急げ!若者

2009-01-30 03:51:07 | インポート

奇蹟が起こった。
あの、ホワイトジョージアが、こんなにもコンビニの棚に並んでいる!
どういうことだ!ワタシの叫びが届いたというのか!
素晴らしい光景。これでまた、好きなホワイトジョージアが飲める…。

しかし、何だろう。
ワタシがこのブログにホワイトジョージアを熱く語って、
まだそんなに経ってないんだけど、
「ほ~らヨ!」と言わんばかりに、目の前に現れた。

コカコーラ・ボトリングの方、見てくれて…た??

そんなワケはないですよね。
今日、地下鉄に乗っていたら吊り広告にデデーンと宣伝してあったし、
新たに売り出す企画は既に立っていたのでしょう。
以前のブログに書いた無印良品の紙ジャケの話と良く似ているけど、
「欲しい」と思っていると、何故かヒョコっと手に入るのだ。
何だろなぁ~。悲痛の叫びというのはするもんだなぁ~。

木曜ナイトフライト。(久々使うなーこの言葉)
ウンともスンともお客さんが来ない。
コロムビアから3月発売予定の、
ワタシが監修・選曲するCD「新宿・盛り場・これくしょん」
(2枚組/1枚は渚ようこさんが監修・選曲)で、
アートワークもやらせていただいたので、
(あ、コレ、何となく宣伝ネ)
そのデータを本日入稿完了した帰りに頂いたデモを、
店の中で大音量で聴いていた。
我ながら素晴らしい選曲と流れ。
昔とあるドラマで聴いて好きになった、未CD化の曲も収録され、
大満足の仕上がり。一曲、一曲、しみじみと噛み締めた。

と、小一時間経過。
それでもウンともスンともお客さんは現れず。

小腹が空いてしまったので、
店を一瞬閉めてコンビニに駆け込み、
インスタントラーメンを買って急いで戻ると、
扉の前で、新宿フォークの大ちゃんがお友達と待っていた。

…凄いタイミングだわね。

慌てて店を開けて、さぁどうぞ~と中へお二人を入れると、
VJ感覚で流していたフォーリーブスのビッグショーを見て、
「お!青山孝!追悼??」
と言うので、「え?」と聞くと、
どうも今日、ター坊が亡くなったらしく、
その時に初めて彼の訃報を聞いた。
たまたまビデオデッキに入っていたのを流しただけなんだけど、
不思議な気持ちになった。

ワタシの「ビューティフル・アルバム」でも、
フォーリーブスの「急げ!若者」をカヴァーした。
紅白でのアッパーなダンスもカッコよくて好きだけど、
ビッグショーのオープニングでの、
ウェストサイドストーリーのような演出の「急げ」は最高で、
そのリードボーカルのター坊もダンディなのであった。

♪短い命なら せめて死ぬときくらい
 美しく死にたい…

抗がん剤で苦しみながらも、ステージに立とうとしていた、
ター坊は、随分とやつれてしまってたけど、
短い命とも思わないし、むしろ生きようとしていたのだな。

ワタシのアイドル、フォーリーブスよ永遠なれ。





夢の途中

2009-01-26 17:04:26 | インポート

土曜日、久しぶりに常盤響さんに会った。
イベントでワタシの歌のステージに華を添えて欲しい…、
との無理なお願いに、快く承けてくれた。
とても楽しい一時間だった。
2丁目のクラブでは不向きであることは承知で、
ワタシ好みの歌謡曲をガンガン掛けてもらった。
もっと言えば、ワタシ自体が2丁目に不向きな女…。
好き勝手やっちゃおうと打ち合わせをして、スタート。
ダン池田の夜ヒット仕様インスト(?)LPの中の、
「四つのお願い」からのスタートにいきなりヤラれ、
次々とワタシのハートを射抜いてくれる。タマラン。
そばで常盤さんのレコードを眺めながら、
あーだこーだ喋りながら一時間があっという間に過ぎる。

「お家でやろう」

というポスターを地下鉄の駅でよく見るが、
「お家でやろう」というようなことを、やっていた。
ゴメンナサイ、ワタシが一番楽しんじゃって。

その後、フロアーで知り合った、常盤さんのお友達と一緒に、
夜間飛行に流れる。
とても面白い話が出来た。
どうにも八方塞がりだった問題に、風穴を通してくれた気分。

どうか、実現出来ますように…。

日曜日は歌舞伎町で星屑スキャット。
いつものゲストのダイアナさんに加え、
マツコ・デラックスさんもゲストで出演してくれた。
ワタシは、側で笑いっぱなし。一観客のように眺めていた。

ラストに、最近好きな、内藤やす子の「新宿はぐれ鳥」を唄った。

♪路地を吹く風 肩で切り
 帰っておいでよ この街へ

この部分で、グッときてしまう。
その男がどんなヤツだったのか、
色んな景色が見えてくる。

泣けて泣けてしょうがない気分に拍車をかけて、
ラスト、思いっきり気分が悪くなってしまった。

歌の悪酔いは、色んなタイミングで起こる。
まだ消化出来てない証拠だナ。


どことなく宣伝の香り

2009-01-20 17:16:30 | インポート

この文章は、とても良い。クールファイブLP第12章のライナー。

「一つの流れから考えると演歌は最も日本人的なものである。
 日本人独特の忍耐や恨みや悲哀を酒と涙にふりかえて、
 自分の胸にだけ包みこんでしまうーー
 そんな折のバックミュージックだし、
 テーマソングになってきた。
 そこには、
 もうせっぱつまった心情とだれに頼っても答えの出ない現実が流れている。
 余裕はない。しゃれてもいない。
 そこにあるのは、自分の心と歌だけ。」

最近、お仕事でコンピレーションCDの企画があり、
酒場に合う歌謡曲を選んでいる。
3月にはお披露目になる予定。
みなさま、お楽しみに…。

*****

CDジャーナルの12月号で、夜間飛行を舞台に、
「酒と歌謡曲の関係」という特集が組まれて、
そのコーナーで、ワタシも推薦盤として、
小林幸子の「おもいで酒」を挙げさせていただいた。
とても有名な曲だが、コレは本当に酒場の心情にピタリとハマる。

♪あの人 どうして いるかしら…

噂を聞けば逢いたくて…
そんな昔の男の噂が、何故か最近よく耳に入ってくるのだけれど、
これは一体何なんでしょかねぇ。逢えってことかしら。

*****

演歌大好き!我らが星屑スキャットでございますが、
1月25日(日)に、
新宿歌舞伎町のPINK BIG PIG にて、ディナーショーがあります。
新春恒例、お着物歌謡ショーもありますけれど、
今回のテーマは、「ニューイヤー・ニューミュージック」です。

ですって。

「ビッグ」な特別ゲストも予定しておりますので、お楽しみに!
詳しくはホームページにてご参照ください。

*****

あと、今週土曜日に、2丁目のクラブArcHにて、
22時~23時の間、ワタシの大好きな「常盤響」さんとタッグを組んで、
出演いたします。
そちらのほうも、是非足をお運びくださいませ~。


我が心のジョージア

2009-01-16 17:27:51 | インポート

無印良品の「カステララスク」というのがありまして、
ファミマなどでも売っているのですが、これがウマイ!
ハマっちゃった。

ハマるといえば、
GEORGIAのエメラルドマウンテンシリーズ白(無糖)なのだけど、
これが昨年の夏からずーっとハマっていたのに、
秋頃から、徐々に姿を消していった。
出だした頃は、コンビニにもズラーッと並んでいて、
自販機にも必ず置いてあったのだが、
秋頃になると、ホットには置いてあるのに、冷たいやつがない。
猫舌なワタシなので、缶コーヒーは絶対冷たくないとダメなのだ。
しかも秋くらいでホットなんて飲みたくはない。
他の種類のコーヒーは、つめたいのもあったかいのも両方あるのに、
このホワイトジョージアだけは、いつもないのだ。
その中でもたまにつめたいホワイトジョージアが売っている自販機もある。
ワタシはその限られた自販機を街中でチェックしている。
近所にあったその自販機も、冬に近づくにつれて、徐々にホットへ変わる。
それでもワタシは少し離れた自販機へ、つめたいホワイトジョージアを求め、
わざわざ歩いているのだ。
そして、最近、もう殆どホワイトジョージアを見かけることが無くなってしまった。

でも、生産中止というわけではなさそうなのだ。
どうしてこんなにこのホワイトジョージアが、
肩身の狭い想いをしているの!?こんなに愛してるのに!
エメラルドマウンテンシリーズはみんな平等でしょう!?
夏の時の消費量は、ワタシ、日本一だったと自負しています。
それでも買い続けているファンがここにいます。
コカコーラボトリングの皆様、どうか宜しくお願いしますよ。

ホワイトジョージアが出る前は、缶コーヒー好きとしては、
GEORGIAは最下位でした。
ネスカフェやキリンの缶コーヒーを選び、
むしろジョージアは嫌いなほうでした。
なのに、ホワイトジョージアが出てからは、
コカコーラの自販機を意地でも探すようになるほどになったのです。
それほどの大きな作品なのですよコレは。
ほのかな甘さ、なのに無糖、なのにカフェオレ。
これ以上のカフェオレに出会ったことはありません。

現在、区役所通り風林会館の交差点の大番寿司前、
そしてつるかめ食堂前の公園側にしか、
つめたいホワイトジョージアは見かけなくなりました。
とても悲しい出来事です。

たまに、100円自販機というのがありますが、
そこで、つめたいホワイトジョージア100円になっているのを見た時は、
なんかこう、凄い宝物を発掘出来たような、奇蹟を見るような、
そういう心境になります。

写真は、上野の街で見つけました。
ワタシの趣味の街探訪には、このような宝探しが加わっています。


連れて逃げてよ…

2009-01-05 16:38:37 | インポート

正月休みは、何故こんなに時間が経つのが遅いのだろう。

いつもは、週末を終えたと思ったらまた週末だ、
と、目まぐるしく一週間がくり返されるというのに、
この数日は、不思議な時間感覚に襲われる。
特に、睡眠時間が不規則なせいか、
一日がいつ終って、いつ始まったのか分からなくなる。
大晦日からまだ一週間も経っていないなんて。おかしいぞ。

年初めの作業として、ホームページの更新。
何気に昔の画像などをアップしてると懐かしくなる。
自分で言うのもなんだけど、
星屑スキャットのフライヤーは面白いなぁ。

ある程度終えて一眠りすると、朝6時。
こんな朝早くにスッキリ目覚めるなんて、そうはない。
ファミレスで朝食。そのままの気分で自転車を走らせてみる。
過ぎ行く人たちは、新年一発目の出勤といった感じか。
みんな、清々しい顔をして歩いていた。
そんな社会人をよそ目にサイクリングをするのが、
結構楽しい。
谷中霊園を走っていたら、とてもいい気分になり、
フと、去年の元旦サイクリングで行くのを諦めた、
柴又の矢切の渡しが頭をよぎる。

そうと決まれば、何となく北東だナ…、
と、ダラダラと走る。
日本堤、向島、東あずま、小松川…。
朝の9時にボーッと座って眺める荒川は、最高だ。
空には雲一つない、贅沢な心地である。

荒川沿いに住みたいな…。

と思ったけれど、
こうやって時間があるときに、
自転車を走らせれば2時間で来れるんだから、
そのくらいが気分転換には適度かもしれない。

小岩あたりを過ぎると、
藤圭子の「恋は小岩とヘタなシャレ~」を、
ヘビーローテーションで口づさむ。
その流れで八代亜紀の「夜の新宿裏通り~」、
となるころには、青砥。
そして、高砂を越えて、
ちあきなおみの「矢切の~渡~し~」になるころ、
目的地、柴又へ到着。

柴又帝釈天までの露店に心がはずむ。
この楽しみは帰りに取っておいて、
目指すは「矢切の渡し」。

そこには、
「『矢切の渡し』饅頭はいかがですかぁ~」とか、
「『矢切の渡し』手ぬぐいはいかがですかぁ~」
みたいな店がワイワイやっているのかと思っていたら、
全然そんなことはなく、
よくある土手の運動公園の中に、
ポツッと小さな船着き場があるだけだった。
そこだけモシャッと木々が茂っている。それだけ。

それがまたイイ感じでアル。

色んな人から聞いていた情報では、
「え?これだけ?」みたいな感じだったみたいだけど、
乗ってみると、結構ゆっくりと進んで気持ちがよい。
柴又から、矢切へ。
矢切は、千葉県松戸らしい。
そうか、あの歌は、東京からも離れるくらいの、
「明日へ漕ぎ出す」駆け落ちだったのネ。

というか、またワタシは千葉県まで足を運んでいるではないか…。

矢切側の船着き場でフランクフルトとラムネを買って、
繋がれた灰色の犬と戯れ、
ひと時の矢切を楽しんで、また、柴又へ。

駅前のイカしたママの店で、つぶ貝と砂肝と熱燗。
念願の柴又紀行を、一年越しに達成出来た。