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NYAMA's BLOG

ダルメシアンのCARAと、ぬくぬく3匹暮らし☆

イタリア魂20 ~『PISA その4 カンポサント(納骨堂)』~

2005年11月02日 | <イタリア魂> H17.9
前回、ここはツアーに入ってなかったので、初めて入場したのですが、なかなか印象に残る場所でした。
主に7~15世紀の、ピサの貴族が埋葬されている墓地です。
と言っても、最近、2000年過ぎだったかな?に埋葬されているのもあって、驚きました。
今でも、本当に“墓地”なのでしょうか。


中庭を囲む細長い敷地。                向こうに、ドゥオモのキューポラが見えます。

大理石の、美術品のような棺が壁づたいに並んでいます。壁にはフレスコ画が。
何と言ってもすごいのは、その回廊の床自体が全て、墓であること。
つまり、びっしり区画分けされた、埋め込み式の棺の上を歩くことになるのです。
・・貴族サン達の顔、踏みつけながら歩いてるようなもん。

美術館のように美しい彫刻たち。

壁画の一部は、別の小部屋に移され、展示されています。
最後の審判や、地獄絵など。とーっても怖い絵なのですが、思わず見入ってしまう芸術です。

『死の勝利』は凄すぎ!

踏んづけるのがためらわれるような芸術的な碑も。

これらの埋め込み式棺の区画は「分譲式」のようで。
既に埋まっているのもあれば、まだ買い手がいないのか?何も入っていない、書かれていない場所もアリ。
これから、購入されるのでしょうか。
ずーっと歩いていると、たまに、踏んだ棺が「ゴトン」と音を立ててずれたりします。
たぶん、“中身”を入れて、最後に、金属の取っ手のついた小さい四角の“フタ”をするのでしょう。それが、ちょっとしたタイミングでずれるのね。
ぜーったい、ここで夜、肝だめしはできない!昼間でさえ、ビビる!
・・と話していたら、母( 自称・敬虔なるクリスチャン)はニッコリしながら、「霊は怖くないのよ」と。
んなこと言って、おかーさん、床からムクムク出てきたら、腰ぬかすよ!日本語通じないし。って。
でもたぶん、そんなことになったとしても、うちの母は幽霊と気づかず、「もしもし?ギブミーウォーター?」くらい言いそ。

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