活動日誌

ホンネ、冗談入り。なんか書きたいときに更新してるみたいだ

歯の治療

2005-11-22 23:49:56 | その他
 今日1リットルの涙第7話を見た。まあ今回はそれなりにおもしろかったが、残念ながら今回だけは泣くタイミングが見つからなかった。まあ強いて言えば主人公の亜也が「友達がいなかったら私が私でなくなっちゃう・・」と言っていたシーンてところだ。そういえば、主人公の女の子は微妙に歯並びが悪く、また歯が全体的に斜めになっていることに最近気付いた。僕は歯並びがきれいでない人をみると親近感が沸いてくる。というのも、僕は非常に歯並びが悪く、顎関節も傾いていて、あまりよろしくないからだ。僕は生まれつき歯並びが悪いので、小学校1年生のときから、わざわざ家から車で1時間ぐらいかかるところにある某大学病院に月1回の頻度で通っていた。診療はいつも朝9時くらいからだったので、学校は当然遅刻していった。毎回教室に遅れて入ると、クラスのみんなが不思議そうな目で見てくる。僕はこの感覚が大嫌いでならなかった。僕は目立つことが苦手で、恥ずかしかったから、毎回いやでいやでしようがなかったのだ。学校にはそれ以外では絶対に遅刻しなかった。
 僕はその病院の矯正歯科に通ったのだが、なんと、治るには気の遠くなるような年月が必要であるらしく、最低でも6年はかかるみたいなことを言われた。幼児期は成長期であるので、顎が成長する影響で治療が長引くのだ。治療費は初めの本格的治療の部分で約30万で、後は通院するごとに3000円ぐらいとられていった。僕は当時上の前歯の部分に歯がもう1本入るぐらいに歯の間隔があいていたので、まず始めに、口、歯、顎の周辺一帯に麻酔をかけられ、前歯の歯を無理矢理移動させて、間隔をとりあえずせまくした。いきなり完全には間を狭めることはできないので、矯正治療で長い期間を通じて治すことになった。毎回のように矯正の針金をとってはつけ、歯の型どり、レントゲンを行った。矯正治療の後2,3日はまともに噛むことができず、ご飯が食べられない(無理して苦しみながら少しだけ食べたが)。歯になんらかの抵抗を感じると激痛が走った。食べられない。毎月のように泣きながら食事をした。歯の型どりとなると、知っている人もいるかもしれないが、歯に粘土をつけた、口の大きさぎりぎりの歯型の金具を歯に装着し、1分ぐらいそのままの状態でいるのだが、これがつらい。まず粘土の感覚があまりにも気持ち悪い。さらにけっこう口の奥、喉に近い部分まで入れられるので、口呼吸がしづらく、喉に指をいれられたような気分になりもどしてしまう。僕はこの粘土の型どりになれるまでは何度も吐いた。看護婦は、僕が必ず吐くことを知っていたので、トレーみたいなものを事前に用意し、僕が吐く瞬間にすばやく手際よくトレーを差し出してもどし物をキャッチしていた。累計でどのくらい吐いたかは想像つかないがね。レントゲンなんかはもう放射能汚染するのではないかと思うほどたくさん撮った。こんな地獄のような治療が3,4年続いた。そして比較的軽い治療に移行し、それがまた1,2年続いた。そして中学1年生の夏、治療がやっと終了し、ひと段落がついたが、そのとき医者が、「第1段階終了しました」と真顔で言い放った。「は?第1段階?どういうことだよ、何段階あるんだよ、あと何年かかんだよ?終わるころには30歳ぐらいになってるんじゃないの?」と絶望が頭によぎった。そのときは僕は親の仕事の都合で海外に行くことになっていたので、とりあえずきりもよく、治療は終了にしたらしい。まあでもこの後すぐにまた矯正治療を再開しなければいけないというわけではなかったので、日本に帰ってきた後も、矯正治療に通わなかった。大学受験もあったので、とりあえず受験が終わってから治療を始めようかなと思って、大学に入学するまで歯医者に通わなかったが、最近矯正歯科にまた通い始めた。もう遠い某大学病院には通っておらず、近くのちいさな歯科クリニックで治療ができるというので、そこに通っている。今度は顎関節の治療になるのだが、この治療もどうやら8年ぐらいかかるらしい。今となっては歯医者通いはもう慣れたが、それでも病院通いはやはりめんどくさいし、しんどい。誰か代わってくれ!とは言いつつも、やっぱがんばります!!世の中にはもっと大変で苦しんでいる人たちがいるのだから!