先日書きました「サルまん」についてですが、購入当時、結局最初の一巻しか買わなかったことが、何ともワタシらしい・・・と書きましたけれど、それはもちろん本当で、でもだからといってその事を肯定しているワケではなくむしろ悔やんでいるワケでございまして。(何に言い訳してるんだかワカランが。)フイに思い出して「サルまん」と「ワタシ」の出会い話を書いているうちに、久々にこの「サルまん」を改めて読みたくなり、ここは全て読み切ってみよう!と、借りパクされた分を合わせた全巻を買い求めに、早速本屋に足を運ばせました。さすがに皆さんに紹介したからにはワタシも最後まで読まなけりゃネェとも思いまして。
んで、本屋に行き、昔の本だからもしかしたら取り寄せかしらん・・・と思っていましたところ、立派な装丁に変わった姿で上下巻、ワタシに「ホラ買え」と言わんばかりに平積みしてガーンと置いてあるではありませんか!・・・どうやら「サルまん」は去年の秋ごろに新装して再々発行(?)されてたみたいで、そんなことを微塵も知らずにいたワタシでしたが、この冬何故かフイにこの「サルまん」に我が原点を見いだしたという<偶然>…。こういうの、何ていうんでしょうか、チャンネルがピピピと合っちゃう感じ。『今の貴方は「サルまん」を見なさい!』と神様が言っていたのでしょうか。『「サルまん」を見て原点を思い返しなさい!』と言われたような感じがいたします。で、もう寝る間も惜しんで読み通しました。
いや・・・、もう、圧巻です。
この「相原コージ」先生と「竹熊健太郎」先生が、この当時に成し遂げた事が、どれほどまでに偉大で、またどれだけバカバカしいことだったかというのが、15年ほどの月日を経て改めて理解するのでありました。だから、前回のコラムを訂正するというか、追記するという感じになりますが、下巻は読まなかった~ヘラヘラ、じゃ済まなかったということです!ゴメンナサイ!
この下巻がまた素晴らしくって、「とんち番長」という架空の漫画を、どのように展開してヒット作品にしていくかという2人の作業が、まるで本人たちも「とんち」をしていくように問題をクリアしていく様は見事で、それが計算によって練られた構想ではないかと思わせる一方、実際に「サルまん」が週刊雑誌で連載していたものだった事もあってか、本人たちも実際の締め切りに追われてリアルに説破詰まって強引に進行しているようでもあり、「とんち番長」の展開も焦っているし、そんな「サルまん」自体も焦っているリアルな緊張感がもろに伝わってきて、何ともトリッキーな感じでした。ま、とにかく、やっぱり裏切らないどころかよりパワーアップして面白かったということデス!みなさん、改めてですが、是非読んでみてください。漫画はもちろん、文章から細かいイタズラ的細工から何やら何までギッシリなので、見た目も分厚いですが、その厚さの想定の10倍の濃厚な内容をお楽しみいただけること間違いナシです。
チャンネルが何かと最近よく合う。・・・ピピピ・・・と。でも他にも電波が色んな所から飛び込んで来て、キャッチするのが大変なこの頃でもあって、自分の純正の周波数を見極めてないと、ヘンなものキャッチしそうで最近コワかったりもする。あ、ワタシが今になって漫画家になろうと思い直しているのか?とお思いのそこの貴方。そういうことじゃないんだなぁ~。これは、ジャンルを超越した、精神の問題なんだな~、わっかるかな~~、わっかんね~~だろうな~~~。
にしても、相原コージさんって、会田誠に似てるなぁ・・・
んで、本屋に行き、昔の本だからもしかしたら取り寄せかしらん・・・と思っていましたところ、立派な装丁に変わった姿で上下巻、ワタシに「ホラ買え」と言わんばかりに平積みしてガーンと置いてあるではありませんか!・・・どうやら「サルまん」は去年の秋ごろに新装して再々発行(?)されてたみたいで、そんなことを微塵も知らずにいたワタシでしたが、この冬何故かフイにこの「サルまん」に我が原点を見いだしたという<偶然>…。こういうの、何ていうんでしょうか、チャンネルがピピピと合っちゃう感じ。『今の貴方は「サルまん」を見なさい!』と神様が言っていたのでしょうか。『「サルまん」を見て原点を思い返しなさい!』と言われたような感じがいたします。で、もう寝る間も惜しんで読み通しました。
いや・・・、もう、圧巻です。
この「相原コージ」先生と「竹熊健太郎」先生が、この当時に成し遂げた事が、どれほどまでに偉大で、またどれだけバカバカしいことだったかというのが、15年ほどの月日を経て改めて理解するのでありました。だから、前回のコラムを訂正するというか、追記するという感じになりますが、下巻は読まなかった~ヘラヘラ、じゃ済まなかったということです!ゴメンナサイ!
この下巻がまた素晴らしくって、「とんち番長」という架空の漫画を、どのように展開してヒット作品にしていくかという2人の作業が、まるで本人たちも「とんち」をしていくように問題をクリアしていく様は見事で、それが計算によって練られた構想ではないかと思わせる一方、実際に「サルまん」が週刊雑誌で連載していたものだった事もあってか、本人たちも実際の締め切りに追われてリアルに説破詰まって強引に進行しているようでもあり、「とんち番長」の展開も焦っているし、そんな「サルまん」自体も焦っているリアルな緊張感がもろに伝わってきて、何ともトリッキーな感じでした。ま、とにかく、やっぱり裏切らないどころかよりパワーアップして面白かったということデス!みなさん、改めてですが、是非読んでみてください。漫画はもちろん、文章から細かいイタズラ的細工から何やら何までギッシリなので、見た目も分厚いですが、その厚さの想定の10倍の濃厚な内容をお楽しみいただけること間違いナシです。
チャンネルが何かと最近よく合う。・・・ピピピ・・・と。でも他にも電波が色んな所から飛び込んで来て、キャッチするのが大変なこの頃でもあって、自分の純正の周波数を見極めてないと、ヘンなものキャッチしそうで最近コワかったりもする。あ、ワタシが今になって漫画家になろうと思い直しているのか?とお思いのそこの貴方。そういうことじゃないんだなぁ~。これは、ジャンルを超越した、精神の問題なんだな~、わっかるかな~~、わっかんね~~だろうな~~~。
にしても、相原コージさんって、会田誠に似てるなぁ・・・