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非ステロイド抗炎症薬NSAIDs の心筋梗塞リスクは1週間以内に上がる

2020年01月09日 22時42分00秒 | 医学の大罪: 医療公害・医療犯罪から家族の命を守る

非ステロイド抗炎症薬NSAIDs の心筋梗塞リスクは1週間以内に上がる

 

既にブログに書いたように、非ステロイド抗炎症薬NSAIDsは、心臓発作・脳卒中のリスクを上昇させます。

「非アスピリン NSAID:心臓発作・脳卒中のリスク上昇に関する警告を FDA が強化」

https://blog.goo.ne.jp/gadamski/e/1e23b224cd06516e31d3393b6faa1d53

 

心臓発作に関して、NSAIDsの服用期間と心臓発作の関係を調査した研究があります。

 

NSAIDsによる急性心筋梗塞AMIのリスクの上昇を、1~7日間の服用期間で評価すると、急性心筋梗塞AMI発症のオッズ比は、

セレコキシブ1.24(95%CI 0.91 - 1.82)、

イブプロフェン1.48(1.00 - 2.26)、

ジクロフェナク1.50(1.06 - 2.04)、

ナプロキセン1.53(1.07 - 2.33)、

rofecoxib1.58(1.07 - 2.17)

と、いずれのNSAIDでもAMIリスクが上昇していたことが英国医学会雑誌BMJに報告されています。

 

NSAIDsによる急性心筋梗塞は、1から7日間という短期間で起こる危険な害反応ですから、NSAIDsは飲まない方が良い薬物です。

 

++++++++++++++++++++++++++++

 

https://www.m3.com/open/thesis/article/17708/

NSAIDの心リスクはわずか1週間で上がる

m3.com 2017年6月9日

 

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に伴う急性心筋梗塞(AMI)リスクを、システマティックレビューおよびベイジアンメタ解析で検証(対象44万6763例)。

1-7日間使用でのAMI発症オッズ比は、セレコキシブ1.24(95%CI0.91 - 1.82)、イブプロフェン1.48(1.00 - 2.26)、ジクロフェナク1.50(1.06 - 2.04)、ナプロキセン1.53(1.07 - 2.33)、rofecoxib1.58(1.07 - 2.17)と、いずれのNSAIDでもAMIリスクが上昇していた。

 

【原文を読む】

Bally M et al. Risk of acute myocardial infarction with NSAIDs in real world use: bayesian meta-analysis of individual patient data.

BMJ. 2017 May 9;357:j1909. doi: 10.1136/bmj.j1909.

https://www.bmj.com/content/357/bmj.j1909

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