おもいつくままに・・・Part7

またはじめました・・・

硫黄島からの手紙

2006-12-20 00:17:05 | Weblog
こそめが試写会に当選したので

12月の7日の公開前日の夜に行ってきた。

いちおう手荷物検査とかあったりして なんで?と思ったら

そうっかまだ公開前だものね・・・

静かに映画が始まりました。

色が抑えられていて、音楽が胸にジーンと染み渡るような

そんなオープニングだった。

海と砂浜が、色彩はモノクロに近いのに

とてもきれいだった。

栗林中将と 馬にまたがった西中佐が海辺で出会うシーンは

澄んだ空気が映し出され

戦場であることを忘れさせるような そんなカメラアングルで撮られていた。

そして はげしい戦闘シーンでは

立て続けに爆撃音が鳴り止まなかった。

一日でも生き延びろ!そして本土を守るために闘え!という栗林中将の命に背いて

海軍の上官たちは自決を促す、

そして 次々と自決してゆく兵士たち。

一種の 錯乱状態。

目の前で仲間が上官が・・・・ぐちゃぐちゃになって死んで行く。

娘はグロいといった。

けど これが戦場。

あたしもいままで悲惨な映画やテレビドラマいろいろ見てきたし

見せられてきた。

だから この映画だけが戦争の悲惨さむごたらしさを

主張しているとは思えないけど

今の若い子供達には

ある意味 ちょっとした衝撃を与えるのかもしれないなと思った。

けれど あたしは映像がきれいだなあと感じていた。

なんでだかわからないけれど・・・


栗林中将も兵士たちも ニノちゃん演じる西郷も

誰一人戦争を肯定している人はいないし

生き延びたいという 正直な気持ちが最後まで

前面に押し出されていた。

映画が終わってからの余韻が

とても長く続いた映画だったと思った。


ただ なんとなく違和感が最後まで残ったのは

アメリカ人が日本人の心情を描くのには

やっぱり限界があるのかなと・・・

いまひとつ 西郷の栗林中将の心の動きが

もの足りなかったような・・・

お涙頂戴的な感動シーンがなかったような

どこかにクールな表情が・・・

この辺が違和感として感じられたのかもしれない。


大きな衝撃も感動もなかったけれど

じーんと心の奥にしみわたるような映画だった。

娘も同じような感想を言っていた。

友達には勧められないなと・・・

なぜ?

だって グロイところあったから・・・

けど これが戦争だよ。

うん。

戦争が遠のいているなと思った・・・



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2 コメント

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以下同感。。 (まり)
2006-12-21 22:21:54
父親たちの星条旗のほうで涙しました。
やはり 他国人の想像で描かれた心情には力がもひとつ足りないってことでしょうか。

硫黄島からの手紙のほうは モノクロでは?と思えるほど色を抑えていましたね。
どちらにも写されていた艦隊の映像を見て、私が最近写した佐世保海上自衛隊の写真と重なってゾッとしました。
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まりさんも・・・ (someko)
2006-12-21 23:24:00
同じように感じたんですね^^

父親たちの星条旗は 見てないんですよ
ほとんど映画なんてのは 見に行かないから
DVDにでもなったら ゆっくり見てみようかな。

そうそう 会戦記念日にまりさん佐世保の写真アップしてありましたね 映画を見た直後だったので
あたしも すごくリアルに感じました~

けど 映画ってやっぱいいな~と
ここのところ 娯楽映画ばっかだったので
これから たまには 大人の映画も見たいな~なんてね^^
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