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small axe

たとえばこんな写真

Paulo Mendosa/11PM

2005-10-29 | music
11PMとはパウロメンドーサのイニシャルで11曲入りという意味で、決してシャバダバシャバダバ~ではない。スウェーデン国籍のアフリカ系ミュージシャン。

しかしスエーデンのCDがアジアの辺境・こんな片田舎に流通するというのも凄い時代だ。これがダウンロード販売で視聴したら絶対に買ってない。良いのか悪いのか不明で、ジャケットから何となく買うといった音楽の出会いは減っていくのだろうか。逆に入手法が手軽なので、紹介記事などで気になれば手軽に聴いてみようという拡大傾向になるのか。

肝心の中身はファンク色が強いサウンド。特にスエーデン色があるといった印象は全くなし。安心CDばかり買うのではなく、「たまには冒険もしてみようや」(高田延彦風に)。とかいって限られたお小遣いでやりくりしないといけないので、ハズしたときの落ち込みはデカイ。このCDレベルなら何とか納得出来るけど。

Paulo Mendosa/11PM

Webより
スウェーデン出身のパウロ・メンドーサは混血である。彼自身が黒人の混血であり,音楽もまた混血している。人種のミックスそのままにロック,ファンク,フュージョンとコンテンポラリー・ミュージックを混ぜ合わせ享受するミュージシャン。だからスタイルが柔軟。ラヴ・ソングに多彩な味を持っている。


I Am Sam/Soundtrack

2005-10-27 | music
ベンハーパーブームのさなか、ストロベリーフィールズをやっているということで購入。ほぼ原曲の雰囲気を壊さないようにカバー。映画にグッと来た人なら絶対当たりのアルバム。ただどの曲も聞き慣れているので、飽きやすいといえばそうかも。ちょっとやり過ぎの曲もあったりするし。

3.アクロス・ザ・ユニバースは素晴らしい出来。ベンハーパーもモダンストロベリーを好演。映画の元ネタはチャップリンのキッドか。親と子どもが引き裂かれるというのは切ないテーマだ。制作費の関係でオリジナルを使えなかったという話だが、カバーのほうがこの映画のトーンにあってると思う。

I Am Sam/Soundtrack


1.Blackbird - Sarah McLachlan
2.Two of Us - Aimee Mann and Michael Penn
3.I'm Looking Through You - The Wallflowers
4.Across the Universe - Rufus Wainwright
5.Strawberry Fields Forever - Ben Harper
6.You've Got to Hide Your Love Away - Eddie Vedder
7.Mother Nature's Son - Sheryl Crow
8.Lucy in the Sky With Diamonds - The Black Crowes
9.Golden Slumbers - Ben Folds
10.Nowhere Man - Paul Westerberg
11.Let It Be - Nick Cave
12.Don't Let Me Down - The Stereophonics
13.We Can Work It Out - Heather Nova
14.I'm Only Sleeping - The Vines
15.Help! - Howie Day
16.Revolution - Grandaddy
17.Julia - Chocolate Genius

「ステルス」面白さもステルス

2005-10-26 | movie
期待してなかったけど、その低い期待度をさらに下回る映画だった。有り得ない設定はよしとしても、お話がしょぼすぎる。恋愛の絡め方も中途半端。メインのAI戦闘機が暴走というネタも、機械が故障してしまった程度。機械の人工知能が意志を持つという深いテーマはスルー。HALがみたらAE35ユニットを修理させるぞ、って怒るほど手抜き。ちょっとだけ2001年ネタを織り込んだりするのも腹が立つところ。AIがおかしくなる理由が、落雷を受けて故障というのもガクッとくる。USネイビー本物の空母を借りての撮影なので辛口になりようもないか。

タジキスタンにテログループがいて、核を搭載したスカッドミサイルを破壊するミッションがチームに与えられて(その命令を出しているヤツは強引な悪上司という設定)乗組員は攻撃中止を要請。そこには農民もいるし、隣接する同盟国パキスタンに死の灰が降るからという理由。テロ撲滅のためなら他国に飛んで攻撃もやむなしというノリはちょっと恐い。他ミッションで、シンガポール?の街中にある空きビルにテロリストが集合してるので、周囲に被害が出ないよう空きビルごとテロリストを吹っ飛ばせば100%成功だとか。そんなこんなで主人公が悪者に見えたりして(多少、戦闘について自問自答する場面も書いてあるけど)。今の時代、現代戦争アクション映画は映画のテーマとして不適格なのでは?過去の戦争にするか、こういう素材なら未来モノにしてもいいと思うけど、やはり空母を借りたから現代設定になるのか。

映像はそれなりに良く出来てはいるだろうけど、ほとんどビデオゲームの世界。有り得ないカメラワークとか好きな人には良いのだろう。トップガンがまともに見えたりして。ナイトライダーの戦闘機版としてみれば腹も立たないか。続編が作られませんように(笑)

最後に一言「この出来では面白映画レーダーには捕捉不能」

OHTA-SAN/南国の月 moon exotica

2005-10-24 | music
プロデューサーにギターデュオのゴンチチのチチ松村を迎え、そしてサウンドプロデュースに伝説のバンド、ミュートビート、じゃがたらなどで活躍しその後も日本のクラブシーンを支え続けるエマーソン北村が参加。というハーブオオタCD。

一曲目の「サヨナラ」はアービンバーリン作曲(ホワイトクリスマス作曲らしい)の南国から日本を想いながら創られた曲、は秀逸。細野南国三部作を思わせるエキゾチック曲。ジャケット写真はアラモアナビーチ辺り?

オータCD数あれど、結局ハーブオオタを使ってどう料理するかによって、アルバムの善し悪しが決まるということか。これはリスナーがどんな音のOHTA-SANを聴きたがっているのか、という聞き手のツボをついた形の良盤。多少ムード音楽っぽい楽曲もあるけど。それをいうとライルリッツとの共作は聴いてみたい。

そういえばユニクロCMにゴンチチがukeとカバキーニョ?で出演中か。
OHTA-SAN/南国の月 moon exotica

Max De Castro/Max De Castro

2005-10-20 | music
モダンブラジル音楽に触れるべく購入。ウイルソンシモニーニャの弟か。そういえばシモニーニャのCD一枚持ってたな、あんまり聞いてないけど。音はモダンでいろんなジャンルの要素を持ち、なおかつブラジル的サウンドになっている。ブラジル的と感じる要素としてブラジル楽器もあるが、やはりサンバかボサノバかといったメロディー的なモノも大きい。セウジョルジに続きレベルの高いブラジルコンテンポラリーを聴いたという印象。しっとり聴くには良いけど仕事のBGMには不向き、というのも繊細な音作りをしてあるという事でもあるか。

Max De Castro/Max De Castro




72年にブラジルのシンガー、ウィルソン・シモナルの息子として生まれる。ブラジル新世代を代表するレーベルであるトラマから、2000年にファースト・アルバム『Samba Raro』をリリース。ブラジリアン・ソウルやファンクから強い影響を受けつつもブレイクビーツやエレクトロニクスを巧みに採り入れた音楽性で一躍新世代の旗手として注目を集める。

また、兄であり、同じく現在のブラジルのシーンを牽引するシンガーであるウィルソン・シモニーニャと共にアルチタス・ヘウニードスで活動。2001年にはTHE BOOMの宮沢和史のソロ・アルバム『MIYAZAWA』に参加する。

ブラジル音楽シーンのサラブレッドたちがズラリと顔を揃えているレーベル、トラマ。なかでも、60年代においてボサノヴァの世界を代表していた大物アーティストの二世たちが従来の音楽シーンの枠組を超えた高感度なサウンド作りを展開しているのが特徴で、マックス・ジ・カストロはその中心的な存在だ。

トラマを代表するクールな男、マックス・ジ・カストロの約3年ぶりとなる新作。フロア向けサンバ・ソウルが好評だった前作『Orchestra Klaxon』をさらに深化させた、ダビーでファンク・ロック色が濃厚なサウンドだ。全編を覆うミステリアスで幻惑的なムードのなか、パーカッションやホーンなどの生楽器の音がエレクトロニクスと複雑に戯れ、余韻を残しながら虚空に消えていく。恐ろしく甘美な毒を内包した傑作!

さまざまな音楽要素の間を自由に往来する彼のサウンドは、この『Orchestra Klaxon』で一層特徴的になってきた。一聴して今作がいかなる音楽か、一言で言いきれるリスナーはなかなかいないだろう。ブラック、エレクトロニック、ラップ、ボサノヴァ、ジャズ、ファンクと、実に多様なエッセンスが切れ目なく、澱みなく、完全に混ざり合っている。

  「でも、僕自身はブラジリアン・ポピュラー・ミュージックをやっていると思っている。ブラックだとかエレクトロニックだとか、人には呼ばれているけどね」。

 サウンドの普遍性がブラジル音楽の枠を超えて音楽ファンを直撃する一方で、彼の本質を形作るブラジル性とアーティストとしての天賦の才が、ブラジル音楽を聴き込んできたコアなファンをも唸らせる。マックス・ジ・カストロはまさにグローバル化時代をクロスオーヴァーしていく存在なのだ。

「ファンタスティック・フォー」岩男のブルース

2005-10-18 | movie
巨悪と戦うヒーローではなく、地味な暴れ具合しかない超能力ユニット映画。それぞれの特殊能力を持ってしまったキャラのドラマがメイン。岩男・ザ・シングが自らの容姿にショックを覚え、ブルースになってしまう展開はちょっとガックリ。特殊能力を得てイケイケで大活躍して欲しかった。

笑える映画という予想は当たりも、クスッと笑う程度。ド派手なシーンは少なく、特殊能力を発揮する場面も控えめ。可もなく不可もない、なんてことないアメコミ映画だった。お約束の続編を匂わすラストも笑わすネタ?

この手のお話に巨額の金をかけて興業映画にするハリウッドは、そのうち大きな壁にぶつかってしまうのか。いやバリエーションの一つなので問題ないのか。

最後に一言「岩男を笑われキャラにするあたりがアメリカっぽい」

King Tubby & Scientist /GREENWICH FARM RUB a DUB

2005-10-15 | music
キング・タビーとマッドサイエンティストの2CD。雨も降ってるし、憂鬱な気分を吹っ飛ばすラバダブスタイルを聴く。久しぶりにB&Wを鳴らした。子ども達は大喜びでバレエスタイルで踊ってたけど、ところどころロッカーズスタイルに似た動きがあるのは面白い。

4トラック・テープレコーダー時代なのに、気持ちのいい音を出す。良い音(ハイファイサウンド的に)と気持ちの良い音は必ずしも正比例しないという好例。ラジカセで聴くと音が良さそうに思える音も、B&Wで聴くとそれぞれの音だけ立っていて空間がスカスカ、なんてことも多々あるし。

本来はダンスミュージックではあるが、図太いベース音とエコーリバーヴに埋もれてボーッとするのも悪くない。これがリーペリー御大だと和みにくくはある。
King Tubby & Scientist /GREENWICH FARM RUB a DUB

Crosby Stills Nash & Young/Looking Forward

2005-10-09 | music
久しぶりにラストワルツを見てニールヤングが良かったので、以前ラジオでかかった表題曲のアルバムを買ってみた。良い曲もあるし今ひとつ受け入れにくい曲もあり。ヤング曲が好みだ。ストーンズ新アルバム(正直もう聴く気がしない、スマン)より聴く回数は多くなるだろう。ジワッと良いアルバム。

Crosby Stills Nash & Young/Looking Forward

「シン・シティ」気楽な気分で見に行くな

2005-10-04 | movie
エルマリアッチ・デスペラードのノリを期待していったら、タランティーノ風味でガックリ。ロバート・ロドリゲスはスパイキッズやってキルビル2て、どんな人なの?

少しは調べていくべきだった。それもこれもシンデレラマンが早くもレイトショー終了になったせいで、代役としてこれを観ることに。ショウビズカウントダウンかなんかで制作風景が紹介されスタッフが「金儲けはハリウッドにまかせればいい」とかいってたのも見に行く原動力になったけど、そんな気概は受け取れなかった。

バイオレンスシーンもキツいが、それはそれで映画の魅力といえば魅力。シン・シティー世界観に同調できないのが最も辛かった。眠くなる映画なら良いけど、これ外に出たくなる作品。趣味が合う人には面白い映画なのか。悪のはびこる”罪の街(シン・シティ)”、このノリについて行けない人にはシン・ムービー。もしくは世の中の時代の気分がこんな感じなの?

最後に一言・もうタランティーノには付き合いません