幸せなことを考えよう

　たとえ話し。
　お昼にあんパンを食べようと思ってテーブルの上に置いたまま、一所懸命仕事をした。お昼過ぎになって、さあ食べようと思ったら、あんパンが半分なくなっている。どうも半分食べられてしまったようだ。
　どう感じるだろうか？
　「半分取られた！」と思うか、それとも、「半分は残ってた！」と思うだろうか。
　そんな話し。

　一昔前、「ポジティブ・シンキング」（positive thinking）というものが流行した時期があるけど…それを勧めるわけじゃなくても、楽しいことを考えるのはやっぱり楽しい。

　仕事が忙しくて、ご飯を食べる時間があと10分！　ってときに、「時間ないなぁ」ってイライラするより、「ご飯食べられて良かったなぁ」って思う方が楽しい。
　誰かが自分にグチばかり言うとき、「いっつもグチばっかり」って考えるより、「グチを言えるくらいには信頼してくれてるんだ」とか、「きっとこれでスッキリできるだろうな」とか考える方が、嬉しい。
　新しいことを始めるときだって、「うまく行かなかったらどうしよう…」って思うより、「何が待ってるか楽しみだなぁ」って思う方が、気分が良い。

　そんなちょっとしたことで、毎日が楽しくなる。
　ハッピィなことを、もっと考えてみようよ。

　でも、1つだけ注意。
　「自分はあの人よりマシだから幸せ」とか、そんなのはダメ。
　誰かの不幸を喜んだり、そういうのってつまらない。
　自分がハッピィで、みんなもハッピィ。
　それが一番。