モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

モペッドの自分視点での楽しみ方(乗ってみて)

2009-01-27 11:51:23 | Weblog
モペッドの最高速は改造でもしなければ大体50km/hです。
日本製スクーターの多くは60km/hまで出ます。ヨーロッパ製や一部の台湾製は70~80km/h出ます。
これからも分かるようにけっして速くはありません。

オプションで鞄がありますが、カブと同じくメットインなどは付いていません。
日常の足として使うのであれば、スクーターと比べると弱冠劣るかもしれません。

では、何が楽しいの? という疑問が出ます。

うちの店から湘南の江ノ島まで大体30分ぐらいです。天気の良い日には「ちょっと出かけよう♪」と気軽に行ける距離です。

海岸線の道路を速いオートバイで、海風を感じながら走るのも好きですが、太陽の暖かい日差しと海の潮の匂いを感じながら「ゆっくり、気持ち良く」走るのもこれまた素晴らしいのです。

乗り心地が国産と言うよりも、普通のオートバイにないものです。
まったくの別感覚ですから余計にそう思います。


イギリスの乗用車でミニ、イタリアの乗用車でルパン三世が乗っているチンクチェントというのがあります。日本にも台数が多い車です。

人によってはこの車に、レースのイメージを持つ人、シティなイメージを持つ人など千差万別ですが、私はノスタルジックなイメージを持っています。

決して速くもないこの車(今のミニはそうでもないみたいです)に屋根の上に籐の鞄を載せて、田舎道をのどかに走る。

モペッドはそれのオートバイ版といったところでしょうか。

そんなイメージを持ちながらゆったりとした気分で乗る。こういう楽しみ方をしています。

出かけた先でモペッドと外の風景を(私はtomosのクラッシック1とpiaggioのチャオを持っています)を眺めながらコーヒーを飲んで良い感じに浸っていることもあります。またのその際に、いろいろな人に珍しさから声をかけられることもしばしばです^^。

それにしても、このスタイルだからなのかは分からないのですが、私が見かけた所有している人の多くが女性の方です。あるいはアパレルや理容師さんや美容師さんのようなファッションセンスを仕事に求められる方です。

私は職業状、作業着を着て試走に出かけますが、街中で見かける方の多くが服装も、ヘルメットも上手く調和している方が多かったですね。


画像はイタリア製モペッド piaggio チャオ ヨーロッパと一纏めに言ってもその国の個性がデザインと性能に現れています。

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