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12月26日(火)

祖母はそのまま変わらず。

ラチが開かないので、
千秋楽の歌舞伎を幕見で見に行く。
「こもち山姥」「将門」「矢口渡」

中でも「矢口渡」が良かった。
菊ちゃんはこういうおぼこ娘が本当に良く似合う。
素敵。なんとなく富十郎さんが元気がないように見えたけれど大丈夫だろうか。

ああして廻り舞台を生かしたダイナミックな感じも良いなあ。

将門もダイナミックなんだけれど、
どうにもなんとも・・。
また見たい。

高峰秀子「にんげん住所録」読了。
出て来る人物が凄すぎる。流石はデコちゃん。天晴レ。


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12月25日(月)

今日も自宅待機。
本当は、友達と会う約束をしていたのに
キャンセルになってしまった。
みんなごめんちゃい。

家で仕事。

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12月24日(日)

祖母はあいかわらず良くない。

昨日の夜に兄が帰って来て、
今日は母と父と兄の三人が、祖母の入院する病院へ向かった。

私は終わらせておかねばならない仕事があったので、
今のうちにと、家で一日机に向かっていた。

電話が鳴る度にドキドキする。
なんとノミの心臓であることよ。とほほ

祖母は、お迎えが来たら万歳三唱をして送り出してくれと言っていた。
103才になるまで、自分で食べ、自分でトイレに行き、
洒落の効いた会話をしていた。

足は悪いし、耳は遠いし、それなりにそこここ、ちょくちょく
悪くなったけれど、こんな幸せなことはないと思う。

それは解っていて、大往生で、めでたいことだとわかっているのに、
気が晴れない。

文字どおり、ぼんやりしてしまって、
気を許すとなんだか暗い絵ばかり描いてしまって困った。









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12月23日(土)

朝、起きて103才になる祖母に挨拶。
103才とはいうものの、
人のセーターを見るなり、「良い柄だねえ」と言ったかと思うと
「(着ている)みちこより、その柄の方が素敵だ」
などと、頓知の効いた相変わらずの毒舌ぶりで、笑わせてくれた。

母の兄弟が集まってきて
皆、祖母に挨拶をする。

私はそれを背中越しに聞きながら、
居間でようやく年賀状描きに着手していた。

祖母は後ろから大きな声で
「今日はどこ行くんだ?まだか?」と聞いてくるので
私は振り返りもせず、素っ気なく「まだだよ」などと答えていた。
「ほうか」と答えたのが最後だったように思う。

祖母はその後、自力で階段を昇り切って、その先で急にウンウンうなり出してしまった。

私はそんなこととはつゆ知らず、年賀状をせっせと描く。
母の姉、私の伯母が「おばあちゃん、気持ちが悪そうだね」と
二階から降りて来て言ったので、
駆け付けたら、祖母を取り囲んで、
父や叔父や伯母が祖母をさすったり、呼んだりしている。

救急車を呼ぶことになった。

祖母は、急に意識がなくなって、
顔に赤みが消えてしまった。
皆、必死で「おばあちゃん」と呼ぶ。
呼びかけが良いとかで、
私なんて「おばあちゃんおばあちゃんおばあちゃんおばあちゃん」と
まるでサイレンのように句読点も付けずにおばあちゃんを呼び、
手が折れるくらい握っていたら、

すっと赤みが戻り、祖母が半眼を開き、
手や足を動かしだした。

そして救急隊がやってきた。

そのまま病院に搬送。
いとこの車で病院に直行。

なんと祖母はクモ膜下出血になっていた。
103才とのことで、手術はなし。
意識不明の重体。

あまりにもあっけなかった。
背中越しのおばあちゃんの声が最期だったとは。

とりあえず、入院して容態が安定したので、
我々一家は家に帰った。






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12月22日(金)

昼、事務所に届け物をして、そそっくさと帰り、
夕方、家族全員で母の実家へ。

ほぼ一年ぶりだろうか。

母の実家は、神社であるので、
毎年正月には帰って手伝いをするのだが、
今回はそれより一週間早く、年末の大払いということで
お参りにやってきた。

この頃ルービックキューブにはまっている。
アホだ。
一面は絶対に揃えられるようになったものの、
六面は絶対に無理。

冬の夜長にカチャカチャとする。
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12月21日(木)

山口瞳「旦那の意見」読了。

山口瞳の著書は
ずーーと昔に読んだ、「江分利満氏の優雅な生活」が面白かったという記憶だけあったものの
それ以外は読んだことがなかった。
たまたま古本屋の100円コーナーで見かけて買ってしまった。

最初は、典型的なおやじの愚痴からはじまり、
とほほな感じなのだけれど、

江分利満氏に通じる、一個人の、普通の、凡人から
繰り出されている言葉であるというのが、徹底していてとても面白かった。

特に「流行作家は流行作家でなくなると、作家でもなくなってしまう」という名言が
あまりに痛烈で的をえていて、ちょっと震撼。

才能がないというのを自覚しているのも才能だ。

だいたい、男性の著者の随筆はどことなく自慢が入っていて微笑ましいのだけれど、
やっぱり山口瞳もそこかしこに、
なんとなく自慢が入っていて面白い。

これが、女性になると、なぜか、歯に衣着せぬスットコドッコイぶりを
披露する随筆が多いように思う。
でもかなりの私は偏読なので、そうでない人もいるだろうけれど。
高峰秀子とか向田邦子だとか幸田文とかは、だいたい自分をへりくだす文章のような。

それにしても、どうしてこうも、
ちょいと古い作家が好きなんだろか。
なんとなく、忘れ物を探しているような気がして
これらの人々の作品を通読しないと新刊本に進めない。とほほ。 





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12月20日(水)

レディースデイということもあり、
「犬神家の一族」を見に行く。

前作の封切は、私の生まれる前だったので
内容などの記憶は、かなりおぼろげ。

尾上菊之助贔屓としては、公開を心待ちにしていた。

そしてやっぱり、菊ちゃんは歌舞伎の方が数倍良い。ほほほ。
歌舞伎では、「あんた淡白過ぎやでー」という感じの菊ちゃんも
映像になると「あんたやり過ぎやでー」と、全く正反対の感想になる。

それでも、やっぱり母、富司純子は素敵だった!
「日本映画女優」という貫禄たっぷりで、綺麗。

犬神家の「斧・琴・菊」は、
そのまま、尾上菊五郎家、音羽屋の大名詞。
それを絡めてのキャスティングだったんだろうなあ。

演じている本人は「斧・琴・菊」が呪われたものとして扱われるのをどう思ったのかしらん。
菊人形も「鬼一法眼三略巻」
歌舞伎好きなら誰でも知っている演目だ。

実は、昭和くらいまでの小説や随筆には、
歌舞伎の知識を知らないとわからない洒落やいわれが沢山出てくる。
それだけ誰でも知ってるポピュラーな知識だったんだろうなあ。


夜はシネマアートンの皆さま+寒天三人で
楽しい忘年会。
いつも皆さんと会うと、心がなんとなく弛み、和み、
美味しいお酒となって、飲み過ぎてしまう。

いつもへべれけですんません。



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12月19日(火)

ようやく、大竹伸朗の「全景」を見に行く。

初め、膨大な量のスクラップブックに始まり、
小・中・高・大学生時代の作品が並べられる。
この頃から確かに凄いけれど、
だいたい、各学校に一人くらい変わった天才少年というのは居るもので、
大竹伸朗の他にも沢山こういった少年たちが埋もれているんだと思う。
だけど、ちょっとした大学休学時代の青春の鬱のようなものを経て、
その後が凄まじい。ぎょえーだ。

こういった制作意欲が衰えることなく、加速度的に
小学生からそのまま創作活動に突き進んで行っているのが本当に凄かった。

自分の好きなこと、興味のあること、興味のある技法を、
自分を自由に、どんどん掘り下げて、まったくやめない。

途中、なんだか泣けてくるくらい凄かった。

自分を一つにまとめようとしないし、
スクラップ、コラージュ、線画、立体、具象、
やりたいことを全部全部やりきりながら進み、
また原点に立ち戻り、また全然新たな手法を見つけたり。

ダブ平とセッションしている姿に、怖さとともにまた感動。

コラージュのようなもの、とか現代美術のようなもの、というのが横行する中で、
自分と毎回、やりあって「おし、こう行くか」という表現の果てに
作品があるので、ホンモノとはこういうことかと思った。

内田百間はバカだ。という評論を読んだばかりだったので、
大竹伸朗も偉大なるバカだ。という気がする。
ピカソもバカだし、いっぱしの一流の人は皆バカなんだけれど。
そういうバカさ加減を見るのが大好きだ。

帰りに歌舞伎座に寄って、紅葉狩を幕見。
成田屋の若だんなも、感動的に歌舞伎バカで、
更科姫の引っ込みなんて、おもわず吹き出してしまった。
歌舞伎座に行くとそれだけで落ち着く。やっぱり大好きだ。

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12月18日(月)

本多劇場にお芝居を見に行く。
竹中直人はテレビのまんま竹中直人だった。
まさに「匙加減」といった感じ。

知っている人が出て居たのだけれど、
この人がとてもよかった。
なんだか「演技のようなもの」をやっていない感じがした。
誰かがやってたお芝居の真似をしてない。

シネマアートンに寄って、
ご飯を食べて帰った。
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12月17日(日)

友人の自主映画の完成披露(?)会を見に神保町へ。
出ている人が全員知り合いなので、まったく客観的に見られなかった。

その足で、友達と電話しながら、
なんと神保町から新宿まで一時間半、歩いてしまった。
びっくり。

でも、良い運動になって良かった。
やっぱり一時間半はかかるんだなあ。

関容子「花の脇役」読了。
オハズカシながら関さんの書籍を初めて読んだ。
歌舞伎へのなんともいえない愛情があふれていてあとがきを読む頃には鼻の奥がジワワワとなる。
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12月16日(土)

年末恒例の家中の窓ふきをしてから、
マッチの展示に向けての資料探しに古本屋へ行き、資料を買い込む。
うまくいくかしらん。

夜は「純情きらり」の総集編を見る。
凄い!!まったく別物になってる!!

はっと気が付いたら、齋藤先生が出てなくて、
ということは、河原さんと結婚していた杏ねえちゃんもなく、
というか、笛ねえちゃんと冬吾さんが結婚して居たくだりもなく、
鈴村さんの説明もなかった。

でも、これはこれで、一本筋が通っていて、
この方がなんというか二時間ドラマに最適な仕上がりな感じ。

「芋たこなんきん」はもの凄くなんともいえないリアリティーと日常感があって
ほのぼの見ていられるので好きだ。

「純情きらり」は日常じゃなくて、絵に描いたような物語なんだけど、
こう二時間にされるとまるで少女マンガみたい。でもやっぱりさくらちゃんが可愛い。

なんだかこうではなかったと録画してあった、前のきらりを引っぱり出してみたら、
前半はもっともっとコメディタッチでくだらなくて面白かった。
次の日につづく際に、わりと主人公が危機的状況に陥っていることが多くて
それがまた明日も見たいと思わせてたんだなあと実感。

朝ドラでこんなに熱く語ってしまった。おほほ。
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12月15日(金)

1月に参加するマッチ箱の展示用マッチを買いにオーパギャラリーへ。
初対面の私に大変よくして頂く。ありがたや。
どうにもこうにも、まだどうしたらよいのかいまいち飲み込めていない所があるものの、
面白くできたらいいなあ。

その足で、荒井浩之さんのオープニングパーティーへ
ぺ-ターズギャラリーに赴く。

楽しかった。荒井さんの人柄(?)のおかげか、暖かいほんわかした会で
そのまま二次会にまで行ってしまった。

去年の6月にぺ-ターズギャラリーで展示をした際に、
色々な方と知り合えて、それが今にも楽しく続いていて本当に嬉しい。

二次会で行った先でも皆で拍手をしたら、関係のないテーブルからも拍手が湧いて、
店中が拍手の渦になって楽しかった。
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12月14日(木)

やっぱりどうも体調がイマイチ。
家に居てごろごろする日となってしまう。
しかし、連日出突っ張りだと疲れてしまうという
ヨワヨワなので、こういう日があると大変ありがたい。

昨日教授宅より借りて来た、吾妻ひでお「失踪日記」読了。マンガです。
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12月13日(水)

なんと、文化人枠というなんだかタイソウなお題目で、
callaという事務所に入れて頂いていて、
今日はそこでなんと顔写真の撮影。
。。とほほ。そんな人様にお見せするような顔ではないのでありますが。。
こちらでは、値段の交渉や、宣伝活動などもして頂いていて、
とてもありがたい。
それに見合うだけの仕事をまだしていないので、
ガンバリマスであります。

夜はテル大教授宅で、ああでもないこうでもないと相談。
大変為になり、そしておもろい。
自分にもあてはまることが多々あって、
そうかそうか、となんだか色々思い当たっていい感じ。

今は、個展も終わって、連載を一つだけ抱えているゆったりした状態なので、
まあ、こういう自分を見つめ直すのもいいのかもしれないです。
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12月12日(火)

いとこが、マクロビオティックなる食事のランチ会を開いているとのことで、
母と二人、ご相伴に預かりにでかける。

マクロビオティックは、ここ数年で少しずつ知られるようになってきた
玄米菜食の食事法のこと。
私も大腸を壊して入院した後の1年間、9割方マクロの食事を取っていたものの
今はぐずぐずに崩れて、怠惰な食事となってしまった。

確かにこれ、経験者は語るで、この食事をすると、体質がかなり変わる。
玄米が基本で、
まず肉を一切取らない。
卵も砂糖もダメ。

野菜はなるべく無農薬のものを皮ごと食べる。
なので、小麦粉も全粒粉を使用。
塩はナトリウムではなく、自然塩を使う。

などなど、本気でやろうとすると
日常生活ではかなり大変なことになる。

でももし、泌尿器系が弱いならお砂糖だけでも控えるとか、
婦人科の生理が重いなどの症状には卵を控えるとか、
部分的にやるだけで、体質が実は劇的に変わるので、
もし、本気でお困りの際にはオススメです。

そして、いとこのマクロ食はそんな厳格さがない、
なんだか素敵なお料理満載でありました。
旨かった!興味のある方はこちら
ちょっと早いクリスマス会でありました。
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