星屑ディスコ、ディスコ横綱

2008-05-28 04:45:56 | インポート

星屑ディスコティークが25日の日曜日に歌舞伎町PINK BIG PIGで行われた。それはもう、とてもとてもディスコな夜だった……のかぁあ!?

足がガクガクになりながら踊ったマッカーサ・パーク。それもこれも「サウンド・イン・S」で踊り狂っていた朱里エイコとしばたはつみのせい…。だって、とってもカッコよかったんだもん。やってみたかったんだもん。しかもピンクレディも「マッカーサ・パーク」をカヴァーしてて、「キス・イン・ザ・ダーク」も含めてサウンド・イン・Sと同様、前田憲男先生のアレンジで唄っていた。今までキャンディーズはやってもピンクレディには手を付けなかった星屑だったが、今回とうとう手を付けてしまう。しかもダンス付き。ワタシたちは、どこまで限界を超えようとしているのだろうか…。とにかく、ダンサーのみんなと深夜練習をしてまで挑んだ今回のステージ。何はともあれ、楽しかった。お客さんも沢山いらしてくれて、本当にありがとうございます。

ディスコ、と言えば、フランスで活躍中のお友達「レ・ロマネスク」の新作「ディスコ横綱」が、とても最高なのです!ヨ~コヅナ~ ヨ~コヅナ~ 頭の中でヘヴィーローテーション。世界中で大ヒット、してくれないかなぁ~…。

ヨコヅナ…


甘い甘い吉祥寺の夜

2008-05-26 08:43:25 | インポート

吉祥寺スターパインズにて行われた、高浪敬太郎氏主催のイベント「TOKYO SWEET 歌謡曲」に出演させていただいた。高浪さん、堂島孝平くん、真城めぐみさん、西村郁代さん、玉袋筋太郎さんとステージ後に写真。なんか沢山のカメラがアチラでパシャリ、コチラでパシャリ、と何かの会見みたくなってて面白かった。玉袋さんは、歌謡曲がとてもお好きなようで、松尾和子のことなど色々お話出来て楽しかった。ステージでは、堂島くんが「パラダイス銀河」→郁代さんが「もう会えないかもしれない」→真城さんが「横須賀ストーリー」→ワタシが「人形の家」という感じで紹介しながらマイクリレー。玉袋さんが「井上順」になり、高浪さんは「ダン池田」に扮して夜ヒットのオープニングごっこをした。しかし堂島くんも、真城さんも、とても逢ってみたかった歌手だったので、もっと沢山唄を聴きたかったなぁ。

高浪さんとは、不思議な縁を感じていた。ワタシの去年リリースしたファースト・アルバムで、「夢でいいから」という筒美京平さんの曲をカヴァーしたのだけれど、この曲を知ったのは、ワタシが若かりし頃、歌謡曲にむしゃぶりついて勉強をしていた時期に出会ったとある本で、高浪さんが選ぶ「筒美京平ベスト5」でこの「夢でいいから」を挙げていたのを見たのがきっかけで、以降、ライブで良く唄うほど大好きな歌になった。そして、初めてのCDアルバムにこの歌を入れることに決めて、レコーディングをしている時、偶然スタジオの控え室に高浪さんがいたのだった。それまで実は高浪さんと同じレーベルだったことを知らなかったので(恥ずかしながら)、何故ココに!?という感じだったが、ちゃんと挨拶も出来ぬままレコーディングが終了したので、とりあえずワタシの担当に「是非、出来上がったら高浪さんにCDを渡してください!」と伝えるようにお願いした。それから月日は経ち、ある日、ライブ帰りで荷物を抱えてクタクタで夜間飛行の階段を上がると、高浪さんと郁代さんがカウンターに座っていて、その光景を見た瞬間、今までのワタシの過去がうねりを上げて迫ってくるのを感じた。ピチカート・ファイブが1994年に出したBOOKLEGを眺めながら音楽とグラフィックに憧れていた頃、果たしてワタシは高浪さんと出会うことを予想出来ていただろうか?ワタシはつくづく「歌」を選んでよかったと心から思った夜だった。

そんな個人的な思い入れが、「夢でいいから」にはある。そして、今回のイベントに呼んでくださって、用意してくれたワタシのライブステージで、HASEさんのピアノと高浪さんの指揮(ダン池田風)でそんな「夢でいいから」を唄えたのは、なんとも感慨深いものがあった。




おんな道

2008-05-20 21:56:00 | インポート

ミニ・リサイタル、ギャランティーク和恵の世界。
浜圭介を唄う。あと一週間となりました。

みなさん、来てください!まだ予約していない方、是非ご予約を!

御席はまだまだ余裕がございます。当日飛び込みでも大歓迎ですが、とりあえず前売り取り置きしておけば、前売り料金で入れますのよ。お得よ。演奏もとっても素敵です。

お待ちしてます!


神保町の香り茸(2本)

2008-05-18 16:54:37 | インポート

前回の日記にアップしたちあきさんのサインを見た人に、「ちあきさんに会ったんですか!?」と聞かれてしまった。えーと、あれは、一応、4月1日と表記している訳で…エイプリルフールな訳で…。ソワレさんが河合奈保子のサインを暇さえあれば書き続けているように、ワタシもちあきさんのサインを暇さえあれば書いてしまうようになった…。ソワレさんはサインを求められると自分のサインを書かず河合奈保子のサインを書いたりする。カラオケでも名前を「河合」と書いたりして「河合さま~」と呼ばれたりする。そこまでやればむしろ立派だ。

星屑スキャットのディスコテークが来週に近づいていて、ダンサーと打ち合わせを曙橋で終えたあと、お店の開店まで時間があったのでメイリーを神保町に誘う。ワタシのお気に入りのレコード店を紹介し、ついでにワタシは大原麗子のLPやゴローのLPを買った。その後、メイリーもワタシに紹介したいラーメン屋がある、と連れていってくれたのは、「さぶちゃん」という小さなお店だった。これと言って特に旨いという訳ではないが、切り盛りしているおじさんとおじさんの「夫婦」風情が、もう、何とも言えず良い。オカマとかそういうものを超越している。がっちり恐面のオジサンが麺を茹でると、ヒョロヒョロのしなやかなオジサンがチャーシューを乗せる。よく見る夫婦でやっているラーメン屋の風景…でも気付けばおじさん二人なのである。チャーシューは尋常なく太いし、食っていると空になったコップをサクッと取り、洗いモノついでに流れている水を汲んで出したりする…。チャーハンは焼き貯めしている…。二人は淡々と仕事をしているが、醸し出す風情はそこ
いらで見られるもんではない。とにかくワタシは、何も言わず、その何の変哲もないラーメンを啜りながら全ての事象を感じ取っていた。

先に店を出たメイリーが遠くでニンマリしてて、ワタシは薦めてくれた理由が良くわかった。馨しきキノコを嗅ぎ付ける臭覚の如く、人間臭さを嗅ぎ付ける臭覚…。ラーメンを食べることを口実に、またあそこへ行きたくなった。


人生に乾杯を!

2008-05-12 14:30:40 | インポート

閑古鳥という生き物は不思議なもので、ソイツが店内に我が物顔でのさばっていると、本当に誰も店に上がって来ない。ツン!とした顔で優雅に飛び回っている。時にはカウンターの椅子に偉そうに座っている。ワタシはそれをただボーッと眺めるしか出来ない…。しかし、何かのタイミングでその閑古鳥が別の店に飛んで行くと、急に何が起こったのか、お客さんがドドドーっと現れては満席になったりする。それは閑古鳥を追い返す力のあるお客さんがいる場合もあるが、ワタシの統計ではどうやら閑古鳥は「ちあきなおみ」が嫌いであるような気がする。「しょーがねーなぁー」と偉そうにソイツは出て行く姿を見たような見ないような…。

ま、そうでも思わないとやってられない水商売。とにかく、みなさま、閑古鳥をやっつけに来てください!

週末の夜間飛行は、その閑古鳥をなかなか退治することが出来ず、諦めて店を閉めた。次の日、コーヒーカラーのワンマンライブを青い部屋に観に行く。コーヒーカラーを観に行くのは実は初めて。何度も有線で聴いてはいても、唄っている仲山くんと普段の仲山くんとがどうしても一致しなくって、どんなステージングなんだろう…とワクワクして観に行くと、実は仲山くんはステージでもとっても仲山くんらしかったことが判明した。柔らかい人柄でいい具合に力の抜けたトークが可笑しくて全て笑いっぱなしだった。もし、ワタシがサラリーマンだったら…、そんな気分で彼らの音楽を聴いた。もしワタシが定年退職をする時…、そんなことを思い浮かべて聴いた。まさか、ワタシがそんな社会人の一人になることは決してないことは分かっているのに、まるでその人たちの毎日の生き甲斐や苦悩などがワタシに分かるような気がした。そして、そんな気分のまま「♪み~ん~なで~乾杯しよ~」とラストの曲に持ってこられて、あぁ、この曲って本当に素晴らしい歌だ…って、心底思えた。これって、凄いことだ。結局は「人間臭さ」なのだ。どんな状況で生活してようが、人間くささにワタシは弱い。

「人生は、終ってみないと、それが『良い人生だった』と思うことが出来ない。けれども、それを生きながらに思えること、それが、       『悟り』なんですね」

と、あの笑顔と柔らかい口調で話すMCが、何かの宗教の夕べみたいになっていたのがツボに入ってウケてしまった。