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薬のチェック 乳児・成人・高齢者のワクチンによる突然死のメカニズム

2021年03月07日 20時00分30秒 | ビル・ゲイツ/コロナ/WHO

薬のチェック 乳児・成人・高齢者のワクチンによる突然死のメカニズム

 

医薬ビジランスセンター、理事長 浜六郎(大阪大学医学部 内科・疫学)

https://www.npojip.org/index.html

医薬ビジランスセンターは、製薬会社から1円も金を受け取らずに、独立的・中立的に医薬品・医療のエビデンスに基づく評価をした情報を提供するNPOです。浜六郎理事長(大阪大学医学部 内科・疫学)は、イギリス政府が出資し、コクラン共同計画が実施した国際的なタミフル研究班のメンバーです。

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薬のチェック MAR. 2021/Vol.21 No.94

COVID-19 用ワクチン:日本では有用か?

高齢者・若者いずれでも利益よりも害が上回る  医療・福祉関係者では正確なデータがなく不明

薬のチェック 編集委員会 https://www.npojip.org/chk_tip/No94-f05.pdf (論文は、全文が無料公開)

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論文本文より、ワクチンによる「乳児・成人・高齢者の突然死のメカニズム」の部分を抜粋

 

ノルウェーで高齢者が1300人に1人死亡

 ノルウェーでは、75歳以上の高齢者42000人がファイザー・ビオンテック社製ワクチン(BNT)の接種を受け、その後短期間に(within a few days)33人が死亡した、と報じられています[24]。ノルウェーの医薬品規制当局では、33人のうち13人について詳しく検討し、発熱や吐き気、下痢などワクチン接種後によく起こる害反応の症状が、病弱な高齢者の死亡に関係している可能性があると、ワクチン接種との関係を指摘しました。そして、虚弱な高齢者では、軽い反応でも深刻な結果をもたらす可能性があること、余命がわずかの人にワクチンの利点はほとんどなく接種は不適切、と指摘されています。現場の医師に対して、虚弱な高齢者では、ワクチンの利点と欠点を慎重に検討することを要請しています [24]

 

 例えば、モデルナ社製剤(MOD)では1000人に1人は40℃以上の発熱あるいは命に関わるほどの吐き気が起こったことが臨床試験では報告されています[7]ので、これが病弱な高齢者に起これば、実際に死亡につながりうる、ということでしょう。

 

ハンク・アーロンさんの死亡も関係があろう

 元大リーガーで、ベーブルースを抜いたホームラン打者ハンク・アーロンさん(86歳)は、COVID-19 用のモデルナのワクチンを、妻とともに2021年1月5日初回接種し、その様子がニュースで報道されました[25]。米国の黒人に対して、「ワクチンは安全」とのメッセージとなるはずでした。「今日、大学病院でCOVID-19ワクチンを打ったことを誇りに思います。皆さんも同じように打ちましょう。」と、その日ツイッターに記しています[26]。しかし、17日後の22日、睡眠中に死亡し、他に死因は特定されていないと報道されました[25]。

 ハンク・アーロンさんの死亡報道の後、死亡は自然の経過であってワクチンは無関係、というコメントで埋め尽くされています [27,28]。

 

 乳児突然死症候群(SIDS)や不測突然死(SUD)とワクチン接種とは疫学的に関連があります[29-31](註2)。

ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンによる相次ぐ突然死で2011年3月に接種が一時中断。1か月後に再開しましたが、接種と突然死との関係は大いに疑われます[30,31]。

 これを契機に、日本で法医解剖によりSIDSと診断された50例を検討し、32例でワクチンの接種が認められ、うち7例は死亡の7日前にワクチンの接種を受けていたと報告され、ワクチンとの関連が強く疑われています[32]。また、双生児がワクチン接種後に同じ日に突然死することも多数報告され[33-35]、ワクチン接種と突然死との関係は相当に深いと考えられます

 

註2:症例 - 対照研究のメタ解析の結果[36]では、ワクチン接種はSIDSを半減させる効果があったとされている。しかし、それらの調査では、ワクチン接種者はふだん健康であり、発熱や体調が悪い子は接種しないこと、つまり「健康者接種バイアス(healthy vaccinee effect)」を考慮していない [29-31]。逆転した結果は、このためと考えられる。

 

なぜワクチン接種後に突然死が起きるのか

 この点は、本誌43号[31]やTIP誌2011年4月号[30]で論じました。何らかの原因で低酸素血症が生じると、通常は、脳の呼吸中枢がそれを感知して、「酸素不足だから呼吸を強く」と、呼吸を促進させる(呼吸駆動の)指示が出され、酸素濃度を上げます。ところが、この仕組みが、薬剤(タミフルや睡眠剤、オピオイドなど)や細菌の毒素、感染症による炎症状態などで障害されると、低酸素状態で呼吸駆動が働かず、低酸素状態が進んでしまい呼吸が止まる、と考えられています。

 

乳児だけでなく成人でも炎症で無呼吸

 その仕組みを説明しましょう。感染症やワクチンだけでなく、高度の肥満や虚血による傷の修復のために炎症反応が起こります。炎症を起こさせる物質を炎症性サイトカインといいます。炎症性サイトカインの一種であるインターロイキン-1(β)が、脳の毛細血管の細胞内でプロスタグランジンE2という炎症を起こさせる物質を作り、脳の内部に放出します。それが、延髄にある呼吸中枢に働き、呼吸駆動の働きを障害して呼吸を抑制します。低酸素状態になると、ますますプロスタグランジンE2が多くできるために、悪循環に陥って低酸素状態が進んでしまい、呼吸が止まると考えられています[37,38]。

 これらは、乳幼児に相当する動物実験から得られた知見ですが[37,38]、成長しても影響があります[39]。

 成人の「睡眠時無呼吸症候群」でもこの機序があります。睡眠時無呼吸症候群は、肥満による気道の閉塞が主因と言われます[40]が、それだけではありません。

 高度肥満者ではTNF-αやインターロイキン(IL、特にIL-6やIL-1β)などのサイトカイン類が誘導され、体内に炎症反応を起こし、心臓病や糖尿病の原因になります[41]。一方、サイトカインによりプロスタグランジンE2が増え、睡眠中の無呼吸や低酸素状態の原因にもなり得ます。睡眠時無呼吸症候群では、TNF-αやインターロイキンなどサイトカインが増加していますが[42]、肥満による高サイトカイン状態は、無呼吸の原因となりうるとともに、無呼吸で低酸素状態になると高サイトカインを生じ、プロスタグランジンE2を増やして炎症を起こす原因ともなり[42]、悪循環を生じます [37,38]。

 

COVID-19用ワクチンでも発熱や局所の腫れ

 肺炎球菌ワクチンを接種すると、40%近くの子が発熱し、数%から10%の子は39℃を超え、接種後に毎回5分の1から3分の1の子が傾眠状態になります[31]。

COVID-19用のワクチンBNTやMODでは発熱は10数%から20%程度ですが、異物に反応して、局所が腫れ、それ相当の炎症性サイトカインが出て関節炎なども生じ炎症状態が起こっています。軽度のウイルスあるいは細菌感染は、SIDS例の70~80%にも認められるといいます[31]。ワクチンは、そうした感染状態の代わりになるものですから、関連があって当然です。

 

 ハンク・アーロンさんも、ワクチンで軽い炎症状態が起こり、低酸素状態になっても呼吸駆動が働かずに低酸素が進んで突然死した可能性がありうると考えます。規制当局やメディアでは、「自然の経過」として因果関係を否定していますが、「ワクチンを打ちましょう」とテレビで元気に呼びかけた人が、接種2週間後に老衰で呼吸が止まるとはだれも予想しなかったはずです。「無関係」とするには、あまりにも無理があるでしょう。

 

アナフィラキシーは10万人に1人

 COVID-19用のワクチンBNTやMODはmRNAの封入にポリエチレングリコール(PEG)という脂質を用いているため、アナフィラキシーの危険があります。

 米国では1月初めに29人のアナフィラキシーの報告があり、これは100万回の接種で5.5人の割合です[43]。

1人に2回接種するので10万人に1人の割合でアナフィラキシーが起こったということです。何らかのアレルギーの既往のあった人にアナフィラキシーは起こっていますが、アレルギーやアナフィラキシーを経験したことのない人にも起こっている点は注意が必要です。

 アナフィラキシーは、接種直後に生じ、速やかに適切な治療(アドレナリンとステロイド剤)をすることで救命が可能ですし、死亡者はこれまでのところ報告はされていませんが、治療が遅れたり間違っていたりすると、死亡の危険性もあります。十分な注意が必要です。

 

医師が自己免疫疾患で死亡

 米国マイアミで診療していた産婦人科医(56歳)は、ファイザー・ビオンテック社製ワクチンの1回目を2020年12月18日に接種し、3日後に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)を発症。接種16日後に脳出血で死亡した、と報じられています[44]。

 ワクチン接種後の自己免疫疾患は、多発性硬化症など神経系をはじめとして、長期にわたって生じることが特徴です。これまでのところ長期にわたる観察はされていませんので、COVID-19によるワクチンの害の本当の姿は、まったく未知数と言わざるを得ません。

 

※ 28~33頁、COVID-19ワクチンの参考文献

1) 薬のチェック、2020:20(92):127-131.

2) 同上資料 https://www.npojip.org/chk_tip.html#No92

3-5) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

6)Polack FP et al. NEJM 2020;383(27):2603-2615(BNT):

7)Baden LR et al, NEJM. 2020 Dec 30 PMID: 33378609

8) Voysey M et al. Lancet.2021;397(10269):99-111(AZD)

9-12) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

13)Torjesenhttps://www.bmj.com/content/bmj/372/bmj.n167.full.pdf

14) 厚労省 https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000734265.pdf

15)BioNTech https://biontech.de/covid-19-portal/mrna-vaccines

16) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

17) Vogel AB https://doi.org/10.1038/s41586-021-03275-y

18) Cobet KS et al. NEJM 2020;383(16):1544-55.

19-20) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

21) van Doremalen N et alNature. 2020 ;586:578-582.

22)van Doremalen N et al. doi:10.1101/2021.01.09.426058.

23) Wu S et al Nat Commun. 2020;11(1):4081.

24)Torjesen https://www.bmj.com/content/bmj/372/bmj.n167.full.pdf

25-28) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

29) von Kries R et al. Eur J Pediatr. 2005;164(2):61-9.

30) 浜六郎、本沢龍生、TIP 誌 2012: 26(4): 54-61.

31) 浜六郎、薬のチェックは命のチェック、2011:11(43):58-68.

32) Osawa M et al. Am J Forensic Med Pathol. 2019;40(3):232-237.

33) Smialek JE. Am J Forensic Med Pathol. 1981;2:280.

34) Roberts SC. Arch Dis Child. 1987;62:754–759.

35) Koechler SAet al. Am J Forensic Med Pathol 2001;22(1):23–32.

36) Vennemann MM et al Vaccine. 2007;25(26):4875-9.

37)Hofstetter AO et al. Proc Natl Acad Sci USA. 2007;104(23):9894-9.

38)Vege A et al. FEMS Immunol Med Microbiol. 2004;42(1):3-10.

39)Tai TC et al. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol.

2000;278(6):R1460-73.

40) de Sousa AG et al. Obes Rev. 2008;9(4):340-54.

41) Yao L et al. J Immunol Res 2014:181450.

42) Kheirandish-Gozal L et al. Int J Mol Sci. 2019;20(3):459.

43-45) https://www.npojip.org/sokuho/210209.html 参考文献参照

 

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