バーソワレのブログ

2007-01-30 18:14:59 | 告知
ワタクシの働いている、新宿ゴールデン街三番街にあるお店「ソワレ」が三周年を迎え、日替わりママの奮闘日記ブログが、開設されました。
http://bar-soiree.jugem.jp/
でございます。携帯からでも見れますよ~。今日は誰が入っているのかな・・・?という感じでもチェックできますし、毎日のように繰り広げられるソワレでの一夜をコッソリ垣間見るのもまた善しでございます。さぁ、みなさんコレからは毎日チェチェチェチェーック!


続・サルまん

2007-01-27 01:00:51 | コラム
 先日書きました「サルまん」についてですが、購入当時、結局最初の一巻しか買わなかったことが、何ともワタシらしい・・・と書きましたけれど、それはもちろん本当で、でもだからといってその事を肯定しているワケではなくむしろ悔やんでいるワケでございまして。(何に言い訳してるんだかワカランが。)フイに思い出して「サルまん」と「ワタシ」の出会い話を書いているうちに、久々にこの「サルまん」を改めて読みたくなり、ここは全て読み切ってみよう!と、借りパクされた分を合わせた全巻を買い求めに、早速本屋に足を運ばせました。さすがに皆さんに紹介したからにはワタシも最後まで読まなけりゃネェとも思いまして。

 んで、本屋に行き、昔の本だからもしかしたら取り寄せかしらん・・・と思っていましたところ、立派な装丁に変わった姿で上下巻、ワタシに「ホラ買え」と言わんばかりに平積みしてガーンと置いてあるではありませんか!・・・どうやら「サルまん」は去年の秋ごろに新装して再々発行(?)されてたみたいで、そんなことを微塵も知らずにいたワタシでしたが、この冬何故かフイにこの「サルまん」に我が原点を見いだしたという<偶然>…。こういうの、何ていうんでしょうか、チャンネルがピピピと合っちゃう感じ。『今の貴方は「サルまん」を見なさい!』と神様が言っていたのでしょうか。『「サルまん」を見て原点を思い返しなさい!』と言われたような感じがいたします。で、もう寝る間も惜しんで読み通しました。

 いや・・・、もう、圧巻です。

 この「相原コージ」先生と「竹熊健太郎」先生が、この当時に成し遂げた事が、どれほどまでに偉大で、またどれだけバカバカしいことだったかというのが、15年ほどの月日を経て改めて理解するのでありました。だから、前回のコラムを訂正するというか、追記するという感じになりますが、下巻は読まなかった~ヘラヘラ、じゃ済まなかったということです!ゴメンナサイ!

 この下巻がまた素晴らしくって、「とんち番長」という架空の漫画を、どのように展開してヒット作品にしていくかという2人の作業が、まるで本人たちも「とんち」をしていくように問題をクリアしていく様は見事で、それが計算によって練られた構想ではないかと思わせる一方、実際に「サルまん」が週刊雑誌で連載していたものだった事もあってか、本人たちも実際の締め切りに追われてリアルに説破詰まって強引に進行しているようでもあり、「とんち番長」の展開も焦っているし、そんな「サルまん」自体も焦っているリアルな緊張感がもろに伝わってきて、何ともトリッキーな感じでした。ま、とにかく、やっぱり裏切らないどころかよりパワーアップして面白かったということデス!みなさん、改めてですが、是非読んでみてください。漫画はもちろん、文章から細かいイタズラ的細工から何やら何までギッシリなので、見た目も分厚いですが、その厚さの想定の10倍の濃厚な内容をお楽しみいただけること間違いナシです。

 チャンネルが何かと最近よく合う。・・・ピピピ・・・と。でも他にも電波が色んな所から飛び込んで来て、キャッチするのが大変なこの頃でもあって、自分の純正の周波数を見極めてないと、ヘンなものキャッチしそうで最近コワかったりもする。あ、ワタシが今になって漫画家になろうと思い直しているのか?とお思いのそこの貴方。そういうことじゃないんだなぁ~。これは、ジャンルを超越した、精神の問題なんだな~、わっかるかな~~、わっかんね~~だろうな~~~。

 にしても、相原コージさんって、会田誠に似てるなぁ・・・


意外とイケる

2007-01-26 08:52:26 | 日記
 昨日、新宿の街を歩いていると、瞬発的に「二度見」をしたモノが、コレ。
ん・・・ん?!と良く見ると、孫さん。・・・孫さん!?

松尾スズキじゃないじゃん!


 最近、昔の古傷がまた調子を崩し、一年半ぶりにメスを入れるハメになった。前回のヤブ医者っぷりはこのコラムにも書いたところだが、今回同じ病院にはもちろん行くわけもなく、いつもお世話になっている別の病院へ相談に行く。前回も麻酔は効かなかったし、今回もきっと麻酔効かないんだろうなぁ・・・と、少々怯えていたのだが、そんなことよりも日常生活もまま成らぬ、ご飯を食う時も寝る時も歩くだけでも痛くて痛くてしようがない古傷のうずきに、覚悟を決めて早朝から出かけたのです。んで、紹介された外科に入って、その見事にヤンヤヤンヤ言っている古傷を確認したとってもカワイイ朴訥としたおニイちゃんは、何の心の準備をさせぬまま、麻酔も打たずにメスをパスッと入れたのです。アウゥ!麻酔ナシ!予想外!(孫!)

 その後、カウンセリングのような会話を無駄に引き延ばして話していたのは、もちろんワタシがそのおニイちゃんの顔をいつまでも見ていたかったから・・・。

 病院を出て足早に向かったのは、ゴールデン街ソワレ。お目当てはハニーのランチ…ぬぁのぬぅい!!売り切れでござんした。そう、ハニーのランチは今月で店じまいなのです。か…悲しい!とってもヘルシーでかつボリュームもあって、何と言ってもウマい!!そして全く外食している気分にならない!それはワタシのお友達の料理だから、とかいう意味ではなく、とーっても胃にやさしく、手料理感に溢れているからなのです。あぁー、あとランチに足を運べるチャンスは残り一日・・・。今度は絶対予約していくモン。にしてもみんなもきっとハニーのランチが終るのが名残惜しくって、意地でも食いにきてるに違いない。ワタシのように。まだ12時代だったのに売り切れってあり得ないから!スゴいよハニィ。

 おなかの状態は「ハニラン」モードだったので、何をランチにするか迷いに迷った挙げ句、いつも通っているパスタ屋のランチを食いにいくことにした。いつも割と空いてて、でもパスタは旨いしセットのサラダやお吸い物も適度にワタシ好みで好きなのだが、その日は何故か異様に込んでいて、しかもその込んでいるお客がどことなく、このパスタ屋の近くの某ファッションビルの店員であろう…という中途半端なオシャレかました女どもであった。しかしここのパスタを流し込むことを決意した胃袋に逆らう事は出来ず、渋々席に座っていると、何やらよく分からないが仕事の何かであろうという書類を広げて、グダグダ喋っている女ペアが隣にいて、グチなのか夢なのか分からぬ会話をしていた。

 「仕事辞めてさー、どっか島にでも住んで一生遊んで暮らしたいなー」
 「そりゃ~、誰だって思うって、そんな事。」
 「(アタシは思わないけど・・・ズルズル)」
 「アンタならきっと出来るよー、そんな感じの人間だモン」
 「え~、でも、良く言われるかも。でも出来ないんだよねー」
 「(どんな顔しとるんじゃいコイツらは・・・ズルズル)」

 と、顔をチラリと拝見すると、思っていた以上にフツーの顔した女だった。大概こういう会話をする女の顔やファッションや喋り口調ってのは平均的データがあって、基本的にワタシの周りにはいないタイプなのだが、別になんともないフツーの女だったので、少し面食らった気分だった。最近の若者は、平均的にこういうレベルの会話をしているのだろう、と思った。ふと別の隣を見てみると、12人くらいでソファー席を占領したこれまた同じような女たちが、一斉にグロスやらチークやらを直していて、一気にこの店が嫌いになってしまた・・・。ハ…ハニィ~~~。

 ちなみにハニィのランチは火曜日から木曜日まで、つまり来週の火曜日と水曜日の残り二日なのです!こりゃみなさん、行かなきゃソンです!孫です!そして、ついでにお店のお知らせ。私が働いているその「ソワレ」も、オープンして三周年を迎えます!ワタシはオープンから入っているので、ワタシもソワレ日曜ママ三周年!いや~三年も働いていましたか・・・。継続は力なりだなぁ。みなさん、是非三周年パーティ、遊びに来てくださいネ!日時は1月27日(土)。夜八時からオープンで、そのままライブに何やらで朝までやっております~~。その次の日曜も、もちろんママとして通常通り営業してますよん。

 昨日ヤンヤヤンヤ暴れまくっていた古傷も、ようやく静かに落ち着いてきたのだが、一応次の日にまた見せに来て欲しいと言われたので今から眠いけど行ってきます。今日もまたそのおニイちゃんに会えるんだモン!ワクワク・・・。


ワタシを作った一冊の本

2007-01-23 22:00:01 | コラム
 早速ですが、ワタシがここに今年一発目のコラムで絶対に書こうと思っていたことがあります。それは、現在のワタシの「美意識」、「モノゴトに対する着眼」、もっと言えば「フェチズム」の根本に影響を与えた一冊の本を思い出したからでございます。それは、


「サルでも描けるまんが教室」

でした。

 通称「サルまん」。あまりマンガに詳しくないワタシですが、マンガの世界では有名な本であるらしいです。みなさん、ご存知でしょうか?何で、この「サルまん」にワタシは出会うことになったのか。そのきっかけは、小学生の頃から始まります。

 小学生の頃、クラスには必ず「マンガ」を描くのが得意な男子女子がいたと思います。実はワタシもその一人でした。しかし、絵はそこそこ上手くても、ストーリーなどを産み出す力は持ち合わせてなく、その頃のワタシも自ずとその事を理解していましたが、今でも形から入るのが好きなワタシですので、実際にマンガ家が使っているようなGペンだったりスクリーントーンだったりを駆使して、マンガ家気分を味わっていました。そうやってマンガ(というかイラスト)を夢中になって描きまくっては、徐々にマンガ家になることを何となく夢見はじめた中学生の頃、「ちゃんとマンガを描くための勉強をしよう。どうやればちゃんとしたマンガが描けるのだろう、何かいい参考書があればイイなぁ・・・」という想いが募り、そして本屋に駆け込んだ時に出会ったのが、この「サルでも描けるマンガ教室」でした。

 ワタシがこの本を手に取った時は、純粋な気持ちで、「これでボクちんもマンガが描けるようになるぞ!」と思っていたのですが(にしては表紙とタイトルで気付け、という感じだが)、早速ハードカバーの表紙をワクワクしながらめくって見るとそこには、横たわってパンツ下げて半ケツ出しているお兄さんがテレビの前でゴソゴソしている写真だったり(「マンガの一生」がテーマで、沢山のマンガがちり紙交換に出され、そのちり紙が最後にはこのように使われます、という図)、汚いオジさん(注※これは作者の二人「相川コージ」さんと「竹熊健太郎」さんのことであって、全くもって愛を込めた表現でございます)が、スッポンポンになってセクシーポーズをとっている写真(「人体デッサン」がテーマ)だったりで、「ちゃんとしたマンガが描きたい!」という純朴な少年の想いは、このような大人たちの思惑によって見事に裏切られたのでした。

 しかし、多感で性の目覚めも著しい第二次性徴期のワタシ。この「汚いオジさん」(愛!)の毛むくじゃらのヌードや、どことなく童貞クンの薫りがする青臭い「エロ」の描写に、無意識にも興味が注がれ、マンガ家になりたい!という夢はどこへやら、その大人の「いやがらせ」のような数々を夢中で読んでいたのでございます。そして、「エロ」だけではなく、実際に「マンガを描くためにはこうすれば描ける」、という方法論や、マンガが作られる現場の説明などを、正面からというよりは逆手にとるような手法で展開される内容は、ワタシに「一生懸命に質の高いバカバカしさ」の素晴らしさを刷り込んでくれた教科書となったのです。もしこの本ではなく、全うなマンガ入門みたいな本を買っていたとしたら、ワタシの人生は大きく変わっていたように思います。もしかすると、ワタシにはもうその頃からこの「ジョーダン」の世界に慣れていたからこそ、すんなり受け入れられたのかもしれないが、純粋無垢にマンガを描こうと思っていた人にとっては、処女をレイプされるかのような衝撃だったに違いない、と思う。そして、ワタシにとって、それを防御出来たもう一つの理由として、オジさんたちのヌードに興味を移行出来たからに違いない・・・。

 「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」のネタごとに作られる映像が、どこかこの「サルまん」の世界に似ていることに最近気づきました。何となく童貞臭くって、かつオジさん臭くって、役者(スタッフ?)もどことなくワタシの好むエロスが漂っている。ワタシが松尾スズキを好きなのも、同じエロスを発しているからのようにも思える。もちろん、「物事に対するイヤガラセのような愛し方」も、今、歌謡曲を唄っているワタシにも脈々と流れている精神であることを、改めて自覚するのでありました。

 この「サルまん」。発売された当初に買ったので、写真のようなハードカバーのモノなのだが、今はどうも手に入りにくいようです。ちなみにこの本、上巻・下巻とあるのに、ワタシは上巻しか買いませんでした。続けて下巻を買わなかった辺りが、何ともワタシらしいなぁ、と思います。買っておけばよかったナァ・・・。さらにさらに、この上巻を、大学時代に友人に貸したまま、行方不明になってしまいました。これをもし見ていたら・・・今度会ったとき返してくれませんかね?

 相川コージ先生、竹熊健太郎先生、素晴らしいバイブル、本当にありがとうございました。これを読んで育った今のワタシ、とても大好きです。


ブログなのな

2007-01-23 10:43:08 | コラム
みなさま、改めましてこんにちは。
昔使っていた写真日記(日記と言う割に全然更新してない)、
何かよくワカランのですが、そのサイトから「3月31日に終了します!」
なんて元気に言われちゃいまして。
ブログへ移行する手続きをしてください、と言われたのです。

ワタシが敢えて避けていた「ブログ」…。

「ブログ」って、一体なんなんでござんしょ?
ブログがどうも巷じゃ手軽に日記サイトを持てる人気なツール(?)みたいで、
でも、正直ワタシ、ブログってツールに全く魅力が持てません!
まずレイアウトがやたら複雑で、さらにワケわからん機能が付加されてて、
トラックバックとかカテゴリとか何じゃい!
そんな色んなところにパンパンリンクなんかしたくないんじゃボゲェ~。
終いにはそのブログを管理している親ページに、
知らない人たちの最新更新日記とかがアップされる仕組み。
別にみんなと仲良く日常の共有なんか、したかないんじゃボゲェボゲェ~。

何なんでしょ、ブログって。
ただの「日記掲示板」でイイじゃないのよ。
そんなにみなさん、他人の日常を覗くほどヒマなんでしょうかねぇ。
「○○に行ってきました!」みたいな誰だか知らない人の日記、
見てみよう~なんて微塵も思わないんだけど、
世の中の人たちって、そんなにまでして誰かと交流を広げたいのかしら。
あ~プンスカプンスカ。怒ってばっかりじゃダメよ和恵!

でもブログにしました。(オイ!)

だって、携帯からでも更新出来て(そんなにするつもりもないクセして)、
前の日記もちゃんと移行出来て、ってヤツが、
このブログ以外に見当たらなかったんですもの・・・。
あー、とうとうブログに負けた。負けちまった。

てことで、ブログにて昨年のコラム兼日記を続けさせていただきます。
最近便利なQRコード付き!携帯でも見れちゃう!見たけりゃ!
何故に携帯というツールにこだわっているかというと、
ワタシの情報(ライブ・お店)なんかをコラムと共に手軽にお届け!
という気持ちなのでございます。
どうか、ブックマークなんぞしてくださいましたら、幸いでございます。

ふんでは、今から高尾山にでも行ってきま~す。