ハンチングとは違って継続的にアイドリングで回転数がやたら高くなったり、かと思えばやたら低くなってエンストしてしまうことがあったりするそうです。
そしてそれが常時ではなく調子が良い時もあるみたいです😲
トヨタ カローラフィールダー ZRE142G 2007年式 141500キロ

数日間、エンジンを掛けたままにしたり走ってみたり掛け直してみたりしてみますが特別変な挙動は現れず😵💫

これは始動直後の水温が暖まってない状態。
この日も問題なし😅
なので症状は確認できませんが点検を進めていきます🫡

えーっと、、、レベルゲージにオイルが全く付きません😱
これを見たからにはもうこの時点でエンジンを掛けることはできないですね〜
お客様に販売店経由で事情を聞いてもらうと前からオイル消費をしてる車みたいで💦
点検進めるにあたり、とりあえずエンジンオイル交換をさせてもらうことになりました〜

正確に測ってませんが残ってたエンジンオイルは1.0Lほど、、、めっちゃ少なっ😱

エレメントは前回のオイル交換時に交換してるみたいなんですが、少ないオイルで循環してたことを考えるとオイルの劣化は早まってますしスラッジの発生も考えられるので、一緒に交換です。

オイルはワコーズのプロステージS。

オイル交換が終わったので安心してエンジンを掛けながら点検ができるってことで〜エンジンを掛けながらDTCを確認するとエンストやアイドル不安定など入力されてますが、これらは現象であって原因ではありません😗

一旦全消去してみると日射センサーのみになりました。
水温が十分に上がるとエンジン回転数は700回転前後で安定。
水温が十分に上がるとエンジン回転数は700回転前後で安定。
ですが室内にも伝わってくるぐらいエンジンからの振動があります😅


振動の原因は左エンジンマウントのようです💦

プラグを外してみると交換してからそんなに日が経ってないようなRXプラグでしたが


大量のデポジットが付着してて、明らかに燃焼状態は悪そうですね〜😨

念の為、適合をNGKのHPで調べてみると〜ん?違う😅
現物は6番だったんですが適合表では7番になってますね😟
これについて部品商に確認すると元々はトヨタの純正品番が7番だったのが、途中から6番に変更されてるみたいです。
アイドリングが安定しているので問題ないと思いますが、プラグを外したついでにコンプレッションの測定。

1番シリンダー

2番シリンダー


3番シリンダー

4番シリンダー
各気筒で大きな差異がなかったので問題ないかなと🫡
各気筒で大きな差異がなかったので問題ないかなと🫡

プラグに関しては交換が必須と判断しましたが


元々の品番である7番をチョイス。

次に左エンジンマウントを交換するために下からミッションをジャッキで支えて

次に左エンジンマウントを交換するために下からミッションをジャッキで支えて


取り外し


千切れる寸前って感じでした😵💫


元に戻したところで、、、

トラブル発生❗️
ラジエーター根元のニップルが折れました😱
ホースに軽く触れただけなんですけどね⤵️
折れてから思ったのが、そういえば下廻りに冷却水が漏れて乾いた痕跡があったな〜と😅
追加でラジエーター交換となります💦

ラジエーターから冷却水を排出してみると


ラジエーターから冷却水を排出してみると

おっと、、、かなりの汚れ具合😲
2年前ぐらいに冷却水を交換したステッカーが貼ってあったんですけどね😟




ラジエーターASSYで取り外し。




ラジエーターASSYで取り外し。

社外新品のラジエーターですが


アッパータンクは樹脂なので熱の影響でヒビ割れしたり今回みたいに脆くなって折れたりするので、ある意味定期交換が望ましい部品ですよね😟

部品を付け替えて元に戻したら



原液のスーパーLLCを不純物発生の原因となる水道水ではなく、高純度精製水で希釈して濃度を調整。

充填してエア抜き。

エア抜きついでにデータモニターしながら

排気ガスもモニタリング。

HCが400ppm弱、COが0.3%だったのが

HCが振り切ってしまったので

レンジを切り替えて確認すると500ppm。
点火が悪いのか燃調がおかしいのか未燃焼ガスが残ってますね〜🥲


そしていつの間にかO2センサーは0Vで張り付いてるので空燃比が薄く、この結果を元にECUは燃料を増量してHCが上がってるんですかね〜


念の為、O2センサーを単体点検したいんですがカプラーは室内の奥にあるみたいなので

助手席足元をバラして


問題ないっすね👍

バラした時に気付いたんですが

助手席足元左のアースポイントのボルトが緩々です💦
何かの作業の時に緩めたんですかね〜

しっかりと締め付けておきました!

あーだこーだしてる間にエア抜きが終わったので新品のラジエーターキャップを装着。
プラグが変わったことも関係してますが、燃調の不具合対策としてスロットル洗浄をしたあとにアイドリング再学習を実施して、再びデータモニターしながらアイドリングの状態を確認していきます🫡




HCとCOはともに0表示😁


燃焼状態が改善されたせいかマフラーからはしっかりと水が出るようになりました♪

もちろん?HC、COは0で変わらず✨









水温が低温から80℃になり補正が入らなくなったところでアイドリング回転数が規定値の650min-1付近で安定して、水温が95℃付近でも変わらず、O2センサーは上にも下にも張り付かず動いてました😙
HCとCOはずっと0表示でしたし、排気ガスからは水が出まくり、体感的にもエンジンは安定していたと思いますので、これで大丈夫かなと🙌
ただエンジンマウントは左以外にも後ろ側もダメになってたっぽいですね💦振動は改善されてますが、まだ残ってます🥺
その後、暫くテストドライブしてみましたがエンジンは問題ないと思います🙋が、CVTの加速具合が何とも言えない感じ😅
エンジンマウントとCVTに関しては依頼元の販売店にお伝えしておくことにします🙇
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。