ふにゃ~ら風放浪記

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ごらんあれ!!

羽島のNGOから釜石東中へ龍の絵(中日新聞)

2012-03-10 23:51:41 | インポート
 東日本大震災の被災地支援を続ける羽島市の非政府組織(NGO)「アジア太平洋子ども救済センターこの指とまれ」が、水の守り神と信じられている竜の絵を岩手県釜石市の釜石東中学校に贈った。絵は、大和絵師「吉泉(きっせん)」さん(50)=京都市=に製作を依頼し、立派な竜が完成。同団体の後藤明代表(57)は「自分の子どものような生徒を含め、地域の人たちをずっと守ってほしい」と願っている。
 同団体は、震災直後から1月末まで計65回にわたり、食料品や衣類などの支援物資を被災地に送ってきた。校舎全体が津波にのまれたが、校内にいた生徒全員は避難して無事だった釜石東中学校には昨年6月、生徒の保護者の要望でバスケット部と野球部のユニホーム約60着を寄付した。
 生徒たちからは後日、「震災から日が浅く、試合をしたらいけないと思っていた。ユニホームを着て試合をすることで、地元の人たちを励ますことができることを知った」と感謝の手紙が届いた。その後も支援を通じて交流は続き、後藤代表は「生徒はみんな自分の子どもだと思っている」と話す。
 竜の絵は、被災地の住民が水をつかさどる「龍神信仰」に親しんでいることを現地で活動したスタッフが知り、15日の卒業式を前にプレゼントすることにした。
 吉泉さんと親交があるスタッフが製作を依頼。吉泉さんは「子どもたちが元気になってもらえるなら」と快諾。縦約50センチ、横約70センチの木板に墨で竜を描き、最後は僧侶が読経する中で、目を入れて完成させた。
 竜の絵について後藤代表は「力強さの中にもやさしい表情が垣間見えて魂がこもっている」と話し、「子どもたちもこの竜のように力強く成長してほしい」と願いを込めた。
 (川田篤志)Pk2012030602100055_size0





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