「庭楽」という暮らし方

風(ふわり)が手掛ける庭造りのコンセプトは「庭楽(にわらく)」。
庭を遊び、庭を楽しむこと・・。野草と雑木の庭造り。

こおろぎの鳴く庭  千葉県A邸の庭造り

2011-07-03 18:09:44 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り












千葉県A邸の庭造り。

初めてご連絡を頂いたのが昨年の秋。

「こおろぎが鳴くお庭が理想」というリクエストでのご依頼でした。


千葉での本格的なお庭造りは初めて。

実は、以前にも何件かご依頼があり、でもなぜか打ち合わせより先に進まず・・。

「千葉は縁が無いのかな」と勝手に決め込み、最初はお断りしてしまったのです。

その後、アドバイスだけはさせて頂こうと思ったのですが、メールの不備等があり、行き違いが続き・・。

「植物を見繕って、送っていただいても結構です」と、本当に当店の庭造りを気に入って下さっているお気持ちを感じ。

打ち合わせだけでもと伺いました。

そこでお会いしたご夫妻のお人柄と、ちょっと個性的で素敵なお家を見たとたん、「良い庭になる!」と確信し、施工させて頂く事になりました。

下は施工前の画像。











まだ時期的にも野草が芽を出したばかり、まだまだボリューム感に乏しいですが、この時期に植栽をすると、梅雨を迎えた後が歴然と違います。

春の植物はもちろん、秋の七草の藤袴や薄も植わっています。

きっと秋にはご希望どうり「こおろぎの鳴く庭」が出来上がっている事でしょう!


メインツリーの「ヤマボウシ」も良い株に出会う事が出来ました。

奥様は北海道のご出身で、塀で囲う庭には違和感があるそうです。

きっと、ご近所のお子様や住む方々が気軽に訪れる庭になるに違いありません。

この度は、当店を見つけご依頼いただき、本当にありがとうございました!






その後のBefore&After 世田谷区H邸 施工後半年

2011-07-03 18:02:58 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り
施工後半年 現在の様子



施工直後





世田谷区H邸の施工は昨年の10月。

約半年を経て、様子を伺いに行って参りました。


施工自体は秋でしたので、その年は大きな変化はないのですが、冬を越し梅雨の時期に入ると、野草が一気に成長を始めます。

この「冬」と「梅雨」を迎え超える事が野草の庭造りの要で、この時期にある意味「ドラマチック」な変貌を遂げていきます。

画像を見比べていただければ歴然ですが、半年と少しで、随分と自然な趣に変わってきました。

当然、施工後にも、見た目の完成度を求めますが、このように半年、一年、数年と経年変化を念頭にプランニングするのが大事という事が判って頂けると思います。


下は南側のお庭の様子。



施工後半年 現在の様子



施工直後





奥様は茶花をされるので、庭の花を活用頂いているとのことですが、大いに切って楽しんで頂ければと思います。

実は、それが野草の庭を上手に維持する一つの秘訣で、また「庭楽という暮らし方」の大きな愉しみの一つと申せます。

そしてなにより大事な事は、庭の植物に関心を持って頂く事。

面白い事に、男性と女性では、植物に対する接し方というか見方が違っていて、女性は「感性」で楽しみ、男性はどこか「研究型」とでも言いますか、深く入り込んでいく方が多いようです。

もちろん、楽しみ方は人それぞれ。

不思議な事に、都会にあっても、野草の庭の中には「古き良き日本の風景」が隠れています。

自然、そこに住まわれる方も、地に足を付けていると言いますか、そこはかとない「モダーンさ」を纏っているような気がいたします。


ともかくも、野草の季節の変化、経年変化を存分に楽しんで頂ければと思います。

野草は日本人のDNAに潜む、奥床しい感性を呼び起こしてくれると思います。

本来の自分に立ち返り、悠久の大地の記憶に想いを馳せる事。

深い癒しの体験は、植物、野草と共にある暮らしの中にあるのかもしれません。






日蔭の通路を「野草の和の小庭」に・・    杉並区Y邸の庭造り

2011-07-03 17:23:52 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り










杉並区のY様は、以前南西側の庭造りをさせて頂いたお客様なのですが、その当時から、今回の日があまり当たらない家の裏側の通路を庭として利用したいとのご相談がありました。

と言いますのも、こちらの通路に面して和室があり、正直、そこからの眺めが味気ない。

また、隣家の玄関通路に沿う場所な為、大きくなる樹木も避けたいとのことでした。


そこで今回ご提案したのは、茶庭風の「野草の和の小庭」。

本来の茶庭は、あまり多くの種類の草花や、花物は植えないのですが、もう少し季節感のある、「野草の和の小庭」をプランニング。

ご提案からご契約、施工にと関わらせて頂きました。



Before&After、下が施工前の画像です。

どのご家庭にも存在する、なんでもない通路。







そして施工後。






限られたスペースが、情緒たっぷりの癒しのスペースに変身しました。

蹲や石材、飛び石も、天然の良いものを使用。

茶庭を得意とする当店は、小さいスペースの庭造りも妥協しません。


砂利を全面に敷き詰めなかったのはご主人様のご要望で、自然に生える雑草の管理を通して、ご自身も庭に接する事を続けたいとのことでした。

お住まいになるそれぞれにの方々に、庭に対する思いがある。

その、細やかな想いにお答えするのが「ふわりの庭造り」の根本精神です。

最後には「期待以上の出来栄えでした!」と、とっても喜んで下さり・・。


日々丁寧に暮らす、癒しと安らぎの庭。

ふわりの庭造り「庭楽 Niwaraku」

ここから、野草とお客様との幸福な関係の始まりです!


想いを形に・・ 世田谷区H邸の庭造り

2011-07-03 17:22:07 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り









世田谷区H邸の庭が完成しました。

こちらの施主様は、初めて打ち合わせに伺った際から、明確なビジョンをお持ちで、我々はそれを形にするという、とてもやり易く、また難しい作業になりました。

メインツリーは、こちらで用意することになりましたが、その他の樹木は、千葉のご実家から運ばれました。

なんでも、お父様が丹精込めて育てられたということで、実物を見るまでは不安でしたが、なるほど素晴らしい樹木ばかりでした。


また、石材は、お友達から頂くことに。

海外に移転される方なのですが、大事にされていた石材ということで、私が頂きに上がりました(この際、生まれて初のぎっくり腰を体験・・泣)。

そんな想いが形になったのが上の画像です。



下は施工前の様子。











奥様はお茶を嗜まれるということで、茶花たっぷりのお庭に。

下はイメージ画。









こちらはアプローチです。







思い入れのあるお客様との作業は大変ですがやりがいもあります。

美意識の高いお客さまであれば尚のこと。

今回は特に、他の業者さんではやらないことに多数取り組みました。

難しかったですが、自分たちも成長できたと思います。

今回も協力してくれた、「グリーンアドバンス」、「ぎんどろ舎」、ありがとうございました。

このチームでこれからも「夢の庭」を作っていきますよ~!

ご期待下さいね!


新宿区N邸 高台の野草の庭

2011-07-03 17:18:10 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り














新宿区N邸の庭造りが終了いたしました。

建築士さんのご紹介で、初めて下見をしたのが七月。

庭造りというのは、施工自体は二日程度で終わるのですが、下見から打ち合わせを重ね、プランニング、そして施工までの過程に時間がかかります。

でも、初めての下見の際に、建物やロケーション、そして何より施主様のお人柄で、結果が見える部分もあります。

今回のN邸も、施主様に初めてお会いした時から、良いものが出来る確固としたイメージがありました。

ちなみに画像は初めてお打ち合わせの際のもの。


















新宿のビル群が一望できる最高のロケーション。

天空の野草の庭の完成です。

















お子様が、土に触れる場を残すという、施主様の優しいお心遣いで、土の匂いのする豊かな空間が出来上がりました。

土が豊かなら、そこに暮らす人も生活も豊かになるという、まさに「たっち・ざ・あーす♪」な空間。

素敵な仕事に関われた事、本当に感謝しています。

施主のN様、設計士のKさん、いつも頑張ってくれるN君、T君、本当にありがとうございます♪







豊島区N邸 茶庭の出来るまで・・。

2011-07-03 17:16:04 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り










豊島区N邸 茶庭が完成しました。

今回は完成までの過程をご紹介いたします。



初めに打ち合わせに伺ったのは、建物の完成前。

まだ、こんな感じです。









和風かアジアンか、迷われていた施主様にご提案したイメージ。

T君の素敵なスケッチ。









和風に決められた後の最終のプラン。







そして、金魚を飼われるということで、蹲ではなく水連鉢に変更。
















今回もN君が大活躍。





庭造りは、様々な過程、人の力によって完成します。

その分、達成感も一塩!

施主様、建築士のS様、本当にありがとうございました!



*道路側植栽は、オリーブと入才でモダンになりました。

こちらは後日ご紹介いたします。