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small axe

たとえばこんな写真

キューブリックに魅せられた男

2023-03-24 | movie

専属ドライバーから身の回りのことも合わせ滅私奉公した男性を描いた「キューブリックに愛された男」も面白かった。
さらにそれを上回るドキュメント「キューブリックに魅せられた男」。
よりキューブリック作品に貢献した、バリーリンドン出演俳優から助手になったまさに滅私奉公の俳優レオン・ビターリにスポットを当てたドキュメンタリー。

シャイニングの双子はアーバスから来てるとは思ったけど、キューブリック発想ではなくビターリが思いついてキューブリックが取り入れたという意だった。
キューブリックはアーバスの生徒だったとかだったっけ?
キューブリック組の最重要人物ではないかと。

愛された男も魅せられた男も共に、周囲の人物を描くことから出る特異なキューブリックの人柄が読み取れて興味深い。

キューブリックがフレアは好きだと言ったが、違うカットでフレアが出たら「何故フレアが出たのに対処しなかったのか」と咎められた話は面白かった。
いいフレアと駄目なフレアがあるんだよな〜。
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都会のアリス

2023-03-08 | movie

まえから気になってたんだけど、チャックベリーの演奏シーンが裏焼きになってるようなんですけどね
なんか意味あるんかいな?
カバンはビリンガムかと思ったけど違うな
ポラだけで撮影旅行やってみたいけど無理です(絶対あーこれ違うカメラで撮りたかった~、てなるし)
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ヒノクレルコロ 230208

2023-02-08 | movie

movie:疑惑(1982)
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ヒノクレルコロ 220713

2022-07-13 | movie
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6.7.8.9.10.11.12月他の映画

2006-12-31 | movie
6.7.8.9.10.11.12月他の映画

前田2000本安打へ!コイに馳せた偉大なる夢・ピーコとノムと侍の対談を、ヒロテレでやってるのを音声で聴きながら残務処理。他県の鯉ファンからすると贅沢な番組だろう。

「ダビンチコード」
劇場で見たときは既読ながらもテンポが速いなと思ったけど、再見して細部も見えて面白かった。

「泥の河」
カニを燃やすシーンが印象的。渋く名作。

「MI-3」
がっくし。007の劣化コピーのよう。

「パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェスト」
あの世界観に馴染めば面白いかも。基本的に子供向けだな。

「ライディングジャイアンツ」
レジェンド達の歴史も。

「カーズ」
さすがピクサー。それでもニモやトイ・モンスターには及ばないか。

「彼女を見ればわかること」
オムニバス形式のドラマ。ストーリーがつながっていくところが上手い。渋い映画。

「ロングエンゲージメント」
映画館で観たときほどグッと来なかった。映像の良さが小さい画面では伝わりにくい。

「ソナチネ」
映画的な映画。

「ターミナル」
ファンタジーだ。映画館で観たときよりもまどろっこしく感じた。

「ファーゴ」
コーエン兄弟の違った一面が見られる作品。それでもほのかにファニーな味付けがある。

「アラモ」
アラモの戦いを勉強した。アメリカに本当の荒野があった時代か。

「バード」
イーストウッドのこだわり作。良かったのでサントラ購入。ただ少し長め。

「モンスター」
キツい映画ではあったけど面白くないわけではない。ダーティーホワイトなんて恐怖の格差社会ネタか。

「ミリオンダラーベイビー」
音楽が印象に残った。説明的でないイーストウッドが晩年に大化けした作品かも。

「未来惑星ザルドス」
難しい。遠回しにいうならもっとはっきりしてくれ、て感じか。

「未来警察」
昔テレビでよくやっていたという印象のB級SF。

「マンハッタン」
オープニングのシーンだけでもおなかいっぱいになりそう。でもウディアレンは合うのと合わないのがある。

「東京画」
動画と静止画の上手い組み合わせが目についた。映像のイメージを言いたいことと組み合わせる作り方は上手い。しかし渋いところを撮ってるけど、コーディネーターがいるのだろうか。無しなら凄い。

「タケシズ」
自分の作品を組み合わせたりして、映画的な映画を再構築させたような凝った映画。ゆえに娯楽度は低くなっているか。

「激突」
心理的な恐怖をすごく上手く書いてある。ヒッチコック的なのをさらに改良した感じ。

「赤線地帯」
溝口の現代物。最後の作品らしい。古い作品は台詞も聞き取りづらかったりして、勉強するにしても苦痛を感じる部分がある。日本映画が懐の深かった時代だからこんな作品も興業に出来たのかなと思った。

「キリングフィールド」
硬派な映画。ディスが役者に見えない。

「サスペクトゼロ」
上手く話にノッていければありなのかも。真面目に見るとツラい。

「ボーリングフォーコロンバイン」
大きな問題が細部にも同じような問題点をあらわすと言った感じ。例え話が現実的で、現実を書くと悪の全般的なもの見えるというか。

「ワイルドバンチ」
おっさんにはサムペキンパーの美学が美しく見えるものだ(笑)

「バットマンビギンズ」
バットマンシリーズの中では最もバットマンの世界観を表現できているかも。とはいえ必見かと言われると…。

「ブラックダリア」
期待が大きすぎた。

「WTC」
ヒューマンドラマに仕上がっていた。映画でこれをつくる意味があるのかという疑問があったが、反戦的なメッセージを伝えると言うことならありか。決して儲け主義で制作されたものではないと感じたが。

「父親達の星条旗」
さすがイーストウッド。

「硫黄島からの手紙」
微妙に感じる部分があるものの、そつなくできている。とはいえ日本向け映画で、海外ハリウッド監督による日本映画だ。

「オープンシーズン」
ガキに付き合ってみたが、今ひとつ。劇中にポップソングが入るつくりが定番化しているが、あれは良くない。

と大晦日。よいお年をお迎えください。

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「007/カジノ・ロワイヤル」天国への階段をまたひとつ…

2006-12-14 | movie
ジェームスボンドが年下になって、また一歩天国への階段を上がってしまった。秘密兵器封印の新ダブルオーはシリアス路線になっていた。気になっていたオープニングのアニメーションは、女体抜きながら満足のいく出来だった。しかし裸の銃を持つ男がパロディーに出来る「映画的」な007ファンからするとギミック兵器や、リアリティーのない大型兵器・アクの強い悪役が出ないのはちょっと寂しいものだ。でも結果としては面白い007だった。

MGMを買収で(ガオーはあった)ソニーコロンビアになって劇中にやたらソニー製品が出るのは興ざめ。ボンドがVAIOを使うってか?Macを使うのも白々しいが、VAIOは無いよね~と思ったりして。いやソニータイマーが内蔵されているので、いざというとき自動的に白い煙を吐き出して爆発するようになってるんだ!ここに秘密兵器があった(笑)なぜか映画に出てくる一眼レフカメラは、意図的にメーカーをカモフラージュしてわからなくしているような気がするけど気のせい?

ソニー製品に限らず、車や服や時計もタイアップになってるのか。ボンドにオメガのドでかいフェイスは野暮なんじゃないの?あとデジタル映写のせいかどうかは不明だけど、字幕がゴシックフォントで横書きは非常に読みづらかった。やっぱり縦書き映画字幕字じゃないと。まるで海賊……。

後半少しひっくり返し筋でもたつくところがあるけど、ボンドのキャラを密度の高い描き方が成功して、真面目な特殊諜報員活劇を観たという印象。雰囲気としてはボーンシリーズに近い。ゆえに過去作とは色が違うと。でもMは同じ役者。過去ファンを大切にしながら新世代ボンドを築いていくか。ゴルゴと同じくハイテクにも強くっていかないとね。

最後に一言「えらい老けた新人ボンドと思ったけど、年下なのね。スマンカッタ」

「007/カジノ・ロワイヤル」
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1.2.3.4.5月のその他の映画

2006-06-17 | movie
ついに梅雨のうっとうしい季節に突入。マーティー鯉は負け数を控えめにしながら若返りに成功しそう。しかし交流戦て長いね。

「ギター弾きの恋」
良かったので前から欲しかったサントラ購入。周囲とのうまくいかなさにシンパシー。


「ショーンオブザデッド」
ゾンビ・パロディも数あるゾンビリメイク作よりロメロゾンビっぽい。渋く笑えるシーン満載。

「レッド、ホワイト&ブルース」
クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ジョーンズ、ヴァン・モリソン、スティーヴ・ウィンウッド、B.B.キングなど出演。ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクトの一本。UKロックでブルースを逆輸入した的な内容。

「ソウルオブマン」
これもザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクトの一本。ブエナビスタに続くビムベンの音楽映画。スキップ・ジェイムス、J.B.ルノアー、ベック、ルー・リード、ボニー・レイット、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、ロス・ロボス等出演の渋い映画。再現映像の使い方も良く、ブルースを感じられる映像だ。

「ホネツギマン」
イーサン・コーエンが脚本を手掛けた異色の格闘コメディ。コーエン脚本で期待したけど、マニアックな面白さでツボの人はツボかも。

「エクソシスト・ビギニング」
エクソシストの前章の話。悪魔とはなんぞや的なノリでナチ・ユダヤ話も出たり、キリスト教を否定的に見る感じや、人間が一番悪なんじゃないのとか、結構ガチな映画だった。ダビンチコードよりえぐい内容だったりして。

「天国の日々」
テレンスマリックの美しい映像。風が写っている!イナゴの大群は絶望的だ。

「アビエイター」
家で観るとちょっと退屈な感じ。

「地獄の天使」
アビエイター作品。情熱は感じた。

「許されざる者」
ブルースなドラマの西部劇。日本時代劇と西部劇は、お話を展開する勝手の良さがある懐の深いジャンルだろう。

「ナルニア国物語」
原作読んで育っていないので思い入れは無し。ストーリーは本に忠実な感じで展開が鈍い。子供は喜んでみていた。

「スーパーサイズミー」
もっとバラエティー色の強い作品かと思ったが、監督はクレバーでジャーナリスティックな視線を持って作っていた。WOWOWでこの監督の30daysという番組もやったが、それも面白かった。

「ターミネーター」
ローバジェットとは思えない面白さか。あのテーマソングを作ったヤツは以降鳴かず飛ばずらしい。

「二人はくぎづけ」
結合双生児のファレリー兄弟コメディー。何度も言ってるけどファレリー作品には愛があって、毒も薬になる(笑)

「タイタニックの秘密」
タイタニックを調べるドキュメント。これはやってる人たちは面白かっただろうな。探査艇の名前がジェイクとエルウッドて(笑)

「オランダの光」
フェルメールやレンブラントのオランダの光は過去と現在何が変わったのか、等を探るドキュメント。結果などはどうでもよく、光を追求していく姿勢が面白い。映像も良かった。いろいろ考えさせられる良い内容だった。

「キッズアーオールライト」
WHOの映画。ナルホドとおもってみた。

「フランクロイドライト」
ライトの一生を追うドキュメント。変わった人だったんだなと。当時これは良くわからない人だったのだろうと。今でも難しい人かも。

「ボーンスプレマシー」
早く続編が見たい。マットデイモンのふたりはクギけとの差に笑う。

「コールドマウンテン」
レニー・ゼルウィガーがゴツ系熱演。なかなか重厚な感じで楽しめた。

「ザ・コミットメンツ」
映画を観る前にサントラを借りて聞いていた。アイルランド映画でロケの絵が効いていた。ストーリーは平坦な感じ。

「パッチギ」
賛否両論なので観る。まあ悪くない。けど賞を取るほどでもないか?沢尻エリカ・悪くないな(笑)

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「ダ・ヴィンチ・コード」オモロいじゃん!しかし読んでないと…

2006-06-09 | movie
カンヌで拍手がなかったとか、おすぎが酷評したとか?(逆に安心・笑)、今ひとつ評判の良くないダ・ヴィンチ・コードはどうなのよと劇場に。結論としては悪くない。原作を読んだときの自分内映像と重なって、ものすごいスピードで再読したような体験だった。ストーリーがわかっていても楽しめるのは、ロケ等の絵が良くできていたからだと思う。そこは職人的なロンハワードの仕事が評価されるところではないか。

監督が独自の解釈や味付けで、原作とは違うニュアンスの映画になってしまう事もあるが、今作では本を読み進んでいた時と同じ気分で進行していったのは楽しかった。本に出てくる絵や場所を巡るツアーが人気になったというが、それを仮想体験できる良さもある。

キャスティングもハマっていて問題なし(原作に思い入れが強い人にはどうかと思うが)。ウンチクを台詞で説明する割合も的確、端折る部分も適当だったと思った。ただ時間的制約もあったりして原作の面白い部分がかなりカットされているのは、映像メインの映画的制約においては致し方ないか。

原作本を読んでいなくても、映画だけ見て面白くなければ映画として失敗作だ、と何かの映画記事で読んだが、それでいうと本作品は良い映画とは言えないかもしれない。しかしテンポの良い巻き込まれたたみ掛けサスペンス映画で、読んでない人にも一応満足させる破綻のないつくりになっているし、ヒット本の映画化としては成功だろう。

最後に一言「ダビンチには、ほとんど触れんのじゃね」
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「Vフォー・ヴェンデッタ」おまえも増殖か

2006-05-20 | movie
アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドによって80年代に発表されたコミックをベースに、「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が脚本化したダークヒーロー・ポリティカル・サスペンス・アクション(笑)

ウォシャウスキー兄弟脚本・マトリックススタッフ再結成的なものが前面に出されていたが、アクションは控えめで多くの観客はガックリ来たかも知れない。独裁国家だ反ファシズムだという、普通ならモチーフにしてもぼやかして例え話のように扱うものを直接書いてあるストーリーをストレートに映画化した部分は評価できる。

ただ辛くなるので大ヒットは望めない。ゆえにウォシャウスキー兄弟自ら監督をしなかったという事だろうか。しかし内容的にはマトリックスで見られた世界観と通じる部分が多い。マトリックスではなんとなく終わった感があったが、ここでは革命が成功する(であろう)という明快なエンディングが用意されている。

屈折したダークヒーロー役で、まったく顔出し無しのエージェントスミス・もといヒューゴ・ウィーヴィングの台詞回しは舞台を想像させ、仮面も相まってオペラ座の怪人を思わせる。いたぶられ坊主頭のクイーンアミダラ・もといナタリー・ポートマンとの関係も、ファントムとクリスティーナだ。

エージェントスミすは無限増殖したが、Vもまた仮面をつけた市民で増殖する。悪も善も裏表的なシークエンスは、スミスとネオで語られたものではないか。ただ爆弾テロを肯定しかねないストーリーは一抹の不安を覚える。ただ強固なシステムを変えるには、ということなら現実感に裏打ちされた説得力を持つ。

最後に一言「濃いストーリーのコミックがあるもんだ」

Vフォー・ヴェンデッタ

Wikipediaより

冒頭のVの"Remember, remember, the 5th of November. The gunpowder treason and plot. I know of no reason why the gunpowder treason, should ever be forgot."というセリフはマザーグースの一節である。その他にも多くの言葉遊びがあり、特にウィリアム・シェイクスピアの著書からの引用が多い。(マクベス (シェイクスピア)、十二夜、ハムレット、リチャード三世など)またVはアルファベットVで始まる単語にこだわりがあるようで、好んで使う。Vとイヴィーの出会いのシーンでのVの自己紹介のセリフはほとんどの単語がVから始まっており、圧巻である。


アメリカン・コミック原作者としてのムーアは、子供向けでつまらないものとして退けられがちなこのジャンルに、成熟した文学的な感覚を持ち込んだ功績により評価されている。ムーアの実験は、文学からの影響や成人向けのテーマ、挑戦的な題材などの作品内容にとどまらず、独特な効果の採用や、文字と絵の異なる組み合わせなどの表現形式にまで及ぶ。ムーアの作品は、ウィリアム・S・バロウズ、トマス・ピンチョン、イアン・シンクレアなどの文学者や、ニューウェーブSF作家のマイケル・ムアコック、ホラー作家のクライヴ・バーカー、映像作家のニコラス・ローグなど、幅広いジャンルからの影響を受けている。コミックに成人向けのテーマを持ち込んだ先駆的作品『The Adventures of Luther Arkwright』で知られるイギリスの漫画家ブライアン・タルボットは、間違いなくムーアの作品に最も大きな影響を与えている。


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「シャークボーイ&マグマガール 3-D」飛び出るっちゃけんね

2006-03-01 | movie
赤と青のセロファン眼鏡で立体視(アナグリフ効果)で3D映像の子供向け映画。ハズシ映画を予想するも、これがナカナカ面白かった。

夢見がちな少年のグローイングアップが本筋。アナグリフ効果の映像は少年が夢見る世界として使用され、色がおかしくなる欠点を補っている。ストーリーも「意識の河」「時空の回廊」「夢の墓場」「混迷の海」「思考の列車」「お菓子の大地」「氷の城」など、ピーターパンの地図のような世界観で展開。

最初は赤青のセロファン眼鏡の映像に馴染みにくかったものの、ハマってしまえば立体映像は楽しいものだった。ただどうせ立体映像なら、ディズニーランドのマイケル映画みたいな天然色立体映像で観たい。

最後に一言「飛び出すのはオモロいけど、赤青セロファンは目が疲れるね」

「シャークボーイ&マグマガール 3-D」飛び出るっちゃけんね
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「ジャーヘッド」砂漠が燃えとらす

2006-02-14 | movie
今年初の映画館。映画原作は同名のノンフィクション本で、そのエピソードはすべて事実という湾岸戦争映画。兵士たちのいがぐり頭がお湯を入れる瓶(ジャー)に似ていることから、米海兵隊隊員を「ジャーヘッド」と呼ぶそう。「からっぽのオツム」と皮肉るためのスラングとして劇中でも使われた。

ノンフィクションが元だけに、主人公目線でその実体験エピソードをつなぐようにストーリーは進行。鬼教官・過酷な訓練・部隊での友情と対立・戦闘の恐怖など、実体験がベースであるが故のリアリティーをもったエピソードは説得力はあるが、今までの戦争映画でも出てくるようなもので目新しくはない。原作を忠実に映画化した感じが映画的に弱いといえば弱い。戦地に行く前に、地獄の黙示録ワーグナー戦闘シーンをみんなでみて「やれ~」と盛りあがる兵士のエピソードは驚いた。

戦争映画に良くあるハイテンションなノリの隊員は現実的なのか?日本の自衛隊では有り得ないと思うけど。大画面で見る砂漠のシーンは、暑さは想像するしかないものの非常に過酷な感じが伝わってきた。油田に火がつけられ燃え上がった夜のシーンは印象に残った。サルガドの写真を思い出したりして。主人公が最後まで戦闘殺人を行わず派手なドンパチも無く終戦を迎え、一番盛りあがるシーンで戦闘機による決着というオチは湾岸戦争を端的に表したものか。

最後に一言「対毒ガス用のピルの副作用に関して責任を問いません、にサインしろ!、は怖い…」
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9.10.11.12月その他の映画

2005-12-27 | movie
今年も終わりだな。しかしこんな寒い年末は覚えがない。いや寒さに弱くなったのか。でも小学校の頃の足先がもげそうな(とれそうな)寒さって肉が薄かったらからなのかも。

9.10.11.12月その他の映画

「リキッドイントゥーステップ」
続続エンドレスサマー。使用済みワックスの山はスゴイ。

「夕陽のガンマン」
これぞマカロニウエスタン。庶民系の味付けで映画の楽しさを追求している。マックイーンも若い。

「ドーンオブザデッド」
ゾンビのリメイクも、ゾンビのノリを勘違いしている。リメイクはストーリーをなぞっても駄目だという典型。

「イッツケイムフロムアウタースペース」
共産レッドパージを強く感じる例えSF。SF感は薄い。

「ボルケーノ」
溶岩は出てくるけど火山描写無し。逃げ系ではなく立ち向かい系か。TVで見るのにちょうど良いぬるさ。

「ヴァンヘルシング」
劇場以来の二度目だけど、二回見るのはツラい。とかいいつつも何となく最後まで見てしまった。

「続夕陽のガンマン」
続は初めて見た。どこでストーリーがつながっとるんかいなと小一時間見るも、まったくつながりがないということにようやく気づく。

「チャップリンの独裁者」
勉強という気持ちで見る。なぜか独裁者は見てなかった。

「マダカスカル」
子供はそこそこ喜んだけど、やはり多少大人向けの雰囲気もあり受けは今ひとつ。大人から見ても今ひとつ。ロボッツのほうがまだ出来が良い。

「コード46」
最初は良いかなと思ったけど、すぐにグダグダになってしまったハードっぽいSF。スタイル優先的なつくりは手応え無しで、習作のノリ。

「シャークテイル」
これはキツい。子供はそこそこ楽しんでいたけど。もしかして初のマイノリティーターゲットのCG作品かも。

「ゾンビ」
ロメロゾンビ。何パターン化があるようだけど、子供の頃テレビで見たのとは違っているのか違わないのか?

「未来は今」
スターティングオーバーなストーリー。セカンドチャンスというか。勇気づけられるお話でストレートに良い。コーマン兄弟。

「シービスケット」
丁寧にストーリーが書かれている。小2娘は吹き替えもあって完鑑賞。これもセカンドチャンス的な大恐慌時代の話。

「ビッグフィッシュ」
何度見ても泣ける。ティムバートンはこんなのをやれば出来る、と言うところを見せたのが強い。素晴らしいお話。

「Mrインクレディブル」
トイ・ストーリー、ニモ、モンスターズインクと比べるのは酷も、良くできている。キャラをたてるのに時間を費やしているので、テレビシリーズか続編があれば充分面白そう。

「ドッグタウン&Z-BOYS」
なるほどそんな文化があったのか。ドキュメントで現在のインタビューが興味深い。それぞれの人生か。

「ファインディング・ニモ」
やはり良くできている。ストーリー進行、場面展開、キャラ設定どれも卒がない。後で見返すとネタ詰め込みすぎてないのが正解かもと思った。

「コープスブライド」
絵的にスゴイ。人間世界は暗く、アンダーグランドのほうが華やかで楽しそうに書かれているのがバートンワールドか。子供は喜んでみたけど、深く印象に残ったようでもなかった。

「死ぬまでにしたい10の事」
もっと乗れるかと思ったけど、いまひとつノレなかった。女性視線すぎる。

「ブルースオールマイティー」
おそらくほとんどの人がヌルく感じるファンタジーヒューマンドラマ。それでもジムキャリーファンとしては許せるし、面白く見た。

「マッハ!!!!!!!!」
ムエタイ映画というジャンルがあるとすれば初めて見た。体当たりアジアン格闘映画か。

「シャレード」
サスペンスを期待するも、リメイク度高く展開が遅い。

「トロイ」
劇場で見たときは画面的な派手さに目を奪われたが、じっくり見てもそれなりにそれぞれのキャラを上手く書いていると思った。これ以降の柳の下歴史系スペクタクルを含めても、面白さでは負けてないか。ただスパルタカスのようなガチ感はなく、やはり娯楽度が高い。
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「ステルス」面白さもステルス

2005-10-26 | movie
期待してなかったけど、その低い期待度をさらに下回る映画だった。有り得ない設定はよしとしても、お話がしょぼすぎる。恋愛の絡め方も中途半端。メインのAI戦闘機が暴走というネタも、機械が故障してしまった程度。機械の人工知能が意志を持つという深いテーマはスルー。HALがみたらAE35ユニットを修理させるぞ、って怒るほど手抜き。ちょっとだけ2001年ネタを織り込んだりするのも腹が立つところ。AIがおかしくなる理由が、落雷を受けて故障というのもガクッとくる。USネイビー本物の空母を借りての撮影なので辛口になりようもないか。

タジキスタンにテログループがいて、核を搭載したスカッドミサイルを破壊するミッションがチームに与えられて(その命令を出しているヤツは強引な悪上司という設定)乗組員は攻撃中止を要請。そこには農民もいるし、隣接する同盟国パキスタンに死の灰が降るからという理由。テロ撲滅のためなら他国に飛んで攻撃もやむなしというノリはちょっと恐い。他ミッションで、シンガポール?の街中にある空きビルにテロリストが集合してるので、周囲に被害が出ないよう空きビルごとテロリストを吹っ飛ばせば100%成功だとか。そんなこんなで主人公が悪者に見えたりして(多少、戦闘について自問自答する場面も書いてあるけど)。今の時代、現代戦争アクション映画は映画のテーマとして不適格なのでは?過去の戦争にするか、こういう素材なら未来モノにしてもいいと思うけど、やはり空母を借りたから現代設定になるのか。

映像はそれなりに良く出来てはいるだろうけど、ほとんどビデオゲームの世界。有り得ないカメラワークとか好きな人には良いのだろう。トップガンがまともに見えたりして。ナイトライダーの戦闘機版としてみれば腹も立たないか。続編が作られませんように(笑)

最後に一言「この出来では面白映画レーダーには捕捉不能」
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「ファンタスティック・フォー」岩男のブルース

2005-10-18 | movie
巨悪と戦うヒーローではなく、地味な暴れ具合しかない超能力ユニット映画。それぞれの特殊能力を持ってしまったキャラのドラマがメイン。岩男・ザ・シングが自らの容姿にショックを覚え、ブルースになってしまう展開はちょっとガックリ。特殊能力を得てイケイケで大活躍して欲しかった。

笑える映画という予想は当たりも、クスッと笑う程度。ド派手なシーンは少なく、特殊能力を発揮する場面も控えめ。可もなく不可もない、なんてことないアメコミ映画だった。お約束の続編を匂わすラストも笑わすネタ?

この手のお話に巨額の金をかけて興業映画にするハリウッドは、そのうち大きな壁にぶつかってしまうのか。いやバリエーションの一つなので問題ないのか。

最後に一言「岩男を笑われキャラにするあたりがアメリカっぽい」
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「シン・シティ」気楽な気分で見に行くな

2005-10-04 | movie
エルマリアッチ・デスペラードのノリを期待していったら、タランティーノ風味でガックリ。ロバート・ロドリゲスはスパイキッズやってキルビル2て、どんな人なの?

少しは調べていくべきだった。それもこれもシンデレラマンが早くもレイトショー終了になったせいで、代役としてこれを観ることに。ショウビズカウントダウンかなんかで制作風景が紹介されスタッフが「金儲けはハリウッドにまかせればいい」とかいってたのも見に行く原動力になったけど、そんな気概は受け取れなかった。

バイオレンスシーンもキツいが、それはそれで映画の魅力といえば魅力。シン・シティー世界観に同調できないのが最も辛かった。眠くなる映画なら良いけど、これ外に出たくなる作品。趣味が合う人には面白い映画なのか。悪のはびこる”罪の街(シン・シティ)”、このノリについて行けない人にはシン・ムービー。もしくは世の中の時代の気分がこんな感じなの?

最後に一言・もうタランティーノには付き合いません
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