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明礬温泉 湯の花について

2008-01-21 15:07:49 | Weblog

別府明礬温泉は国道500号線の沿線にある。そこを行くと湯布院温泉、アフリカンサハリーにも行く。此処の温泉は泉質がよく、古くから多くの病気の人々が入湯に来ていた。そういう小生も60年前に時々来た記憶がある。友人もよく来たようであり、お互い話題にしていたことを思い出す。
「別府明礬温泉の湯の花製造技術は国重要無形民俗文化財」であり、江戸時代に行われていた明礬製造技術を応用したもので、製品である湯の花は、薬として飲用、塗布されたり、入浴剤として利用されてきた。
 別府教育委員会によると、作業は、湯の花小屋つくりと小屋の内部で湯の花を結晶化させる作業に大きく分かれる。湯の花小屋は、噴気を問う下小屋床の上に藁や茅で屋根を葺いたもので、噴気を万遍鳴く噴出させ、温湿度を一定に保ちやすい構造になっている。その小屋床に青粘土を敷き詰め、噴気の強さを調節して内部の温湿度を一定に保つことで、湯の花の結晶を作り出す。
 このように、温泉の沈殿物などを採取するのではなく、湯の花小屋という特殊な製造施設を作り、内部で噴気と青粘土を巧に利用して湯の花の結晶を作り出すという全国でも類を見ない貴重な民俗技術である。
 平成18年3月15日 指定
 


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