G-HORIKAWAの想い

日々の想いを書き連ねていきます。

日本語のせりふにも字幕付きの『映画』を

2007年04月28日 | Weblog
4万人署名、配給元動かす 「バベル」日本語会話も字幕(朝日新聞) - goo ニュース

本当に大事なことですね。配給会社ギャガ・コミュニケーションズさんの決断に拍手を送りたいと思います。

当初は、全国で5スクリーン程度で「字幕付き」で公開する予定だったと言います。4万名の署名が会社の計画を変えさせた。残念なのは、「最初から・・・」と考えられない「営業」の限界。一部を「字幕付き」にしておけば「障害者にも理解がある会社」と思ってもらえると言う発想がどこかになかっただろうか?確かに、10ねんまえならそれでも「評価」されたかもしれませんが、もう少し先を見て欲しかった。

かつては、『バリアフリー』に対応していくことが求められた時代があった。それは、少数の障害者のためにハード面を改善していくことで進められた。このため、エレベーターは、許可がなければ使えない(京都駅の地下通路)とか、ホームの端に設置する(地下鉄烏丸線)等の実態があった。

そこから一歩進んで、『ユニバーサルデザイン』と言う考え方が広がってきている。ハード面だけでなくソフト面も含めて「誰もが利用できる」、特定の人のためだけにするのではなくハンデがある人もない人もともに利用しやすくなることが大切なことだと思う。

映画についても「字幕」が邪魔と考える人もいるかもしれませんが、その目的や意義を伝える努力をすることで必ず理解されると思います。映画製作・配給・上映・鑑賞者それぞれの「努力」が不足しているため、「理解されない」と勝手に思い込んでいる、それが実態ではないでしょうか?


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