以前、何かの書評で、「玉岡かおる」著「お家さん」のことを読んだことがあった。明治から大正時代に架けて、世界を股に活躍した「商社」の話である。即ち、「鈴木商店」の物語である。この商社は、かって日本一の年商を挙げていて、ヨーロッパでは一番名の知れた、巨大商社であった。何を商ったのかといえば、生活に関わる全てと云われる。「主人亡き後、商社を切り盛りしたのは、女社長「およね様」ひと呼んで「お家さん」といわれる、女傑である。その一代記を知りたくて、大分県立図書館に行き、本を探して「お家さん上、下巻」を借りてきた。今、少しか読んでいないので感想はないが、素晴らしい本ではないかと、楽しみにして読んでいる。
写真は、図書館に行く途中で見た可憐な花。