「庭楽」という暮らし方

風(ふわり)が手掛ける庭造りのコンセプトは「庭楽(にわらく)」。
庭を遊び、庭を楽しむこと・・。野草と雑木の庭造り。

その後のBefore&After 世田谷区H邸 施工後半年

2011-07-03 18:02:58 | 庭楽 風(ふわり)の庭造り
施工後半年 現在の様子



施工直後





世田谷区H邸の施工は昨年の10月。

約半年を経て、様子を伺いに行って参りました。


施工自体は秋でしたので、その年は大きな変化はないのですが、冬を越し梅雨の時期に入ると、野草が一気に成長を始めます。

この「冬」と「梅雨」を迎え超える事が野草の庭造りの要で、この時期にある意味「ドラマチック」な変貌を遂げていきます。

画像を見比べていただければ歴然ですが、半年と少しで、随分と自然な趣に変わってきました。

当然、施工後にも、見た目の完成度を求めますが、このように半年、一年、数年と経年変化を念頭にプランニングするのが大事という事が判って頂けると思います。


下は南側のお庭の様子。



施工後半年 現在の様子



施工直後





奥様は茶花をされるので、庭の花を活用頂いているとのことですが、大いに切って楽しんで頂ければと思います。

実は、それが野草の庭を上手に維持する一つの秘訣で、また「庭楽という暮らし方」の大きな愉しみの一つと申せます。

そしてなにより大事な事は、庭の植物に関心を持って頂く事。

面白い事に、男性と女性では、植物に対する接し方というか見方が違っていて、女性は「感性」で楽しみ、男性はどこか「研究型」とでも言いますか、深く入り込んでいく方が多いようです。

もちろん、楽しみ方は人それぞれ。

不思議な事に、都会にあっても、野草の庭の中には「古き良き日本の風景」が隠れています。

自然、そこに住まわれる方も、地に足を付けていると言いますか、そこはかとない「モダーンさ」を纏っているような気がいたします。


ともかくも、野草の季節の変化、経年変化を存分に楽しんで頂ければと思います。

野草は日本人のDNAに潜む、奥床しい感性を呼び起こしてくれると思います。

本来の自分に立ち返り、悠久の大地の記憶に想いを馳せる事。

深い癒しの体験は、植物、野草と共にある暮らしの中にあるのかもしれません。






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