トヨタ エスクァイア ZWR80G 2015年式 97700キロ

まずはエアコンから(^^)

事故等の修理で貼り忘れをしてない限り、エンジンルームにはエアコンの情報が記載されたシールが貼ってあります。
主にガスの種類、オイルの種類、ガスの充填量が記載されてます。
今回の車はガスがR134a、オイルはND-OIL11ってことでPOE、充填量は720グラム。

事前の情報収集?が終わったところでエアコンガスクリーニングを施工するためにエアコンサービスステーションを接続。
ところで、、、最近では色んな所でエアコンガスクリーニングをオススメしてると思います。といっても機器が違えば性能も違うわけで、真空ポンプモーター、高純度のガス再生能力などなど、どこでやっても同じではなく、現時点ではスナップオンのこのモデルが一番かなと思います(^^)

施工する前に現状把握で圧力と吹き出し口温度を確認すると〜外気温が低いとはいえ3℃とめちゃめちゃ冷えてますw(°o°)w

規定量の740グラムに設定してスタート(^^)/

当店では全自動ではなく低圧充填で設定したガス量を正確に充填して

施工完了!
結果は175グラムの不足でした。
エアコンガスを規定量に合わせることも大事な目的ですが、エアコンシステム内から水分や不純物などを除去することがある意味一番大事なことかなと(^^)
昔からあるマニホールドゲージを使ったエアコンガスの補充では、これができないというかしてないんですよね〜
しかもガスがどれだけ不足していて、どれだけ充填が必要なのか?もわかりません(^_^;)

追加でパワーエアコンプラスを充填して、コンプレッサーの保護と性能アップです!


気温が低く且つ元々効きも良かった為、施工前後で数値は余り変わりませんが、体感では施工前よりもかなり冷えてる感じで

手元の温度計だと1.9℃(゜o゜;
めちゃめちゃ冷えてます♪

そして次は足回りからの異音ですが、試乗してみるとそんなに酷くはないものの、たまに右前上部からコトコト音が出てますね〜

お客様に「音が小さくたまにしか出てないので確証はないんですが、恐らくサスペンションのアッパーマウント」だということをお伝えすると「気になるから交換して!」とのこと。
そんなわけで

ワイパーアーム、カウルトップベンチレータルーバを取り外して

ワイパーリンク、モーターを取り外して

カウルトップアウトサイドパネルを取り外すと

サスペンションの取り付け部分が見えて工具が入るようになります。

続いてリフトアップしてタイヤを取り外し。

今回、異音が出てたのは右側なんですが、左のスタビリンクのブーツが破れて中のグリースが漏れ出てたので

ついでに交換。

パックリと割れてました(^_^;)


その後は本来の目的の右側ショックアブソーバーASSYを取り外し。

アッパーマウントに加えてマウンティングベアリング、バンプラバー、ダストブーツを取り替えます。

スプリングコンプレッサーでコイルスプリングを縮めて

バラしました(^^)/


10万キロ近く走ってるので劣化してて当然ですよね〜
ただ全ての部品が劣化をしてるわけで、どこまで部品を交換するか?はこの後どのように?どれだけ?車を使うかに依るので、こういった場合はお客様と相談の上、決定しています。

新品部品で組み上げて

車両に取り付け。


エンジンルームの外した部品を元に戻して

修理完了(^^)/
暫く試乗してみましたが、、、異音は出なくなったと思います(≧▽≦)
夏が近づいてきてエアコンのトラブルも増えてきました(>0<;)
できれば故障するまえに〜エアコンガスクリーニングでエアコンのメンテナンスを!
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
ガレージSMAKのYouTubeチャンネル
諸事情により一般公開ではなく限定公開となっている動画
「エンジンオイルや添加剤の潤滑性能テスト」
「潤滑剤の極圧潤滑性能テスト」