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Meister von Grünfelder

日々の出来事を綴ります。たまにまともなことも書くかも知れません。

境界線の向こう beyond the lines

2004-01-01 03:23:00 | Poesie
 境界線を越えたら、楽になるのだろうか。  越える勇気も勢いも足りないまま、  境界線に沿って進んでいくと、  他の境界線と交わるところに辿り着いた。  この点は、どこに繋がっているのだろうか? . . . 本文を読む

コントラスト minus

2004-01-01 03:21:00 | Poesie
 外の方が中よりも明るければ、  外界の景色がはっきり視える。  内の方が明るくなれば、  自分の内面がはっきり感じられる。  外界を視ているのがボクならば、  内界を視ているのは誰だろう?  キミなのか、  それともボク自身なのか。 . . . 本文を読む

確信 ascertained

2004-01-01 03:20:00 | Poesie
 美しいものを眺めるのが大好きなボクは、  勿論美しいものに憧れ、その在り様に憧れる。  何故、美しいものに憧れるのか。  自分が美しくなることの代償ではなく、  美しいものは矢張り美しい、と、  ボクにも信じさせてくれるものがある、と、  確信する為。 . . . 本文を読む

問題は何か? nothing to left!

2004-01-01 03:19:00 | Poesie
 道が混んでいるなら、みんながいるってことだ。  だからって、それを選ぶのは変だ。  道が空いているなら、通り易いってことだ。  けど、良いところはそれだけかも知れない。  ボクか、或いはキミか。  道を決めるのは、誰か? . . . 本文を読む

無いことに気付く lost half

2004-01-01 03:18:00 | Poesie
 ある朝目覚めると、ボクは半分になっていた。  カフカも驚くくらいの突然。  そこで半分になったボクは、何処かに行ってしまった半分を探しに行くことにした。  何故、探すのかって?  理由なんて要らないさ、必要だから探すんだ。  ともかく、そんなわけで、ボクはあちこちを探し廻った。  ボクの行きそうなところを、ボクの行かなそうなところを。  長い間探しても見付からず途方に暮れたボクに皆は、新しいのを . . . 本文を読む

伸ばす grow

2004-01-01 03:17:00 | Poesie
 現実の自分が如何に低くとも、  手を伸ばすことが肝心だ。  理想の姿が遥かに高くとも、  上を見続けることが大切だ。  手を伸ばして跳躍すれば、  見上げても届かないあの空にも。  思い切り飛び上がれば、  天高く輝くあの星たちにまで。 . . . 本文を読む

勝利 winner

2004-01-01 03:16:00 | Poesie
 勝ちを宣言することの、  何と虚しいことか。  花を持たせてくれただけ、  勝ったと思い込んでいるだけ。  それで幸せが得られるなら、  それだけの存在ということ。 . . . 本文を読む

橋 bridge between us

2004-01-01 03:15:00 | Poesie
 黙々と、  唯黙々と働く姿は美しい。  人間の為すことに過ぎないそれに、  人以外の何物かの力を感じ、  ボクは唯畏敬する。  人は自然の一部であり、  自然もまた人の一部である。  自然を司ることとはつまり、  自身を司ることでもある故に、  唯ひたすらに淡々と働く、  その姿に美しさを覚える。 . . . 本文を読む

呪 flower of beauty

2004-01-01 03:14:00 | Poesie
 アナタがボクに掛けた言葉は、  深く深く、ボクの心を縛り付ける。  脆弱な心はその戒めを解くこと適わず、  心が凍り付く様を他人が眺めるかのように、  唯眺めることしかできない。  誰が溶かしてくれるのだろう?  ボクはいつ、内から溶かすのだろう?  逃れられない熱量が欲しい、  絶対的なルクスで照らし出して欲しい。  誰か、 . . . 本文を読む

理由の無い涙 without reason

2004-01-01 03:13:00 | Poesie
 訳も無く、涙が零れることがある。  何故だろうかと訝しく思い、  心の深奥まで理由を探しに行く。  何も無いように見えて心の奥には、  鋭い棘が、深く深く刺さっている。  棘は細く、表の傷は治っているから、  刺さったことも忘れているのだ。  その棘はボクを蝕み、  ゆっくり殺そうとする。  しかし目を遣ることで、  霜が陽射しを浴びるように、  棘はゆっくり、ゆっくり溶けていく。 . . . 本文を読む

ねむけ drowsiness

2004-01-01 03:12:00 | Poesie
 心地良い疲労感がボクを包み込み、  春の陽射しが彼方へと意識を誘う。  悪魔の誘惑か、天使の誘いか、  砂人がボクの目を狙ったものか。  考える暇も無く急速に、  ボクは安らかな眠りに落ちる。 . . . 本文を読む

光る影 bright shadow

2004-01-01 03:11:00 | Poesie
 窓に月が映っている、  美しく煌々と光る月が。  その輝きは美しいけれど、  幾ら追い掛けても絶対に掴めない。  まるで幻想のようだけれど、  確かにそこに存在する。  真っ直ぐ追ってはいけないものもある、  真っ直ぐ追っているだけでは。  旅人はオアシスを真っ直ぐ求めるが故、  蜃気楼に惑わされるのだから。  月に到達した人は、  やはり地球は青かった、と言った。  大地の上で幾ら渇望しても、 . . . 本文を読む

孤独な椅子 merely a chair

2004-01-01 03:10:00 | Poesie
 軽い気持ちで腰掛けるキミは、  自分の座る椅子が小さな、  小さな悲鳴を上げることを知らない。  勢いよく座り込むキミは、  質量よりもその運動量が破壊的で、  椅子が捻れ捩れることを知らない。  無自覚なその振る舞いは、  いつの日か椅子を粉々に砕き、  幽鬼の如く新たな犠牲を求め彷徨う。 . . . 本文を読む

お人形 doll

2004-01-01 03:09:00 | Poesie
 大切な人以外はどうでも良かった。  だから、何でも受け入れられた。  大切な人ができてボクは我が儘になった。  自分のことを受け入れて欲しい、  そんな思いは素敵なことだけれど、  その気持ちが強過ぎて相手を受け入れない、  ボクのそんな愚かさはあの人を窮屈にした。  今のボクなら、キミを受け入れられる。  今のボクなら、あの人を受け入れられるだろうか。 . . . 本文を読む