G-HORIKAWAの想い

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京都市水道局の「予納金」廃止

2007年10月28日 | Weblog
京都市水道局に「予納金」制度があることを知ったのは、私の住んでいるマンションの管理組合の1年目の総会の直前だった。

第1期の「監事」を依頼され、総会直前に「決算です」ということで書類をもらって・・・。理事会で説明を受けたが、よくわからないことばかりでした。管理会社の担当者もちょっと頼りない感じの人ではありました。新築だからトラブルもないだろうということで・・・。

いくつくかわからないことがあったんですが、その内の一つが「水道料金」の処理でした。各部屋からの徴収額と水道局への支払額との差額がほとんどないこと。もっとあるんじゃないかというのが最初の疑問でした。

各期の徴収金と納付額をたどっていくと、初期の段階で相当な「赤字」になっていることがわかりました。入居もされていないのに、「水道栓」を先にあけちゃったんではないか?本来売主が払うべき水道代を管理組合に払わせているんじゃないか?

水道局へ「水道栓」を開けるように手続きすると、その個数分の基本料金が発生することになるようでした。当然入居がなければその分赤字になる。(手間を考えたら仕方ない部分もありますけどね)プラス従量割(使用量に比例分)の支払いとなる。

マンションなど集合住宅のほとんどは、マンションの入り口の「メーター」までが京都市の所有となり、内側は管理組合の所有となります。水道料金は、各部屋ごとに検針して「京都市基準」で料金をいただくことにしています。京都市への支払いは「大口」利用者ということで料率が下がる。このため、徴収額の方が多くなるというのが一般的なのです。

ただし、管理組合所有の部分の改修、メーターの交換は管理組合の責任ということなので、実際の負担額は、一戸建ての場合とどうなのか?

話が横にずれました。

調べてみると、水道局への「予納金」を経費処理しているため「赤字」になっていることがわかりました。結局、その部分は「預け金」として処理して総会を迎えることになりました。

「マンションを建て替えたときにいったん返却されると思います」これが、総会への説明となりました。


京都新聞電子版
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007092000057&genre=A2&area=K10

 京都市上下水道局は19日の市議会公営企業決算特別委員会で、利用者が水道を
 使い始める前に納入しなければならない「予納金」について、来年度中に廃止す
 る方針を明らかにした。未納対策として100年近く続いてきた制度だが、窓口
 での現金納付が不便との指摘が市議会で相次ぎ、廃止を決めた。


来年度中には返してくれることになるようです。

返却も「申請主義」にされるかもしれませんが、毎年決算書に載っているので忘れるということはないでしょう。約26万円、大規模修繕が近いのでちょっとは助かるだろうか?

議会の議事録を読んでいると、京都市の集合住宅の一部は、各部屋のメーターまで水道局の管理となっているようです。民間の場合は、管理組合に責任を負わせて、京都市の場合は全部水道局が責任を負う。京都市同士だから一緒ということもあるかもしれませんが、ちょっとおかしいのではないかと思いました。

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