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『モモ』の著者である児童文学作家ミヒャエル・エンデ氏の「世界の中の様々な力」

2019年10月18日 08時00分41秒 | 空=言葉=宇宙の英知=大明呪 般若心経

『モモ』の著者である児童文学作家ミヒャエル・エンデ氏の「世界の中の様々な力」

 

『モモ』の著者であるドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデ氏(Michael Ende, 1929年11月12日 - 1995年8月28日)は、

・世界の中には様々な力が働いていること

・それが助けの手をさしのべてくれたり、必要な条件をととのえてくれたりすること

を書いています。

 

エンデ氏の言う「世界の中の様々な力」とは、恐らく

 

法=ダルマ=真如=空=天の父=宇宙の英知=万物の創造主=宇宙意識

 

のようなものであると思われますから、関連する部分をご紹介します。

 

 

出典:

目からウロコとりなしの祈り

来住英俊著

出版社: 女子パウロ会 (2019/4/1)

 

p.52

『モモ』の著者、ミヒャエル・エンデが次のように語っています。

 

『ぼくは単純にこう確信しているんだ。

つまり、人間は人間だけですべてをつくる必要はない。

 

世界にはほかにいろんな力がはたらいている。

それらが助けの手をさしのべてくれたり、必要な条件をととのえてくれたりするんだ、とね。

 

・・・・世の中では、幸運にも救いの条件が突然ととのうことがある。

・・・・これまで不可能だと思われていたことが、可能になる。

 

ぼくらには、それがそもそも可能になったということが、どうしてもわからない。

 

ところがそれが現実のものになる。

 

個人の生活でも、そういうことがある。

 

ぼくのこれまでの人生でも、絶対にありえないと思っていたことが、何度か現実になった。

 

そうすると、まるで突然、不可能だと考えられていたものが、みんな可能になってしまう。

 

そういうことは人類の歴史にもあると思うんだ。

 

(『オリーブの森で語り合う』岩波書店239~240ページ)

 

p.61

エンデも先に引用した文章に続けてこう言っています。

 

『もちろん、それだけを当てにしてはいけない。

手をポケットにつっこんだままじゃ困る。

でもそういう希望があると、もっと動きやすくなる。

 

・・・・人間がアトラスのように地球全体を自分の肩に担ごうとしたら、くずれて倒れてしまう。

そんな重みには耐えられないんだ。そしてそんなことをしても、だれの助けにもならない。

(240ページ)

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