく、大事にしたいからということで、今回のご依頼となったみたいです。
車を大事にするって良いですよね〜(^^)

試乗後にリフトアップ。
ちなみに試乗では特に問題なくスムーズな加速をしていました(^^)

まずはリアのデフオイル交換からってことで

充填口となるリフィルプラグが外れることを確認してからドレンプラグを外して排出。

ぱっと見でも結構な量の鉄粉ですが

拭き取ると更に実感(゜o゜;

排出したフルードはそこまで真っ黒ってわけじゃなかったんですけどね〜

ワコーズ WR-Gを

規定量プラスαを充填してオーバーフローしたところで完了(^^)/

続いてはATF圧送交換です。

ドレンアウト。

排出量はたったの1.8Lw(°o°)w
このミッションの全容量は10.3Lです。
一度の排出でこの量だと従来の循環交換方式では非常に交換効率が悪いってことになりますね〜


オイルパンを取り外して

ストレーナーも取り外し。


ストレーナーには無数の鉄粉が引っ掛かってます(>0<;)
ちなみにこの車はストレーナーが単体で部品供給されていませんが


当店では手配可能なので交換です♪


バルブボディをできるだけ綺麗にして

装着(^^)


オイルパンと磁石は再利用するので


鉄粉を取り除いてキレイにしました!
圧送交換に限らずフルード交換に於いては、オイルパンや磁石を直接キレイにするのは非常に大事で、これをしないとフルード交換直後にフルードが汚れて(鉄粉を取り込んだ状態)しまいます(^_^;)

新品のガスケットを使ってオイルパンを取り付け。

オイルパンの脱着、ストレーナー交換で更に1.3Lほど排出されたので合計で3.1L。
これでもまだ3割程度の排出ですщ(゜ロ゜щ)


圧送交換に必要なトルコン太郎との接続は


圧送交換に必要なトルコン太郎との接続は

この車のようにオイルクーラーホースが有る場合はホースを割り込ませます。
オイルクーラーホースが無い車はオイルクーラー(ウォーマー)を外して、そのミッションに対応したアタッチメントを取り付けての接続となります。

今回、使用するフルードは交換後に明らかな違いを感じられるワコーズATFプレミアムS。

初期充填をしてエンジンスタート。

左 現在空になってますが新油用のフィルター
中 ドレンアウト時に回収した使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF

圧送交換スタート(^^)/












圧送交換が終わるとクリーニングモードに移行するんですが、クリーニングモードとは何かと言うと〜入れ替わった新しいフルードの清浄性能を使ってミッション内部のスラッジを回収してミッション内部を綺麗にするっていうモードになります(^^)

ミッション内部に汚れがあった場合は右のフルードがクリーニングモード開始時よりも黒ずんだり透明度が無くなったりします。
今回の車は開始前よりも黒ずんでるのがわかると思います。
そんなわけで2回目の圧送交換スタート(^^)/















今回はクリーニングモード前後で色味の変化が殆どなかったので、ミッション内部も十分綺麗になってると考えられます(。・ω・。)ノ















今回はクリーニングモード前後で色味の変化が殆どなかったので、ミッション内部も十分綺麗になってると考えられます(。・ω・。)ノ
ということで圧送交換はここで終了。

フルードの点検温度になっていることをスキャンツールで確認して

レベルゲージをチェック(^^)/
適正量になってます(≧▽≦)

ホースの接続を外す時に垂れてくるフルードを回収したのが右で、左は最初にドレンアウトしたフルード。
交換前後の比較ですね〜
真っ黒だったのが透明度のあるほぼ新油と同等の色になってます♪
交換後の試乗では交換前と比べて加速が軽くなって伸びるようなったと思います(人*´∀`)。*゚+
これでまだまだ頑張ってくれるでしょう(^^)/
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
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